九章
九章
1
日曜日の夕方、純永はパソコンに向かっていた。サークルのメンバの中で、文章を提出していないのは、吾務人と自分だけになっていた。特に締め切りが厳しく設定されているものでもなく、ただ順番が回ってきた、というのが現在の状況であった。
純永は自分が書いた文章を読み直した。書き終わってから、改めて冷静に考えてみると、自分の中からなぜこのような文章が出てきたのか、とても不思議に感じられた。
(神様…か)
純永は、神という存在を、信じるとも信じないとも立場決定していない。日頃意識することはほとんど無いのだが、初詣などには行ったりもする。にもかかわらず、純永の文章の中において、神は重要な位置を占めていた。
(神様の声が聞けるなら、僕は何を尋ねるだろう…)
少しの間、真剣にそれについて考えてみたのだが、純永には明確な問いが思いつかなかった。というのも、純永には、声だけで自分に接触してくる神というものが、どうにもイメージし辛かった。神の像を作ることを禁忌とする宗教は現実に存在するが、像を想起することなく、神の存在を信じられるということ、そういう人間がいるということが、純永には驚異的だった。
(でも…)
過去を少し思い返してみる。気がついたのは、自分の変化。過去の純永にとって、視覚イメージは何かを把握する際に、重要な機能を果たしていなかった。なのに、この場合においては、自分が、視覚イメージを最重要とも言えるくらい、重視している。大切だと考えている記憶は、すべて音声的な、聴覚的なものであるのに…。
(僕は………)
2
月曜日、夕食を終えて、大学の図書館で指導教官から与えられた課題に数時間取り組んだ後、吾務人は帰宅した。玄関の鍵を開け、部屋に入る。
部屋には、本棚とベッドとデスク以外、家具は一切無い。デスクには、パソコンと照明が一つずつ。読み書きをするための、十分なスペースが設けられていた。本棚に入り切らない書籍が、床のあちこちに積み重なっている。
パソコンを起動し、メールのチェックをする。新着メールは三件。そのうちの一通は、純永からのものだった。吾務人は真っ先にそのメールを開く。文章は次のようなものだった。
その世界では、人々には神様が見えた。神様を見る為には、道具が必要だった。その道具の作り方を神様から聞いた人々は、四百年の歳月を掛けて、道具を完成させた。
神様が見えるようになったことで、人々は、より一層神様を強く、明確に、信仰し崇拝するようになった。自分達の人生、社会に対して、確固とした安心感を持つようになり、人々は充実感と真面目さを持って困窮無く暮らしていけることを喜んだ。また、神の名を不当に利用していた者や神の権威を借りていた者、君主や王族、貴族といった特権階級の者達などの地位は失墜し、人々は共和制を採用することにした。神様が見えるのだから、「神制」とも言うべき社会制度が作られるのではないか、と思われるかもしれないが、神様は人々に対して、必要最小限のことしか教えなかったのだ。つまり、人の理性と叡智、善と徳を信頼し、自分の意向が人の社会の趨勢を左右することをできるだけ避けようとした。神様の教えを粘り強く請う者は後を絶たなかったが、神様は、「吾が教えることはない」と、諭すだけのことがほとんどだった。
しかし、その道具には欠点があった。神様が見えるようになるその道具は、それを人に向けて使うと、人の心の有り様が見えてしまうのだ。心の有り様は、文字や記号のように見えるのではなく、ぼんやりと、色の付いた霧のようなものとして見えた。霧の様態や色の種類、その明るさと、それらが持つ意味、つまり心の有り様との関係は、先走った研究者達の手によって、立ち所に明らかにされてしまった。
道具が出来上がり、広まって間もない頃、人々はその道具を、人に向かって面白半分に使ってみた。しかし、すぐその弊害に人々は気がついた。他人から、自分の心の有り様を覗かれてしまうということ、それは従来の、人の社会の安定と秩序、個人の平穏な生活を根底から揺るがすことに繋がったのだ。
道具も道具を作る技術も世の中から根絶しよう、そういう運動が一部で起こった。しかし、神様が見えるというメリットも、人々にとっては捨てがたいものだった。
人々は神様に尋ねた。
「私たちの社会は、貴方様から教えられた道具によって、深刻な混乱の最中にあります。私たちはどうしたら良いのでしょうか?」
神様は答えた。
「それはそなたたちが決めることだ。もし道具を捨てると決めたならば、吾が全ての道具の機能を失わせよう」
「私たちが、この道具を捨てたとしても、その後も、私たちは神様の声を聞き続けることができるのでしょうか?」
「それはできなくなる。道具を通して何度も吾の姿を見ているから、知っているだろうが、吾の姿は常に変化している。そなたたちは、吾の姿のいくつかを既に見てしまっている。吾の姿は、これからも変化し続ける。しかし、そなたたちは、吾の姿の変化を知ることができない。そして、吾の声を聞こうとするとき、今までに見た吾の姿を必ず思い浮かべてしまうだろう。それが、吾の言葉を聞くことを阻害する」
神様のその言葉を聞いて、人々は大いに悩み苦しんだ。人に向かってその道具を使うことを禁止する法律はすぐに作られたが、その適切な運用によっても、社会の安定を維持するのには限界があった。例えば、為政者に対して、遠くから道具を使って、心の有り様を覗く、そこで分かったことを、人々に匿名で伝え広める。そういった者たちの犯罪を阻止することができなかったのだ。
人の心の秘密を守るか、神様の言葉が聞ける状況を維持するか、人々は選択を迫られた。
「神様は、ほとんど何も教えて下さらないのだから、神様の言葉など無くても、私たちは暮らしていけるのではないか。私たちは、今、常に、他人に心を覗かれるかもしれないと怯えている。ちっとも安心して生活ができない」
「しかし、神様は、私たちに、本当に大切なこと、私たちにはどうしても分からない『この世界の意味』について教えて下さる。私たちにとってそれは必要不可欠だ。それ無くしては、社会と個人の安寧は継続していかないだろう」
意見は真っ二つに分かれた。どちらの主張にも理があり、人々は激論を交わした。
そんな時、ある母親が、自分の子供に対して、その道具を使った。子供の心の有り様が、大人の場合と同様霧のようなものとして観察されたのだが、それは大人のものとは著しく異なっていた。
その母親は、犯罪者として逮捕されたが、研究者達はその事実に目を付けた。産まれて間もない子供の心の有り様を、さらには発育段階の子供の心の有り様を、一般的な形で明らかにしようと試み始めたのだ。
子供の心の有り様の解明がある程度進むと、その内容に人々は深く心を打たれ、それと並行して、激しかった道具を捨てるか否かの議論も急速に沈静化していった。
人々の代表者は神様に言った。
「私たちは、道具を捨てることに決めました」
「分かった。吾の言葉が聞こえなくなっても、自らに問い続けなさい」
「ありがとうございます」
こうして、道具は失われ、人々が神様を見ることも、神様の言葉を聞くことも叶わなくなった。
初めにさらっと全体に目を通し、その後、頭から一度熟読した。
(………)
内容は決して難しくなかった。最初に感じたのは、どこかで見たことが、読んだことがあるような、といった既視感だった。有り触れた寓話だ、といった単純な分析が頭を過る。
しかし、吾務人は、その単純な分析だけでこの文章を片付けることができなかった。なぜなら、これまでの三回のサークルでの会合があったからだ。そこでの一連の遣り取り、この文章を書いた純永の発言の数々、それらが、吾務人の頭の中を高速で巡った。
「神が見える世界…。その力を放棄する人々…」
口から自然と言葉が出てくる。それらの言葉は、致命的と言えるほど「遅れて」いたのだが、ここにいるのは吾務人一人であるから、大きな問題は無かった。
吾務人は、賽と同様、神というものを信じていなかった。しかし、その理由は賽とは明確に異なっていた。賽は、神というものがよく分からないから、と言っていた。吾務人は逆だった。文学部の哲学科に入学してまだ間もない吾務人であったが、高校に在学している頃から、自分で哲学関係の書籍には接していた。その頃に蓄えた知見、そして、指導教官から大学入学後に与えられた課題、それらを通して吾務人が暫定的に辿り着いていた確信とは、神という存在、概念は、人間が、人間だけが創り出せるということ、矛盾した表現のようにも思えるが、「神の人間性」とでも言うべきものだった。
自分の中で相当程度の確度を以って認めていたこの命題、考え方に対して、純永の文章は、俄にはその中身、程度を確定できない影響を与えていた。それは吾務人の直観だった。それがどこから来たかというと、吾務人はこの文章を書いた純永の思考のトレースの緒が全く見えないということからだった。
吾務人は全力で頭を働かせた。純永の文章が、その文言が、頭の中でちらちらと煌めいた。視覚的にイメージされる、文章が描く世界。その中での神と人間の心理の動き。
(そう、神に心理がある。いや、それは初めから分かっていたことだ…)
吾務人は首を振る。一人、落ち着くように努めた。
「神を見るというのは…」
吾務人は、少し下を向き、自分の両の掌を見た。握ったり、開いたりしてみる。
(………)
3
その日は、快晴だった。空には雲一つなく、太陽は大いに自己主張していた。初夏の到来を少し先走って感じさせる一日で、上着を片手に持った人々が、キャンパスを歩いている。
「うーん…」
サークル室にも、窓からかなり強い日差しが入り込んでいた。
「カーテン閉めますね」
郷子が立ち上がり、カーテンを閉めに行く。
「あ、ありがとう」
純永が声をかける。
カーテンが完全に閉められ、日光は、ほんのりと布越しに淡い光を投げかける。
「………。難しい文章だね」
花田が口を開く。
「いや、内容自体は、全然難しくない。難しくないのだけれど…。不思議な説得力、リアリティがある。その正体、原因が、さっぱり分からない」
「うん」
純永は相槌を打つ。他のメンバの様子を窺う。賽も郷子も、真剣な様子で、純永の文章が印刷されている紙面に目を落としている。吾務人はというと、相変わらず、腕を組み、姿勢良く椅子に座り、真正面をじっと見ている。
「幾つか質問しても良いかしら?」
賽が視線を上に上げ、純永の方を見ていう。
「どうぞ」
「この、神様を見る道具っていうのは、形はどんなものなの?」
「えっと…、形は特に具体的に思い描いたりはしなかったね。眼鏡?みたいなものになるかもしれないし、映写機みたいな、像を壁面に映し出すものかもしれない」
「眼鏡…映写機…」
賽は考えながら言葉を続ける。
「二つ目に、神様は『世界の意味』を教えてくれるってことになっているのだけれど、その中身は?」
「さあ…僕はここに描かれている神様じゃないから…」
純永は冗談のつもりで言った。しかし賽はにこりともしなかった。鋭い視線を、純永と紙面の両方に交互に向けている。
「そう…。じゃあ最後の質問。子供にその道具を使うと、子供の心の有り様が見えて、それに対して人々は感銘を受けた。その結果、神様を見ることを止めた。その理由は?」
「それは…」
純永は言葉に詰まった。何も考えが浮かばなかったからではない。考えを言葉にすることができなかったのだ。
「それがここで、一番議論されるべき問題だね」
唐突に吾務人が発言した。他の四人は吾務人に注目する。
「遠野君は、その理由について、まだ明確な言葉を持っていない。それは、最初にこの文章を読んだときから僕は感じていた。そうだよね?」
「うん…、そう…だね」
純永の返答は曖昧だった。
「しかし、その理由のイメージは明確に掴んでいる」
吾務人の口調も視線も鋭さを増していた。
「はい」
郷子が手を挙げる。
「どうぞ」
花田が促す。
「これはあくまで私の感じたこと、予想なんだけれど、子供の純粋さ、みたいなものがこの道具を使って見えたんじゃないかなって」
「純粋さ…」
吾務人が反復する。
「うん。この道具を使って、人々は、幼い子供だけでなく、まだ産まれていない、母親の胎内で発育している胎児の心まで観察したわけでしょう。そういう子供には、大人が持っていないような、純粋さが備わっているんじゃないかしら?」
「どういう風に純粋なの?」
花田が問いかける。
「うーん、無垢、と言っても答えになってないですね。何て言えば良いんだろう…」
郷子は考え込んだ。
「理由が無い、ということじゃないかしら?」
賽がぽつりと言った。
「理由が無い?」
「そう」
賽はゆっくりと瞬いた。純永は、最初に賽と会った時のことを思い出していた。
「生きるってことを考えるとき、私達は、その理由を考えるでしょう?なぜ生きたいのか、生きるのか、理由があって、理由がなければならない、そう考える。それが、子供には無い」
「じゃあ、なぜ子供は産まれてくるんだい?」
花田が疑問を口にした。
「だから、それが駄目なんだって言ってるんだけれど」
賽は軽く吹き出した。しかしその瞳は、魅力的な深さを保っていた。
「ああ…、なるほど。少し分かった気がする」
花田は、顎をさすった。何かに納得したときの癖なのかもしれない、という、議論とは全く無関係な予測を純永は立てる。
「かなり核心に迫っている気がするね。一志木さんの意見は、適切だと思う」
吾務人も同意する。
「理由が無い…かぁ。私にはなかなか想像が難しいです」
郷子が苦笑する。
「じゃあ、この、神様が教えてくれる『世界の意味』っていうのは…」
「理由を考えてはいけないんでしょうね。なんだか、すべての人間の営為を否定するみたい」
賽は笑った。花田も、郷子も、それにつられて笑ったが、純永と吾務人は笑わなかった。
「理由を考えず、産まれるために、心と身体を準備する。どんなものなのだろう?つい、理由と結び付いたことを考えそうになるけれど、その頭の中には、とても興味がある」
花田は言った。
「道具を作るしかないわね。四百年?じゃ済まない気もするけれど」
「そんな道具は必要無いかもしれない」
吾務人が賽に応える。
「なぜって、僕達は一度経験しているからだ。経験しないと、今この場でこうして、会話をすることもできないだろう?」
「だけど今となっては…」
花田が苦言を漏らす。
「産まれた直後の子供、あるいは幼少期の子供、そういった者達と、普通に接しただけでは、今問題とされている純粋さは分かりにくいだろうね。ただ、何も知らない、身体の欲求に忠実な人間だと感じる場合が多いはずだ。でも、手がかりも同時に沢山得ることができるとは思う」
「僕は、もっと、大人のことを考えていたんだ」
純永が発言する。
「えっ?どういうこと?」
花田は尋ね返す。
「僕は、自分の文章の中で、今言われていた純粋さが、子供に宿っていた、と書いた。でも、少し前に、一志木さんとこのことについて話したんだけれど、子供の持ってるものって、大人にならないと、分からないんじゃないかって」
「ああ…」
賽はあの時のことを思い出した。
「自由と不自由の話があったよね。一志木さんは、それらの間を行き来して、自由を積み重ねていく、そういう風に結論付けていた。話の構造はそれと似ているんだけれど、なぜ産まれてくるのか、生きるのか、ってことは、死に接しないと分からない。だけど、自分が生きながらに死ぬことはできない、とされている。ただ、自分が接するのは、自分に近しい人の、真柴さんの場合だったら、近しい花の死。時々思うんだけれど、何かが分かるって、初めから分かっていたことを、再確認する、それが実態なんじゃないかって。子供は、産まれるときから、自分が死ぬことを知っている。もしかしたら、それが永遠に繰り返すということも、理解しているのかもしれない。産まれてしばらくして、自分を意識し、世界を認識し、自分が産まれるまでに、外から刻み込まれた烙印のように深い業みたいなものを、すっかり忘れてしまう」
純永以外のメンバ全員が、純永に注目していた。
「すっかり忘れてしまうのが普通なんだけれど、本当に凄いと思うのは、忘れない人が世の中にはいるということなんだ。忘れないばかりか、それを何らかの形で、他者が理解できる形で、後世に残す人間がいる。驚くべきことだと思う。そういう人の持つ力って、なんて表現すれば良いのか、僕にはよく分からない。忘れなかったのではなくて、大人になって、完全に人工的に創り上げた、子供のまま大人になった者が生み出した理想、そんな可能性も大いにあるのだけれど…。たとえそうであっても、素敵な理想だと僕は感じる」
「人間にとって、生きることは、少なからず、ストレスになる。それでも、生き抜くことが、人間の有るべき姿だとされる。人間に対して、苦しみを感じさせるものはこれからも無くならない。それでも生きる人間は、理由ばかりを追い求める」
賽がゆっくりと言葉を発した。
「生物的な意味で大人になる、老いるということは人間にとっての宿命だわ。世界は理由で満ち溢れている。そして、自分は確実に世界の中に存在している。だったら、自分の存在にも、老いにも理由があるはずだ、そういう風に刷り込まれてしまうことは自然とも言えて、その刷り込みから脱することは困難を極める」
「纏めるのが難しいね」
花田が笑いながら言う。
「無理に纏める必要は無いと思うわ。あえて纏めるならば…、子供の純粋さとは、自分と他者の区別が無いということ、加えて、生きるために理由を必要としないこと、『ために』が、肉体レベルではあっても、精神のレベルでは欠如している。そして大人になって初めて分かることとは、自分においては区別が無いにもかかわらず、世界が自分と他者を区別しているということ。なぜ『これ』は失われて、『私』は失われないのか。なぜ『今』私は失われないのか、ここで最も強く、理由と時間というものが浮かび上がってくる」
「僕は、小さい頃遠視だったから、近しかった人の顔をよく覚えていないんだ。その代わり、声だけは鮮明に覚えている。その人とどんなことを一緒にやったか、そういう具体的なことはかなりの程度忘れているんだけれど…」
純永は言った。
「写真を見たりしても駄目なんだ。自分と現に一緒に居たときに、その人はどんな顔をしていたのか、今でも時々時間をかけて想像を巡らせたりする。今気がついたんだけれど、神様が見える道具って、僕のその願いが、無意識の内に反映されたものなんじゃないかなって」
「願い…そういうことか…」
吾務人が驚いた様子を見せる。
「そういうことって?」
「遠野君にとって、神様が見える道具の物語は、原初のページだったんじゃないかなって。ほら、願いって漢字が…」
「あぁ、なるほど!」
郷子が声を上げる。花田と賽も驚いていた。
「物語の中で、最後に、人々は、神様の姿を見ることも、声を聞くことも放棄している。つまり、遠野君は…」
「大人になったということかしら」
賽は、あの時と同じ澄んだ瞳で、純永を見ながら皆に言った。
冒頭引用文は『ソシュール 一般言語学講義 コンスタンタンのノート』(フェルディナン・ド・ソシュール著 影浦峡・田中久美子訳 東京大学出版会)によりました。
テクステイル TEXTALE Yo羽ichi @Clancyy81
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます