洗練された会話にキラリと潜む恋の予感。メロンソーダの爽やかさとバニラクリームの甘さをまとった、クリームソーダのような二人の出会い。一字一句無駄のない完璧な構成にただただ唸る。オチも納得の完成度です。短編ってこうやって書くんだな~、というお手本のような作品。
最初から、なぜか違和感を感じていて、ずっとなんだろうと考えながら読み進めていました。最後まで読んで納得!とても楽しい短編でした!
公園で繰り広げられる素敵なボーイ・ミーツ・ガール。なんだかスタイリッシュな会話をするなぁと思っていると……。この男の子と女の子は、出会うべくして出合ったのです。そう、読者の私たちを楽しませるために。はい、完敗です。短編はこうでなくてはいけませんね。
本当に上手い、と思いました。