TRPGの二次創作について

黒羆屋

サプリメントが使えない可能性について

 アマデウスのサプリメントである 「アマデウス02 旋血ラグナロク」が発売されてしばらく経ちます。

 追加の神様のデータやはっきり敵として書かれたタイタン神群のデータなど、いろいろわくわくさせられるものがありましたね。

 時に、あれの中には他社が版権を持っている内容が含まれています。

 さて、これは「あれ」を自作品に使っていいもんだろうか。

 そう悩みまして、それについての問い合わせをカクヨム運営さんの方に問い合わせたんです。

 それの回答が来まして、


 現在、二次創作として許諾をうけているのは「神話創世RPGアマデウス」のみとなっている事、「神話創世RPGアマデウス02 旋血ラグナロク」につきましては要望として、受け付けている。


 とのことでした。

 まあ、確かに「あれ」はまずかろう、KADOKAWAの関係ではないわけだから。

 そこは納得したのですが。

 ただ、運営さんからの返答は、


「神話創世RPGアマデウス」はOKだが、そのサプリメントである、「神話創世RPGアマデウス02 旋血ラグナロク」はNGである、


ということなのですね。

なので、この考え方からすると、RPG関係のサプリメントの扱いは気をつけた方がいいかもしれません。

 TRPGはその性質上、長期に遊んでもらうため、追加データ集であるサプリメントを逐次発売していきます。

 それらがひとまとめでなく、あくまで個別の本であり、個別に版権の許諾をとる必要がある、となると、書く方としても気を使う必要があるのです。

 自分の書いている二次創作の中でサプリメントに初めて出てきた内容を盛り込んだ場合、版権の侵害に当たる可能性が出てきてしまったわけですね。

リプレイの登場人物を作品中に登場させる事もそうです。

 私の自作では、ルールブックに同梱していたリプレイの人物を出してますんで問題はないかと思いますが、その他のリプレイに出てきた人を出すのはNGの可能性があるわけです。

 こと、複数の会社からサプリメントの出ているメタリックガーディアンに関してはしばらくサプリメントに関しては様子見をした方がいいかもしれませんね。

 現在、運営さんにそのあたりを確認していただけるよう要望を送っています。

返答がありましたら、追加して書くかもしれません。

 運営さんに正式見解を出していただくのが一番なのですが。

 なんにしろ、ここで二次創作の芽を摘まれてしまうのは痛い! と思いますので、書き手としても作品への愛と共に作者さんへの敬意を忘れず、版権侵害だけは避けましょう、というところで結びとしたいと思います。

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