100 間に合った彼ら

 手紙が届いた。

 出発地点はハルイスカ――転移魔法ではなく、遠路はるばる郵便馬車で送られてきた手紙はアシュタヤの両親からのものである。手紙を包む懸紙にはラニア家の家紋が捺されていた。


 アシュタヤの部屋、僕たちは隣り合わせにソファに腰を下ろしている。彼女が矯めつ眇めつ眺めている手紙を横から覗くと、領主らしい整った字が見えた。ハルイスカやラ・ウォルホルの近況――補修事業は一段落したと書かれている――、王都での生活への応援、そして、僕に宛てたと思われる文言が記されていた。

 僕の視線に気付いたのか、彼女は身体を寄せてくる。差し出された手紙の一辺を摘まむと必然的に彼女との距離が近くなった。


「ね、ニール、ここ」彼女は手紙の中ほどにある文を指し示す。「ニールと会えたことを伝えたんだけど……ほら、今度、『遊びに来たら』だって」

「今度か……いつになるかな」


 とは言ったものの、機会は作れるかもしれない、とも思う。

 僕たちがバンザッタを出発するまで、もう十日を切っていた。

 手紙を届ける郵便馬車には遅れがあるけれど、時間を届ける郵便馬車はいつだって優秀だ。遅れも配送の間違いもない。その正確さに辟易とすることもあるけれど、受け取りの拒否を許すほど融通が利かないのもまた事実だった。


「なんか……あっという間だったなあ」僕は手紙を机の上に置き、ゆっくりと息を吐く。「レカルタに到着するまで七日だっけ?」

「この時期の天候は決まって穏やかだし、寄り道しなければ、そうね」

「レカルタに辿りついたら――」


 そう言うとアシュタヤはくすりと笑った。意地の悪い笑みだった。

 彼女はいつの間にかやめていたはずの作業を再開している。膝の上に置いてある布に針を通すその動きはとても滑らかで感心するほどだった。随分前に趣味として手芸を始めたそうで、慣れた手つきで針を動かして布と布の端を正確に糸で留めていく。


「――怒られると思うわ。カンパルツォさまにもウェンビアノさんにも、もちろんフェンさんにも」

「やっぱり?」

「特にフェンさんは。でも、いいじゃない。たまには怒られるのも」

「怒られるのが自分じゃないからそんなことが言えるんだよ……こっちは気が滅入る」

「自分のことみたいには思ってるつもりだけど」

「じゃあ、代わりに怒られてくれない?」

「カンパルツォさまたちにとって私とニールは別でしょ?」

「……きみはたまにすごい意地悪だ」

「からかいたくもなるの。私、ニールよりお姉さんだもの」

「ちょっと待ってくれ」


 聞き捨てならなかった。僕は咳払いし、反論する。


「その話は引き分けで決着したはずだ」


 三年近く前、バンザッタで過ごしていた頃、僕とアシュタヤはそのことで論争を交わしていた。きっかけは些細なものだ。誕生日はいつか、という話からどちらが早く生まれたのか、という争いに――争いとまではいかないが、とにかく端から見たらじゃれあいのような舌戦へと発展した。


 原因は暦の違いにある。エニツィアの一月一日は春、春分の日付近に位置している。一方、グレゴリオ暦における年始は冬だ。そのせいで僕とアシュタヤの日付感覚にずれが生じてしまっていたのだ。始末の悪いことに僕も彼女も春生まれでどちらが早く生まれたのか、明確な決着をつけることはできなかった。

 アシュタヤはそのときと同じように、「でも」と歌うように言った。「でも、やっぱり私は一月生まれで、ニールは四月生まれなんだから」


「だからさ、数字じゃなくて本質を見ようよ」

「『エニツィアではエニツィアの人間のように振る舞え』」彼女は手元に集中しながら僕が教えた諺をすらすらと改変する。「暦には従わなきゃ」


 反論することは容易かったが、気が進まない。結局僕の口から出てきたのは、負けを認めるような発言だった。


「……きみはやっぱり意地が悪い」

「そうよ? 私はニールが考えているよりずっと卑怯だし、ずっと汚いの」

「そういえば」僕はラニアが伝えてきた言葉を思い出す。「きみはレカルタで待つって言っておきながらバンザッタに来てた」

「だってレカルタにいるって言ったらニールは絶対レカルタに来ないもの」


 平然と言い放つアシュタヤに僕は天を仰ぐ。勝てる気がせず、両手を挙げて降参の意を示した。


「参ったな、見透かされてる。その通りだよ」

「私はあなたのことなら大体分かる」

「それはすごい」

 彼女は顔を上げ、誇るかのように言い放つ。「未来のことも、全部、大体」

「全部なのか、大体なのか」


 僕は決意を悟られないよう、苦笑する振りをして、顔を俯ける。だが、アシュタヤが続けた一言に僕の心は大きく揺れた。


「このままではニールはヤクバさんとの待ち合わせに遅れて叱られるでしょう」

「え」


 占い師のような口調で放たれた言葉に思わず立ち上がる。窓から見える日時計は十二時を示す辺りに影が伸びていて、その認識と同時に午砲が鳴り響いた。午砲が待ち合わせの合図だったか、出発の合図だったか、記憶が曖昧だ。

 僕は勢いよく窓から離れ、扉へと向かう。


「それじゃ、行ってくるよ」

「うん、行ってらっしゃい」


 その言葉の柔らかさに僕は思わず振り返った。南に面した窓からは光が差し込んできていて、その光に照らされたアシュタヤはちょっとびっくりするほどに綺麗で見とれそうになってしまった。


「どうしたの?」

「え、ああ」不器用なごまかし方しか思い浮かばない。「なに作ってるのかな、って」

「人形よ」

「……それは随分と大作だ」


 彼女の膝の上で折りたたまれた布は、広げると僕の背丈以上にあったはずだ。僕は裁縫にはとんと縁がないため完成形の大きさは予想できないが、それでもかなり大きなものには変わりない。

 ずいぶん根気強い趣味を持ったものだ、と考えているとアシュタヤは意味ありげに微笑んだ。


「できあがったらニールにあげる」

「抱きしめて寝ろって言うの? 似合わないよ」

「遠慮しないで。きっと安らぐわ」


 アシュタヤの顔つきは冗談を言っているようにも、本気で提案しているようにも見え、判断に困り、僕は苦笑を返した。綿を詰めて抱き枕代わりにでもすればいいのだろうか、その光景を想像するとあまり格好のつくものではなかったし、バンザッタにいる間に使ってしまうともれなくマーロゥとヨムギに馬鹿にされるに違いない。

 僕は逃げるようにアシュタヤの部屋を後にする。


     〇


 アシュタヤの占いは半分当たって、半分はずれた。

 待ち合わせ場所の城門には既にヤクバの姿があり、彼は僕を目にするとのんびりとした動きで手を挙げた。


「ごめん、遅れた」

「ん?」と彼は首を捻る。「午砲を合図に待ち合わせ、だろ?」

「やっぱりそっちか……あれ、なら、なんでヤクバがいるの?」

「おい、俺が時間通りに来るのがそんなに変か?」

「ヤクバが時間通りに来たことってあったっけ?」


 ヤクバは少し考え、僕の問いには答えずに頭を掻いて歩き始めた。これ以上問い詰めると羽交い締めにされるような気がして追及はしないでおいた。

 僕たちが向かっているのは商業地区にある安宿だった。そこには今朝ラ・ウォルホルから到着したばかりの傭兵団の面々がいるそうだ。

 手紙と同じ速度で彼らがバンザッタへと到着した理由は実に簡単だ。

 郵便馬車に乗っていたからである。


 一般的な手段に限って言えば郵便馬車は最速の移動手段だ。速度を求めたことで快適さが犠牲となり、乗り心地はお世辞に良いとは言えないが、それでも人気は高く、その分、乗車料金も相応の値段となっている。ラニア家から出してもらったその代金は僕とヨムギで半分ずつ請け負うことに決まっていた。

 ヨムギには頭領たちが来ていることを伝えていなかった。他意がない、といえば嘘になる。彼女は朝から厩舎で働いてはいたが、それは教えなかった理由には不十分だ。


 秘密にした理由のほぼすべては「驚かせてやろう」という僕の悪戯心でしかなかった。

 ヤクバが一緒なのはヨムギがどんな人物から魔法を習っているか、頭領に紹介するためだ。彼女がアシュタヤの護衛となったことも含めて、この一月で築いた関係性を実感してもらったほうが頭領も安心するだろう。百聞は一見にしかず、である。

 セイクやレクシナではなく、ヤクバを選んだのは三人の中で彼の顔つきがいちばん理知的に見えるから――などと蔑むつもりはない。ただ、単純に「魔法教室」は彼が主体となって行われているからだ。レクシナもところどころ口を出していたが、理解されたりされなかったり、という具合だった。


 それに――いちばん年齢の高い彼はときに信じられないほど大人になる。僕よりも十も年上だから当然といえば当然だけど、彼は僕では到底持ち得ない配慮を持っていて、師匠として紹介するのには相応しかった。


「ねえ、ヤクバ」道中で僕は彼に訊ねる。「ヨムギのこと、どう思う?」

「なんだ、藪から棒に」

「これから会うのは彼女の家族だよ? 改めて感想くらい聞くって」

「そうだな」ヤクバは即答した。「馬鹿だ」

「まあ、それは、うん、知ってる」

「言葉遣いもなっちゃいないし、学もないし、とんでもない馬鹿だ」


 まさか傭兵団の頭領に対して同じ言葉を吐き出すとは思えなかったが、あまりの言い様で不安になる。僕が聞きたいのはそういうことじゃなくて、と路線を修正しようとすると、ヤクバは「だが」と続けた。


「だが、俺の嫌いな馬鹿じゃない」

「……まあ、ぎりぎり褒め言葉だね」

「お前が訊いてるのは魔法の才能だろう? 心配するな、それに関しては俺が自信を持って保障してやる。他人の倍どころじゃないぞ」

「へえ」と僕は感嘆の相槌を打った。「そんなに?」

「あいつの言った春までは半年以上あるが、このまま行けば戦場に送り出せるくらいにはなるかもしれんな。……育ってきた環境がいいんだろう」

「環境って関係あるんだ?」

「どこまで行けるかは才能、どれだけ早いかは環境、だ」


 ヤクバの口調は何かの格言を諳んじるような雰囲気があった。魔法を教える者にとっては有名な言葉なのかもしれない。


「環境ってのは教える人間とかのことも含まれるがな……育ってきた環境もでかいんだ。自然の息づかいを肌で感じられたりだとか、あと独学の生半可な知識があると色々面倒になる。その点、あいつの常識のなさは助かる」


 超能力における認識に近いものだろうか。超能力養成課程では超能力という現象が当たり前であると刷り込まれるように様々なプログラムが組まれている。多くの学校が全寮制を取り入れているのもそれが理由だった。

 ディータが言ったように魔法に意志が反映されるのなら納得はできる。人が引き起こすすべての現象には意志があって然るべきだ。そして、常識は本来滑らかな意志に傷をつける。


「あとは壁にぶつかったとき、放り投げないか、だな。心配はしてないが」

「そうだね。ヨムギがどんな魔法を使うか、楽しみだよ」

「そればかりは本人がどうしたいか、だからな」ヤクバの口調は彼女の今後をいち早く堪能するようでもある。「……そういえば、お前も魔法を使えるんだったか」

「ああ、まともじゃないけどね」

「小指の爪くらいの火を出したってセイクは言ってたぞ」

「小指の爪くらいは言い過ぎだよ。親指の爪くらいはあった」

「しかし、どうして火なんだ? 似合わないぞ」

「魔法で性格を診断しないでよ。それに、僕が望んで覚えたものじゃない」


 なぜ、他人の刻んだ魔法陣が使えるか、僕にもまだ確信はないから詳細は言わない。同じ遺伝子の持ち主であるジオールが刻んだからかもしれないし、あるいは〈腕〉という流動するエネルギー体が僕の意志によって固定されていることも原因としてはあり得る。一度消した〈腕〉を出す際、新たに魔法陣が作成されていることになっているのだ、というのがいちばんもっともとした説明に思えた。


「ヤクバは? どうして水なの?」

「『水は真実を映し出す』」

「え?」

「ガキのときの記憶だから曖昧だがな、俺の国は――ああ、俺はこの国の出身じゃないんだ」

「ああ、うん、セイクから聞いた」応えてからはっとする。「これ、セイクから聞いたって言っちゃだめな話だったんだ。嘘嘘、セイクから聞いてないよ」

「別に隠してる訳じゃない」


 ヤクバの目の奥に微かな懐郷の念が映り込む。セイクから教えてもらったヤクバの過去、そして彼自身の語り口は、僕の意識を海の向こうにあるという宗教国家へと飛ばした。

 厳かな神殿と白い衣装に身を包んだ人々――「俺の国では水は神と通じる扉と信じられていてな」――祭壇には水が張られた銀の盥があり、神官らしき男がその中を覗き込んでいる。男とヤクバの声が重なる――「水は真実を映し出す」――その言葉は神への畏怖が多分に含まれていたような気がした。


「まあ、ガキもガキだったから別に今でもその宗教を信じているわけじゃないが……それでも耳には残っているんだ」


 僕の意識が現在へと戻る。僕もまだ一神教の信者だ。幼い頃から当たり前の感覚で教義に触れてきたため、根底にはその考えが根付いている。


「ヤクバは密航してきたんだっけ」

「違う」と彼は不満そうに否定した。「逃がされたのが船だっただけだ。密航っていうのは語弊がある」

「それでも良く船旅ができたね。ヤクバの国からエニツィアまでかなり遠いんでしょ?」

「みたいだな。まあ、貿易船だったからいろんな場所に停泊してな……一度海水をたらふく飲んで死にかけたことがある。お前も船旅をするときには気をつけろよ、海水は飲むな」

「常識だと思うけど……あ、そうか、だからか」

「どうした?」

「ヤクバの作る水が塩辛いのってそれが理由でしょ」


 僕の真っ赤な嘘にヤクバが眉を顰めた。詠唱が始まり、小さな水の球が生み出される。彼はその水に恐る恐る口を近づけ、小さく啜った。その瞬間、表情から温度が消える。騙されたと気付いた彼は水球を大きくし、僕の頭の上で破裂させた。

 これから人に会うというのに濡れ鼠となったが、批難するのもままならない。


     〇


 部屋の外でヤクバに待機してもらい、僕はヨムギより一足先に傭兵団との再会を果たした。

 宿屋で休んでいた彼らは皆等しく、疲労困憊といった表情をしていた。当然だ、郵便馬車は彼らの都合に構わず走り続ける。座っているだけとはいえ、体力の消耗は激しかったはずだ。その中で頭領だけが顔を輝かせていた。


「レプリカ、久しぶりだな。……随分と顔がすっきりしてるじゃないか。というか、どうして濡れてるんだ?」

「色々あって……あと、今は本名を名乗ってるんですよ」これは伝えておかなければいけない事柄だ。「ニール=レプリカ・オブライエンって言うんです」

「ふむ……。今さら変えるのは面倒だな。俺はともかく、他の奴らは無理かもしれん」

「どっちでも大丈夫ですよ」

「ヨムギは変えただろう?」

「すごい、分かるんですか」

「あいつはそういうやつだ」


 頭領はにかりと歯を見せる。血が繋がっていないとはいえ、そこには親らしき理解の深さがあり、尊敬を覚えた。


「それはそうと」と話の舵を切り、僕は傭兵団の顔ぶれを眺める。部屋に集まっている傭兵たち頭領を含め五人だけで、補佐役の男などの姿はなかった。「他のみんなは?」

「ああ、まだラ・ウォルホルに残ってるんだ」

「え」

「補修作業は目途がついたが、増強の方はまだ終わってなくてな。バンザッタで会おうと言った手前、約束は果たしておこうと思って何人か連れて来た」

「……急がせちゃいましたかね」


 僕の謝罪に寝転がったままの傭兵たちが明るい声を上げる。


「いいってことよ!」「もうあそこで働きたくねえんだ!」


 開放感に溢れた笑顔だ。喜んだものか、皮肉ったものか、悩ましい。ラ・ウォルホルを離れたときの頭領の言葉を考慮するとかすかな不安を覚えそうにもなる。


「しかし、驚いたぞ。まさかラニア家が旅費を負担するとは……手紙も読んだが、色々ついて行けん」

「詳しくはヨムギと会ったときに話しますよ」

「おお、で、ヨムギはどこだ?」

「厩舎で働いてます」その事実に彼らはぽかんと口を開けたが、構わず続ける。「驚かせようと思ってまだ伝えてません」

「それは……なかなか良いことを考える」


 頭領は髭を撫で、悪戯を企む少年を思わせる目つきになった。いつの時代もいつの世界も親しい人を驚かせる試みはエンターテインメントとなるようだ。彼は良くやった、と僕の肩をばしばしと叩いて賞賛した。

 傭兵団の面々もそれに合わせて笑う。わずかではあるが、彼らの表情から疲労が取り除かれているようにも感じた。


「代わりに、といってはなんですが、彼女に魔法を教えている人に来てもらいました」

「おお、もう見つかったのか」

「ヤクバ!」


 静かに扉が開かれる。彼はその巨体のせいで少し狭そうに敷居をまたいだ。


「どうも」

「おいおい、ヤクバって」傭兵団の一人がベッドから跳ね起きる。「嘘だろ」

「……驚いたな」と頭領も笑みを引き攣らせていた。

「知ってるんですか?」

 僕の問いに答えたのはヤクバ本人だ。「短い期間とは言え軍にいたからな。それに、俺だぞ?」


 自信満々な笑みに僕は閉口したが、頭領は違ったようだ。彼は前に一歩進み出て、自身の名を告げた。ヤクバもそれに返し、二人は固い握手を交わす。


「ヤクバさん、きみなら心配もいらなそうだな……その口ぶりではまだ三人一緒にいるんだろう? なら剣も習う機会があるだろうし、レクシナ女史からも学べるものがあるはずだ」

「レクシナ?」と今度は別の傭兵が声を上げた。「レプリカの人脈はどうなってるんだ?」

「知ってるんですか?」

 その質問にもヤクバが答える。「短い期間とは言え踊り子をやっていたからな」

「あ、そう」

「彼女が素晴らしい魔法の使い手だと言うことは知っているよ」微笑んだ頭領は、ヤクバへと向き直り、深々と頭を下げた。「出来の悪い娘だが、よろしく頼む」

「ああ、任せてくれ」

「じゃあ、疲れてるところ申し訳ないんですが、早速ヨムギに会いに行きますか。もう午後だし、そろそろ仕事も終わっているでしょう」


 僕の呼びかけに、傭兵団の面々は不承不承を演じながらも立ち上がった。ラ・ウォルホルとここにいる全員がヨムギの家族だ。疲労を理由に億劫だと拒否する者は誰もいなかった。

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