107 傷は水門、あるいは運河

 ハルイスカに護送されたエルヴィネは領主の慈悲を裏切り、脱走を企てた。彼女はアシュタヤを人質に取ったが抵抗虚しく即座に取り押さえられ、レカルタ近郊にある収容施設へと移送される運びとなった。


 それが僕たちがエルヴィネを王都へと連れ出す筋書きである。もちろん、そんな狼藉が起きるわけもなく、平穏な一夜が過ぎていった。

 翌朝、僕たちはラニア夫妻に別れを告げ、ハルイスカを出発した。運河沿いの街へ到着すると船に乗り換え、川の流れに揺られながら一路レカルタを目指す。

 川を進む船は小さかったものの休憩室めいた部屋が内部に備え付けられていて、なかなかに居心地がいい。他人の視線がないこともあって、僕は大きく胸を撫で下ろした。休憩室の中には僕とアシュタヤ、フェン、そしてエルヴィネがいる。マーロゥとヨムギは船の操作を、ベルメイアはその手伝いを志願して甲板へと出ていた。


「ねえ」木の椅子に座ったエルヴィネが縄で縛られた両腕を掲げる。「約束通り、これ、外してくれるんでしょ」

「ああ」答えたのはフェンだ。「すまないな」

「……別にいいわよ」


 エルヴィネはフェンの褐色肌をまじまじと見つめてから顔を逸らす。縄が解かれると、その自由さを誇張するように腕を広げて大きく伸びをした。


「ああ、肩凝った」

「エルヴィネさん」アシュタヤは立ったまま、深く頭を下げる。「申し訳ありません。こちらにも事情がありまして心からお詫びします」

「へ」とエルヴィネは眉を顰める。「お嬢さん、性格変わってない?」

「外には目がありましたので」アシュタヤは小首を傾げて微笑む。「私も肩が凝ってしまいました」


 ボーカンチ解放軍はあくまで敵であり、そこに属していた人間とそばにいるなど虫酸が走る。アシュタヤはこの一日、そういった貴族的差別主義者を演じていた。それだけに彼女の豹変に面食らったのだろう、エルヴィネは乾いた笑いを漏らした。


「……屋敷の中でいきなり悲鳴を上げたから頭のおかしい女なのかも、とか思ってた」

「それくらいしておいた方がいいと思いまして。……そもそも、ラニア家も大元を辿ればラ・ウォルホルの血筋です。ボーカンチのあなたも、ですよね」

「……異文化を受け入れる、ねえ」感心か、呆れか、エルヴィネは溜息を漏らす。

「では、遅くなりましたが、自己紹介と参りましょう。私はラニア家長女、アシュタヤと申します。以後よろしくお願いします」

「エルヴィネ、エルヴィネ・クラオクラリよ」

「ニールのことはご存じですよね。では……」

「いや」


 エルヴィネはアシュタヤの言葉をきっぱりと否定する。そのせいで視線が僕に集まったが、いちばん驚いたのは他ならぬ僕だ。

 昨日、あなたを夜通し監視していたのは誰でしたっけ?

 そう詰ろうとしたとき、彼女は思いきり顔を歪めて言い放った。


「こいつ、名前も教えてくれないし。傭兵っていうことと『レプリカ』って呼ばれてるのはラ・ウォルホルの連中から聞いたけど」

「あれ、教えてなかったですか?」

「言ってないわよ」

「……ニール・オブライエンです」


「はい、よろしくー」とエルヴィネはおざなりに返事をする。あまりに雑な扱いに、僕は糾弾するべく口を開きかけたが、躊躇いがそれを留めた。

 彼女は真剣な眼差しでじっとフェンを凝視している。


「オブライエンにも貴族のお嬢様にも興味があるけど、それよりも私が興味があるのはあんた。……あんた、エニツィアの人間じゃないでしょう」

「ああ」とフェンは首肯する。「よく分かったな」

「ドズクアの人間には会ったことがあるからね。その肌の色で南方訛りがあるのはドズクアの人間しかいないわ」

「訛ってる?」僕はアシュタヤに訊ねる。「違いが分からない」

「私も全然」

「詠唱よ……昨日、私に真偽判別かけたじゃない? そのときに気付いた。普段の言葉には全然出てないけどね」

「……なるほど」


 フェンは嬉しそうに喉を揺らして笑う。郷愁を感じさせる笑い方だった。


「で、私がオブライエンから聞いたのはエニツィアが阻害魔法の使い手を探してるってことくらい。ほとんど概略しか聞いてないわ。詳しい説明と――」


 そこでエルヴィネは言葉を句切り、フェンに対して言葉を投げかけた。


「ドズクアの人間が、どうしてエニツィアの貴族の下で働いているのか、聞かせてちょうだい。それに納得できたら私にも理由ができる気がするから」


     〇


 アシュタヤの説明が終わると、エルヴィネは「ここにもあの男が、ね」と呟いた。夏、僕が伝えた推測が繋がったのだろう、こちらを一瞥する冷たい視線は、僕というより、ここにはいないギルデンスを睨めつけているようにも思えた。


「協力していただけますか?」アシュタヤはエルヴィネの手を握る。「戦いが起きたとき、優秀な阻害魔法術士がいるといないとではまるで違うのです」

「評価されてるのには感謝しとくわ。で、どうするの?」

「……何がです?」

「何がって……ちょっと待った、オブライエン、あんた、伝えてないの?」

「伝えるまでもないかな、と思いまして」

「はあ? あんた、頭おかしいんじゃないの?」


 不機嫌そうなエルヴィネの手を握ったまま、アシュタヤが僕へと視線を移す。


「何の話?」

「……彼女の背中には魔法陣が刻まれているんだ。一つは阻害魔法の魔法陣、もう一つが、ええと、説明が難しい……」

「連鎖式」エルヴィネはアシュタヤの手を解き、背もたれに体重を預ける。「親子式、って呼ぶのもいるけど……エニツィアの人間じゃ分からないでしょ?」

「……説明していただけますか」

「親魔法陣の挙動に反応して起動する魔法陣よ。私の場合は阻害魔法陣に込められた魔力が消失すると同時に、火の魔法が発動するようになってんの。だから、定期的に魔力を込め直さなきゃ身体から火が出るわ。……それをこいつは、伝えるまでもないって、馬鹿じゃないの」


 ボーカンチの魔法技術とその研究はエニツィアのものより優れている。特に近年はその成長が著しく、いくつか新しい魔法陣が生まれているらしい。その一つが連鎖式魔法陣だった。

 連鎖式魔法陣は夏に起こったラ・ウォルホルの戦いでも用いられている。「太陽」が放たれる直前、土の隔壁を生み出したあの魔法だ。

 昨夜聞いたところによるとエニツィアにその技術を伝えたのは彼女自身だという。エルヴィネは「とんだ皮肉よね」と自嘲的に笑っていた。


「何か解決方法があるかと思ってこっちはついてきたのにさ……まあ、いざとなれば短剣で思いっきり傷つければいい話だけど、正直いやなのよね。痛いし、そうなると魔法の精度に影響出るし」

「……すみません、エルヴィネさん、見せていただけますか」

「別にいいけど……そもそもあんたたちさ、私を匿ってること、知られちゃいけないんでしょ? 信頼の置ける治癒術士を囲ってるなら話は別だけど」


 言いながら立ち上がり、エルヴィネは服を脱いでいく。フェンが顔を逸らしたのを見て、僕も慌てて背中を向けた。


「自然に治るまで二週間って言われたわ……子魔法陣の方が深く傷つけられてるみたい。だから、放っておいても発動するのよね。えげつない使い方を考えるものだわ」

「なるほど……ニール」

「うん」


 僕はエルヴィネの方へと向き直る。露わになった彼女の白い肌には傷が走っている。黒く凝固した血液がこびりついた傷痕は生々しく、直視するだけで痛みが伝わってくるような気がした。

 一度咳払いをし、訊ねる。


「下の大きいやつから治せばいいんですよね」

「治す? 冗談言わないでよ、あんた魔力ないじゃない」

「動かないでください、乱れますから」


 僕は彼女の抗議を無視し、長手袋を外して〈腕〉の魔法陣にエネルギーを送り込んだ。指先に収束した光をそっとエルヴィネの傷痕に触れさせると、じり、と蒸発音にも似た燻りが落ちる。徐々に傷痕が埋まっていき、その感触がむず痒かったのだろうか、エルヴィネは小さく身を捩った。


「ちょっと……嘘でしょ? 信じられない……」

「……僕もです」


 ――アシュタヤたちと再会するまで、僕は他人の傷を治癒することなどできなかった。試したことはある。だが、そのたびに、鉄塊のような重苦しい無力感を味わい、いつしか試すこともやめてしまった。

 再び、他人の治癒を試みたのはマーロゥたちにせがまれたのが発端だ。日々訓練に勤しむ彼らにはいつでも生傷が絶えない。いつしか「治せ」の大合唱が始まり、レクシナが「やってみなきゃ分からないじゃん」と促してきたため、なし崩し的に僕の鍛錬が始まってしまったのである。


 訓練の素材は尽きることがなく、そのせいで、というべきか、そのおかげで、というべきか、僕の治癒魔法は以前よりずっと上達していた。

 肝要なのは対象となる人間に同調することだ。自分自身の力だけではなく、相手の力も引き出すイメージをすること。〈腕〉を行使した似非魔法であるためか、そのイメージはすんなりと僕の中に根付いてくれた。

 十分以上の時間をかけて、ようやくエルヴィネの背中に刻みつけられた子魔法陣が消え去った。彼女は表情を和らげ、その後、考えるのを諦めたかのように盛大な溜息を吐いた。副作用が生じているのか、頭を重そうに押さえている。


「……まあ、感謝はしとくわ……ありがとう」

「憎きエニツィアのために協力してくれるなら、それでお願いします」

「もう今さらだし、それはやるわよ。……でも、何より私が欲しいのは理由」


 はだけた服を整えたエルヴィネはフェンへと目を向ける。


「あんたがエニツィアに――全然関係のない国に協力してる理由、教えてくれる? もし、その理由に私にも通じるものがあるなら……悩みは薄らぐと思うの」


 振り返ったフェンは直立したまま、視線をエルヴィネへと送った。心の深いところを探るような瞳で、彼はしばらくエルヴィネを見つめたのち、そこに何を感じ取ったのか、おもむろに語り始める。


「まずは名前を伝えておこうか。……俺の名前はフェニケルス・ロダ・ニダ・ドズクア」

「……え」エルヴィネが目を瞠る。「それって、まさか」

「ああ、継承順位は低かったが、俺は王族の一人だった」

「……なら、余計気になるわね」


 フェンは自身の歴史を反芻するような、長い間を取った。誰も急かす者はいない。水の流れに揺れるヨットの中に静謐が流れ込んでくる。その中に彼の声が、低く、響いた。


「俺は……戦火に焼かれる国から逃げた。戦う力があったにも関わらず、だ。……今でもあの光景は夢に見る。多くの臣下が臆病者の俺を逃がすために身体を張ってくれた」

「フェンさん、臆病だなんて」

「アシュタヤさま、これは純然たる事実なのです」フェンは悲しそうに目を伏せ、赤い宝石がはまった首飾りに手を当てる。「俺はずっと誇りを取り戻したいと思っていたんだ。誰かのために……多くの人のためにこの身を捧げればきっと誇りを取り戻せる。守るべき人を守る、その土の民の誇りを、だ。だから俺はここにいる」


 エルヴィネは「ふうん」と唸り、顔を俯けた。

 彼女はフェンの言葉にどのような感情を抱いたのだろうか。淡々とした声だけでは分からず、また、表情も隠されている。

 沈黙が覆った室内にはマーロゥたちのはしゃぎ声が落ちてきている。

 僕たちはいちようにエルヴィネを見つめ、彼女の言葉を待った。魔法石の灯りが漂う中、静かにエルヴィネは顔を上げる。

 その目にはかすかに涙が滲んでいた。


「……私にも誇りは取り戻せると思う? 私がエニツィアに機密を漏らしたことで命を救えた仲間もいるけど、憤慨のうちに命を奪われた仲間もいるわ。あんたよりずっとひどい裏切り者なの、私」


 エルヴィネの声色は懺悔するかのような、悲痛なものだった。答えの出ない懊悩に彼女は左腕の袖口を強く握りしめる。


「それでも、誇りを取り戻せる日は来ると思う?」


 フェンは沈んだ口調で訊ねた彼女へと静かに歩み寄り、肩に手を置いた。何も言わず、彼は微笑む。肯定しかないその表情に、エルヴィネの目の端から涙がこぼれた。


「いいや、聞かなくても伝わったから。……ありがとう、フェニケルスさん」

「……フェンでいい。これからしばらくの間、俺たちは仲間になるんだ。堅苦しいのはなしにしよう」


     〇


「さて、ニール……話しておくべきこととはなんだ?」


 レカルタへの入都方法などを確認した後で、ようやく、と言うべきか、フェンは僕にそう訊ねた。船の操作に義務感が出現し始めたのか、マーロゥたちの声は聞こえない。流れに揺れて軋む扉の音だけがある。


「うん、『太陽』のこと。……昨日、エルヴィネさんから聞いたんだ」

「ラ・ウォルホルの大規模魔法ね」アシュタヤは八年前の記憶を思い出したのか、苦い顔をしている。「それがどうしたの?」

「もしかしたら、結構、まずいかもしれないんだ」


 僕はエルヴィネに目を向ける。彼女は再度同じ説明を求められたことに面倒さを臭わせたが、不承不承といった感じに口を開いた。


「これ、たぶん喋ったらまずいんだけどね……最近ではボーカンチ最大の発明、って言われてるし」彼女はそう前置きして、短く結論を告げる。「夏の戦いのとき、ラ・ウォルホルの『太陽』なんて使われてないのよ」

「……どういうことだ?」

「正確に言えば、『太陽』の魔法陣は使われてない、ってことね。あのとき、ボーカンチ解放軍の皆は詠唱で再現しただけで」

「ちょっと待ってください!」


 アシュタヤは激しい狼狽を露わにした。一人の軍人として、彼女はエルヴィネの言葉を否定する。


「あり得ません! 大規模立体魔法陣を詠唱で再現するにはどれだけの人と魔力がいるか!」

「還元式」


 エルヴィネの小さな声にフェンとアシュタヤの顔が曇る。きっと昨夜、僕も同じ表情をしていたはずだ。夏から今まで、僕も人並みに魔法に関する知識を身につけている。その常識の中ではあり得ないことだった。


「いわば、魔力の貯蔵よ。百人を千人に変える『魔法』」


 魔力とは生命の内側から発せられるエネルギーである。それゆえに、一度外に出したものは自然回復でしか戻らない。体力と同じだ。回復を促すことはできても直接的な補給など今までは不可能だった。

 しかし、ボーカンチの学者はそれを可能にした。


「詳しい理論は私も理解できないけどね……それを使えば失った魔力を回復させることができるの。まあ、魔法陣だから事前に自分が作ってなきゃだめだし、回復するのも込めた魔力の一割にも満たないから実際に運用するには数を用意しなきゃいけないんだけど。後で陣を見せるわ」

「……しかし、ラ・ウォルホルで使われたのは実際の『太陽』とほぼ同じだという報告も聞きました。いくら研究の進んでいるボーカンチといえども魔法を見ただけで完璧に再現できるわけがありません」

「お嬢様、落ち着いてよ」エルヴィネは足を組んで苦笑を浮かべる。「あれだけの複雑な魔法を見ただけで再現するのは不可能、それは認めるわ」

「なら!」

「でも、魔法陣から詠唱に変換するのは時間をかければ簡単でしょ?」

「……それこそあり得ません。ラ・ウォルホルを奪われてから『太陽』を使われるまでそう時間はありませんでした。事前に情報が漏れていたとしても大規模魔法陣の術式開示は国王の許可と公爵以上の人間の同伴、本人もかなり高い地位でないと――」


 そこまで言ったところで、アシュタヤの顔面が蒼白になった。彼女は小さく「まさか」と呟く。


「ギルデンスだ」僕は絞り出すように彼女の言葉を継いだ。「あいつは特別な地位にいるし、後ろ盾にいるのはオルウェダ家、その筆頭であるエゼル・オルウェダは侯爵だ」


 状況証拠はそれだけに留まらない。

 まず一つ、国王が大規模魔法陣の術式開示を許可した理由。それは「化け物」、つまり、僕が遠因となっている。被害に遭ったのは侯爵、エゼル・オルウェダと昵懇の関係にあった貴族だった。山狩りするほどその脅威を危ぶんでいた彼は己の領地の中、獣が潜みやすい場所を除去する計画を立てていた。

 獣が潜みやすい場所――山や森、つまり、オルウェダ領に存在する「公認盗賊の森」である。元々公認盗賊の森を通る街道はその危険性から移動を求められていた。ましてや、三年前、傭兵の中で恐れられていたフーラァタなど、多くの人間が死ぬ事件が起きている。自然を崇拝するこの国ではかなりの禁忌に属する選択肢ではあったが、焼き払う決断をしてもおかしくはない状況にあった。


 許可さえあれば、もうほとんど問題は消え去る。

 オルウェダ領とラ・ウォルホルは国の反対側に位置していて、長期間領地を離れると重税で苦しめられている市民たちが蜂起する可能性もあったが、ギルデンスとディータがいれば恐れる理由などない。護衛としてギルデンスをそばに置き、ディータにより空間転移で移動すれば二日、あるいはその日のうちに帰ってこられるだろう。そして、空間転移施設を使用する規則は有名無実化している。


 僕は一息にそれらの説明をした。「状況から導き出した憶測だから間違ってるかもしれないけど、的外れってことはないと思う。夏までは貴族主義者がこの地方の方面総監だったから融通は利くだろうし」

「結論ありきだな」フェンは渋面で辛辣な意見を述べたが、「しかし」と頷く。「しかし、筋は通っている。……それが正しいとしたら、エルヴィネさん」

「さんはいらないって。……まあ、それ以降はたぶん予想通りなんじゃない?」

「つまり――」


 アシュタヤは震える声でその「予想」を口にした。


「『太陽』の術式もろともギルデンスは還元式を手に入れた、ということですか」

「正解」

「それが今年の初めだったとしても……」


 還元式を量産する時間は十分に取れている。

 エニツィアに反乱を起こそうとしているオルウェダ家、そしてギルデンスは数的不利を覆す「奇跡」を手に入れているということになるのだ。

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