ガナフライ・ミー? ACT:2


EPISODE 038 「ガナフライ・ミー? ACT:2」




「それじゃ、早速演習と行きましょうか」

「は、はい」

 学校指定の地味な緑ジャージで立つ涼子、そして彼女の前に腕組みし立つキャットスーツの女性、コードネームはブラックキャット。彼女やファイアストームらによる涼子へのレッスンが始まった。



「ではまず初めに……。この間も言ったけど、茨城さん、貴女はもう狙われてるわ。敵の正体はそこの坂本さん……ファイアストームが今も調べてるけど、十中八九あなたの友達に危害を加えた連中の仲間と見て間違いないわ。

 もちろんファイアストームも私も貴女を守ります。ですが貴女自身にもサイキックの素質がある以上、今後の為に身の守り方を覚えるべきです。わかる?」

「はい、わかります」

 涼子は頷く。



 元はレイとソフィアが話し合ってのアイデアではあるが、敵は未だ正体不明ながらレイや涼子に危害を加えようと狙っている事は先の襲撃から既に明白。そこで兼ねてから睨んでいた涼子のサイキックの素質が開花した事で、今後同様の事が起こらぬよう、彼女にも自衛能力を持たせようという話の運びとなった。



 あの出来事の直後で涼子にも最初は困惑と抵抗も少しあったが、同時に自分の中にある未知の物の正体が一体何なのかを知りたくもあったし、何か新しい事にチャレンジしていれば、この気持ちも少しは和らぐのではないかという期待もあった。それに、ソフィアはとても友好的かつ自身の立場に親身な存在で、そんな彼女からの誘いや提案は悪いものにも思えなかった。



「よろしい。ファイアストーム、この子って超越者オーバーマンなの?」

「先生、私ちがいまーす!」

「あんたには聞いてないわ、この引きこもり」

 ソフィアが挙手して口を挟むが、ブラックキャットは冷たい目で彼女を見てはあしらった。

「うう……」

「まだ見てないが、この子の能力だったらフィジカルの方もあるはずだ」



 ファイアストームは答える。そうね、とブラックキャットは小さく頷く。



「じゃあ試してみましょう。茨城さん、さっきのビデオの内容の復習するわよ。サイキッカーと一口に言うのは簡単だけど、この世界には実際の所三つの力がある。一つは超能力、テレパシーとかキネシスとか、手から炎出したりするやつね。例えばそこの女は部分的にテレパシーが使える」

「はい」


 話をするブラックキャットの後ろに、ぬらりとファイアストームが忍び寄る。その左手には金属製の消化斧。



「もう一つは、とにかく肉体が強くなる。力が強くなるし、不可視のバリアも持ってるから普通に生活してたら全然怪我しなくなる。例えば――」

 そして彼は消化斧を片手で軽々と持ち上げると、それを背後のブラックキャットの背中めがけて勢いよく振りかぶった。涼子が思わず悲鳴をあげかける。


 味方のはずの彼女に突然消化斧を振り下ろす彼は血迷ってしまったのだろうか? だが斧が彼女の背中を魚の開きの如く割るよりも早く、ブラックキャットは振り向きざまに足を蹴り上げた。一閃! 



 大口径ライフルの銃撃音かと思うほどの轟音と共に、蹴り脚の一撃で振り下ろしたはずの消化斧は中央から見事に破断し、刃の付いた先端部が壁に突き刺さった、


「……例えばこんな風に。これが超身体能力スーパーフィジカル超越者オーバーマンが持つ基本能力の一つよ」


「触ってみるか」

 ファイアストームがつい先ほどまで消化斧だった物体の名残を涼子に手渡した。手渡されたその金属の棒切れには確かに金属の質感と重みがある。しかし破断しねじ曲がったこの金属は、もはやこの世の何の役にも立ちそうにはない。涼子は思わず恐慌した。

「ひええ……」


「ビデオのおさらいだけど、この世には三つの力があるけど、その中で超能力者サイキッカーである事と超越者オーバーマンである事に競合関係はない」


 ブラックキャットは要点としてこう述べる。

「つまり、同時に両方になる事は可能で、身体能力が高くて特殊能力も持ってる両方持ちなんてこの世界ではザラ。もちろん、そこの女みたいにどっちか片方だけのもいるけど」

 ブラックキャットはソフィアを指差す。ソフィアは頬を膨らませてそっぽを向いた。



「で、例えばそこの彼は両方持ってる。私も分類上は両方持ってるうちにカウントされてる。で、これが本題。多分貴女も両方持ってる。そのテストをしましょう。質問は?」


「あれ、サイキッカーとオーバマン……ビデオでは二つでしたけど、もう一つあるんですか?」

 涼子がふいに疑問を口にした。


「あるけど、三つめはサイキッカーかオーバーマンの力を得たらその時点で可能性を失う力だから、少なくとも今の貴女には関係ないわ。強くなったら教えてあげる。他に質問は?」



「えっと……それじゃあ、どんなテストなんですか?」

「そうね、今みたいに素手で消化斧真っ二つに出来そうなら試してもいいけど?」


 ファイアストームが無言でどこからともなく、もう一本金属製の消化斧を取り出そうとする。涼子は首を横にブンブンと振ると、ファイアストームは斧を取り出すのを辞めた。その表情はどこか残念そうだ。




「これぐらいが丁度良い」


 ファイアストームがブラックキャットに一枚の板を投げた。ブラックキャットが受け取りそれを見る、それは空手や拳法の演武で使われるような試割用に作られた瓦だった。演武用のためか、細工として中央に既に薄い亀裂が入っている。


 演武えんぶ用、という以外には一見特筆する要素は何もないはずだったが、ブラックキャットは瓦を手に取ると何か気づくところがあったのか、関心を示した。


「へえ? ああ、ふーん。なるほどね。こんなのあったの?」

「頼んだら兵工科(兵器・工学科)が作ってくれた。予算も少し降りた」

「ふーん。じゃあこれにしましょうか。実演よろしく」

義手ひだりでやっても良いか」

 右腕の治療のまだ完全ではないファイアストームが訊いた。ブラックキャットはこれを拒まなかった。

「ご自由に」


 ファイアストームは試割用の瓦を一枚、二つのコンクリートブロックとの間に置くと、雑巾を被せ、その場で膝をついた。

「まあ簡単だよ。演武用の瓦だから割れやすいように亀裂入ってるし、こうやってちょっと力を入れれば……」

 そして雑巾の上に手を置き、そのまま力を込める……するとパキン、と音を立てて瓦は簡単に二つに折れた。

「危なくはないし、やってみると良い」

 ファイアストームはそう言い、割れた瓦を片づけると、新しくもう新品の瓦を一枚置いた。


「大丈夫? やれそう?」

 ソフィアが尋ねるが彼女の心配は杞憂きゆうだった。


「あ……、やり方は、わかるので大丈夫です」

「茨城さん、格闘技とか何かやってた?」

「はい、空手を少し……。こういうの、やったことはないですけど、見たことはあるので……」


 自分でやったことはないが、今も空手を習っている影響で、特に自演されなくとも試し割りのやり方自体は知っていた。涼子は親友の麗奈と二人で空手の演武を観に行った時の、そこで見た高段者の行っていた試割の光景を思い出していた。


 ファイアストームと位置を代わり、涼子は膝立ちになると、瓦の上の雑巾に軽く手を当てた。

(大丈夫、やってる所は何度か見た……)


 坂本さんは力で強引に割ってたけど、本当は確か、少し空間を開ける。涼子は握りこぶし一つ分ほど瓦から手を浮かせる。そして……

「はっ!」

 掌に体重を乗せて、落とす。瓦がバキリと割れた。



 ふう、と息を吐く涼子。ソフィアが感銘を受け拍手する。ファイアストームは割れた瓦を拾い上げ

「うむ。確定だな」

 と頷く。ブラックキャットも同様に頷いた。



 一体なぜか? 常人であっても空手の高段位者なら試割用の瓦など一枚のみならず、数枚程度なら難なく割れるはずだ。瓦を割れるというのはそれだけで特技ぐらいには言えるかもしれないが、涼子が常人の枠を飛び越えている事の証明にはならないはずである。その答えは瓦の細工にあった。


「じゃあ種明かしよろしく」

「茨城さんが今割った瓦だけど、正体はこれだ」

「えっ」


 ファイアストームは割れた瓦の断面を涼子に見せた。涼子が思わず小さく声をあげる。今涼子が叩き割ったばかりの瓦は、粘土製にみせかけていたが……実際には厚みのある金属製の板が仕込まれていた。


 涼子が粘土製の瓦と思い叩き割ったものは、実際には鉄の板だったのである。



 ブラックキャットは手に持った時その重量で中に仕込みがある事を察知したが、あまつさえ涼子は叩き割っても尚これに気付く事がなかった。

 数日前まで人並だった彼女のパワーは鉄板を叩き割るだけでなく、中の鉄板を障害として感知しないほどまでに増強されていた。彼女のこの驚きの反応こそが、彼女の肉体が既に常人を超越した事を示していた。



「鉄板が入っている。一枚とはいえ、これを難なく叩き割るのは尋常ではない」


「ど、どのくらい……でしょうか……」

「フライパンを素手で叩き割る人間の力は普通だと思うか?」

 涼子が恐る恐る尋ねると、ファイアストームは言い放つ。涼子は悲し気に首を横に振った。


「い、いいえ……」

「アドバイスがある。これからは家族の肩を揉む時は、力の加減に気を付けた方が良い」

「そうします……」



 …… ☘



 ――次の日も学校でのテストが終わると、涼子はその足でハンムラビの関東横浜支部へと向かった。今日もブラックキャット、坂本、ソフィアの三人から色々と教えて貰う為だ。



『――超能力者、超越者はサイキックや超常現象に耐性を持つため、世界の見え方がこれまでとは少し違って見えます。一方訓練を受けていない常人はサイキックの耐性と、魂の世界を視るための眼を持たないため、超常現象を正しく認知する事ができず、直視する事があってもその認識や記憶に混乱をもたらしてしまいます。またその状況では暗示を受けやすく……』


 今日も空いている部屋を使ってのビデオ鑑賞と座学から始まる。涼子は映像に集中し、少しでも情報と知識を多く得ようとする。



 座学の後はまた地下深くの訓練場に連れて行かれ、演習課目。前日の内に涼子に空手の覚えがある事がわかってからは、最低限彼女が殴り方と蹴り方の基本を理解している事を確認し、二日目にしてすぐに組手が始まった。



……



「貴女が最低限、パンチとキックが使える事はわかりました。今日から早速組手に入ります。質問は」

「あの、組手のルールとかはどんな感じでしょうか」

 涼子が挙手し質問した。彼女は今日も学校指定の地味な緑色のジャージだ。ブラックキャットは彼女の質問に眉をひそめ、それからこう答えた。


「これは試合スポーツではなくて戦争への備えよ。……でもそうね、私からは何もしないから、まずは3分間、貴女がとにかく攻撃してみなさい。一撃でも私に当てられたら合格」

「でも」


 自由に殴ってみろと言われ遠慮がちな反応を涼子は見せた。それは彼女の優しさで彼女の良さであるとブラックキャットは見抜いたが、あえて彼女はそれを鼻で笑った。


「何? それとも殴るのが怖い? 安心して、貴方みたいな小娘のお遊戯みたいな拳なんてかすりもしないから」


 すると遠慮がちだった涼子の目に火が灯るのをブラックキャットは見た。彼女はあえて涼子を煽ったが、ブラックキャットの不遜ふそんな言動は、涼子がこれまで少しずつでも積み重ねてきた空手と、それを導いてくれた親友の拳への侮辱に聞こえ、その内心に苛立ちを覚えた。


「いいんですね」

「もうとっくに始まってるわよ。あと2分50秒。悔しかったらやってみなさい」


 その言葉で吹っ切れた涼子は右拳で殴りかかった。トッププロボクサー並とは言わないが、それでも女子高生の放つ拳としては余りにも非凡な鋭さだ。しかし涼子が拳を放った時、視界からは既にブラックキャットの姿は消えていた。


「まあ、思ったよりはひどくないわね」

 ブラックキャットの声が後ろから涼子の耳に届く。

「!」

 ぞわり。涼子は背中の気配に寒気を覚えた。ブラックキャットは既に、涼子の背後に回り込んでいる。


「でもやっぱり遅いわ」

「イヤーッ!」


 涼子の内に眠る本能が、ブラックキャットと自分の実力差を直観で感じ取った。少し前まで彼女に対して自身が遠慮をしていた事こそが、逆に自分の不遜だったのではないかと恥じるほどに。試合でも滅多に出さないような加減無しの全力の後ろ回し蹴りを放つ。


 こんな技を他人相手に繰り出そうものなら彼女が超越者でなくとも直撃即ち入院の恐れアリ。だが涼子はこの技を以てしても、ブラックキャットに対してどれだけ有効か確信が持てなかった。その感じは空手道場の師範と組手をする時の絶望感に似ていた。


「技自体は悪くない。けど」

 ブラックキャットは頭を引いてのけぞる。涼子の蹴りが虚しく空を切る。ブラックキャットは片手を地面に突き、カポエイラの動きで涼子の軸足を払う。涼子はバランスを崩して大きく転倒した。

「動きまで素直すぎる。次はこう来るってわかっちゃうわよ」


「まだあれから10秒だけど、ギブアップかしら?」

 地に倒れる涼子を見下ろしてブラックキャットが不敵に問いかけた。涼子は立ち上がり、ブラックキャットに向かう。



 突く、蹴る、尚突く。されどその度払われ、躱され、払われる。涼子にとってはまるで実態の無い霧へと立ち向かっているかのようで、挑めば挑むほど涼子は力の差を痛感し、自らの無力を感じた。




「3分経過。ここまで」

「はあ……はあ……」

 虚しくも時間は経過し、二人の観客にとっては短く、涼子にとっては長い3分間の終了をブラックキャットが告げると、涼子が息を荒くしてその場にへたりこんだ。結局3分間攻めたが、涼子は一発も攻撃をかすらせる事が出来なかった。


 息一つ切らさず無傷のブラックキャットが、涼子の前に立つ。涼子を心配そうに見つめるソフィアの横で、ファイアストームは一言も発さない。しかし彼の目線がブラックキャットに行った。ブラックキャットは言われずともわかっていた。


「さっきの言葉は本意じゃないから撤回するし謝るわ。あなたには才能がある」

 彼女は涼子を見下ろしながらも、先ほどの不遜を撤回する。涼子はただその言葉に無言で耳を傾け、息を吐き、吸う。既に常人と異なる新たな肉体となった涼子の息は急速に整っていく。


「でも競技スポーツを意識しすぎてるし、もっとひどいのは相手を無意識にナメてる。回復したらもう一本やるから、少し休憩してきなさい」


「ソフィア」

「イエス、バディ?」

 ファイアストームが隣の女性の名を呼ぶと、ソフィアは笑みを浮かべて答えた。彼はカーゴパンツから財布を出すと、その中から千円札を取り出しソフィアに手渡す。



「おこづかい? うれしい」

 千円札を前に目を輝かせるソフィアに、ファイアストームは言った。

「ジュース買ってきてくれるか」


「えー、パシリさせるのー?」

「ダメか?」

 ファイアストームが訊くと、ソフィアは笑みを浮かべ彼の頼みを快諾する。

「もちろん良いよ。ルートビアでいいよね?」

「ルートビアだけはよせ。コーラでも何でもいい。ブラックキャットは」

「私は要らない」

「だそうだ」

 ファイアストームは眉間にしわを寄せ、ルートビアを心底嫌そうに拒んだ。ソフィアはクスリと笑うと、涼子に手を差し伸べ、二人でジュースを買いに出かけて行った。


「アイ、アイ。涼子ちゃん、休憩いこー!」



「流石教育係やってただけの事はあるわね。感心するわ」


 二人の姿が消えた後、ファイアストームの細かい気遣いにブラックキャットは感心の意を述べた。涼子は落ち込むだろうが、あのソフィアの性格が彼女を励ましてくれることだろう。しかしファイアストームは苦い顔で答える。


「短い時期の話だ。それに評判は悪かった」

「あら? ナナちゃんからの評判は凄く良いけど?」

「それは現体制になってからの話だ……まあ昔の事は良い。どうだ、手合わせしての感想は」


「まあ、思ってたほどは悪くなかったわ」

「高評価だな」

「女子高生って聞いた時はもっとひどいと思ってたからね」

「まあ、平均レベルではそうだが」


 ブラックキャットの言わんとする事にファイアストームは一部同意する。超能力の適性・発現率に男女の性差があるわけではないが、超能力とは別に護身・格闘の素質というものは個人ごとに存在するそしてあくまで平均レベルで言えば、女性ほどその素質はひどい。


 炎や雷を自在に操り、鉄板を貫く腕力を内在しながらも、格闘戦への基本的な知識と意欲を持たないがために、虫一匹も殺せなさそうな可愛らしい猫パンチしか放てないサイキッカーの少女、なんてものは結構いる。


 そして可哀想な事だが、そうした子は戦場の風や強大な絶対悪に晒された時、長生きできない。

 もちろん、そして幸いにも涼子はこの例の遥か外にいるが。



「伝統系の動きで初速は早い方だけど、優しすぎるわね。当てる時に無意識に加減してる。大体どの子も程度はあるけど、この子はちょっと厄介よ」

 ブラックキャットが涼子の初期戦闘能力を総評する。


「俺みたいになる必要はない」

「共同墓地の人みたいになる必要もないでしょ」

 ブラックキャットは言葉を返した。

「……」

「ごめんなさい」

 悪気があったわけではないが、自身よりも長い戦歴で多くの戦友を失ったファイアストームに対し口が過ぎたかと、ブラックキャットが詫びた。


「いや、別にそうじゃないが……君の言う事は最もだ。彼女には生き延びて貰いたい」

「まあ、スジは悪くないから何とかなるでしょ」


 ブラックキャットは男を励ますように言った。



EPISODE「ユー・ノウ・ユア・ネーム」へ続く。



===


☘TIPS:世界観


【超越者(ちょうえつしゃ。あるいはオーバーマン)について】

・第一に、超越者である事と超能力者である事に排他性はなく、両方同時になる事が可能。もちろん、どちらか片方の才能しか持たない人物も存在する。


@超越者となった者は主に以下の能力を有する。

・身体能力の超ブースト【超身体能力(スーパーフィジカル)】

・不可視のバリア【エーテルフィールド】

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