トンビ

登山中に仲間が足を滑らせた。とっさに襟首を掴んだが重くて引き上げられない。幸い私には動物と話せる超能力がある。「そこのトンビ君。引き上げるのを手伝ってくれ。」「私の力では無理ですね。」「じゃあ仕方ない。私の手をつついてくれ。」「やれやれ汚れ役か。人間てのは汚いもんだ。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

140字小説【慣性】他9編 壺義春 @gyoda

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ