第2話 四天王の四天王

ラスフレイを倒した僕は、いよいよ城の中へ入った。

これまでとは比べ物にならない程の魔物の数だったが、ラスフレイを倒した僕には

敵では無かった。

しかし、こうも敵が多いと流石に疲れてくる。

そこで、とりあえず敵を懺滅した後、少し休憩することにした。


~一方その頃~


エンダラグ「ラスフレイが倒されたか・・・。しかし、奴は貴様の四天王の中でも

最弱・・・だろう?」

???「ええ、まあそうですがね。ラスフレイを倒すと言う事は

只の人間ではないと言うことですね、はい。

いくら最弱と言っても四天王の1人ですからね、はい。」

エンダラグ「うむ・・・しかし流石に今の段階で貴様の四天王を

これ以上送り出すのは気が進まんだろう。」

???「まあ、そうですね、はい。しかし、エンダラグ様のご命令とあらば

次のカードを使いますがね、はい。」

エンダラグ「いや、いい。他の四天王の四天王から1人送り込む。

氷鬼、いけるか?」

氷鬼「ああ、じゃあ俺の四天王から刺客として送り込むぜ。

それでいいな?」

エンダラグ「うむ、くれぐれもここまで奴を来させないようにするのだ。」


さて、そろそろいいかな。

体力も回復したし、先に進むか。

進んでいくと、そこにはとてつもなく大きい扉があった。

「これ、どうやってあけるんだ?」

その時、勝手に扉が開いた。

あ、なんだ、自動ドアか。


ドアの中は大広間みたいな部屋だった。

するとその時、目の前に矢が2本通り過ぎた。

慌てて周囲を見渡すと、そこには2人の人間がいた。

「我、氷鬼様の四天王の1人、白蓮なり!」

「我、同じく、黒焔なり!」

「我らは氷鬼様の最強の盾、陰陽双璧なり!!」


「いやちょっと待て、お前ら今氷鬼様の四天王って言ったよな?

エンダラグの四天王じゃないのか?」


白蓮「最も。我らは氷鬼様の四天王である。」

黒焔「我らが氷鬼様はエンダラグ様の四天王の1人なのである。」


なんか話がこんがらがってきたぞ・・・?

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勇者は1人もいらないっ! @smalltitan

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