さまざまな愛のかたちと青年の成長

『ほんとの春を探してみたら』の続編を遅ればせながら読ませて頂きました。
人の愛のかたちはさまざま。決して画一的ではありません。
その一例としてこの作品は示してくれているとともに、取っ付きにくさをなくした爽やかな筆致はお見事です。

前作とは違い恋敵、しかも力づくで手に入れようとする強者が登場します。
そして登場人物の成長が描かれ、前作より逞しくなったように感じられます。
またセクシャルマイノリティーゆえの悩みや葛藤も盛り込まれています。

さらに続編があるとのことで、いずれ拝読する予定です。

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