ゲーム開始
沼倉 充
◆??? 沼倉充
「……はあ?」
目の前の光景に、俺は疑問の声を上げる。
つい先程まで飛行機内をこの目に映していたにも関わらず、目の前の光景はがらっと一変していた。
「どういうことだよ、これ……」
戸惑いつつ、周囲の状況を見回す。
真っ先に目に入ったのは、白い天井。
天井、という所からも分かるが、俺の身体は寝かされていた。
そこから視覚、触覚で状況を把握する。
自分はベッドに寝かされている。特に特徴はない。
周囲を見回す。
机。
椅子。
扉が2つ。
そして、その内の1つの扉の上にあるスピーカー。
以上。
(……なんか囚人の部屋っぽいな)
部屋を見終わった感想はそれだった。
必要最低限のモノしかない、というよりも、無駄に殺風景である。装飾物どころか、電話すらないのは、宿泊場としての機能を失っている。
そして何より異常なのが、この部屋には一切、窓がないのだ。
「……息苦しいな」
そう呟いて俺はベッドから身体を起こすと、スピーカーのついていない方の扉の前まで歩みを進め、ドアノブを捻る。
その中にあったのは、ユニットバスだった。しかし洗面台の上にはコップのみで、宿泊場にありがちな髭剃りや歯ブラシのセットは置いていない。
(まあ、自分のを持ってきていたから、最初から使うつもりはなかったけれど……)
「あ、そうだ。俺の荷物は?」
慌てて部屋に戻る。
しかし、5分くらい探したが、自分の荷物を入れていたアタッシュケースは、どこを探してもなかった。
「マジかよ……これからどうするんだよ。服とかこれしか――」
――ゴツ。
「……っぅ!」
歩き回りながらぶつくさ言っていたら、足の小指を角にぶつけた。
痛かった。
夢じゃない。
そこまで思考が至って、ようやく少し冷静になる。
「……いやいやいや、そういう問題じゃないだろうよ。着替え云々を心配するより、ここは何処かとか、何でいるのかとか、他に誰かいないのかとか、そっちの方が重要だろうが」
涙目ながら敢えて考えていることを口にすることで、頭を少し整理すると同時に、痛みから逃れようとする。
「えっと、とりあえず部屋の中を調べようか。もう1つの扉は最後にするとして……」
少しロールプレイングゲームのような感覚になりながらも、しかし夢でも妄想でもないことはきちんと理解する。
まず目に入ったのは机である。すぐさま上段、中段、下段と引き出しを開け、中身を確認する。しかし中に何もない。
その後、ベッドの中や下を色々と家探しをしたのだが、特筆すべきモノは何もなかった。
「さて、残るはここだけか」
俺は、スピーカーの下の扉の前に立つ。
その他の扉がユニットバスだったのであれば、もう1つは必然的に、外に繋がるモノであると予想は付く。そうでなければ、自分がどこからこの部屋に入れられたのかすら判らない。
「……そういや、鍵ないな、ここ」
握ったそのドアノブを見て改めて気が付く。内鍵どころか鍵穴すらない。外からの侵入者に対しては何も対策出来ないようだ。
「……まさか、これって――」
その時だった。
ジリリリリリリリリリ
目覚まし時計のベルのような音が、大音量で室内に響く。ちょうどスピーカーの真下にいたため、間近でその音声を受けてしまった。
耳を塞ぎつつ、スピーカーを睨み付ける。
やがて数秒後。
『みんな起きたようだね。おはよう!』
音が鳴りやむと同時に、テレビでよくある、加工したような声が流れてくる。
『寝ぼけまなこで「何だ?」って顔をしている人もいるね。うんうん。それも分かるよ。いきなりこんなところに連れて来られたんだからね』
……無駄にテンションが高い所がイラッとする。
『さて、みんなにはこれから色々と説明することがあるから、とりあえず部屋を出て、5分以内に大広間に集合してね。以上!』
ブツリ、と乱暴に放送が切られる。
「……まあタイミングのいいことで」
どうせ出るタイミングだったし、と頬を掻きながら、俺はドアノブを捻る。
「あ、充」
ドアを開けた直後、正面に見知った顔があった。
「何だ。夏樹はそこの部屋なのか」
「あ、充はやっぱりそこなのね」
「私達もいるよ」
右方向の部屋から沙織が、右奥方向の部屋から佳織が、それぞれ顔を出す。
良かった。
俺はホッと胸を撫で下ろしつつ、ある点に気が付く。
「お前らが隣ってことは……もしかしてこの部屋の並びってランダムじゃなくて、出席番号順なのか?」
出席番号22番 新山佳織。
出席番号23番 新山沙織。
出席番号24番 沼倉充。
出席番号25番 野田夏樹。
「うん。そうみたいだね」
夏樹が頷く。
「修学旅行の班分けだったら、隣に香川君とシャーロットさんと瀬能さんがいるはずだよ。でも、僕達の隣の部屋にいるのは能登さんと真島君だし」
夏樹が指差す方向――佳織と沙織とは逆方向に視線を向けると、左には能登が、左奥には真島が顔を出していた。
そしていつの間にか、次々と部屋から廊下へと出てきているようだ。その誰もが疑問と恐れと焦燥を浮かべていたが、やがて友人の顔を見つけると、ホッとしたように顔を綻ばせていた。
「うーん、見た限り私達のクラスだけに見えるね」
「出席番号順だからじゃないのかな、沙織さん。もしかしたらこの廊下以外には他のクラスに人がいるかもしれないよ」
夏樹は再び顔を左斜め前に向け、俺の右にいる沙織にそう答える。
「どちらにしろ、さっきの声の言う通りに『大広間』に行ってみようよ」
「だな。まだなんも分からない段階だし、みんなに集まれって言っているようだから、そこでさっきの沙織の疑問も解消出来るだろうよ。ウチのクラスだけなのかってのも」
俺は同意し、そして廊下を見回す。
「で、大広間ってどっちなんだ?」
「あっちじゃないの? みんなそっち向かっているし」
佳織が指差す、俺から見て右方向へと、みんなは歩みを進めている。左側は目を凝らしてみると、どうやら行き止まりになっているようだ。
「んじゃ、とりあえず行ってみようぜ。いろいろ疑問はあるが、さっきの声の奴の話を聞いてから、改めて考えてみようぜ」
俺は3人に声を掛けて、みんなと同じ方向に進む。
その大広間に向かう道中、
「……充。ありがとう」
佳織が唐突に、俺だけに聞こえるような声で礼を口にしてくる。
「何だよ、急に?」
「正直ね、こんな訳が判らない状況で、心の中では私どうしていいか判んなかったのよ。扉から外に出て、沙織とちょうどいいタイミングで合流したけど……」
唇をきゅっと結ぶ佳織。
「でもね、充の顔見るまでは安心できなかった。でも見たら落ち着いた。ありがとう」
「……それ、俺に礼を言う必要ないだろう」
ふう、と小さく息を吐いて、俺は佳織の頭に手を乗せる。
「それは俺も同じだ。夏樹が最初だったが、お前らの顔を見た瞬間、正直に安堵したよ。ありがとう」
良かった。
――見知った人間が俺と同じ状況に置かれていて。
「っていうかさ、飛行機内だったのに、いきなりあんな部屋の中にいてさ……逆に現実感湧かなくて、俺は最初普通に部屋探索してたよ。RPGみたいに」
「あはは、何それ。人間、焦ると逆にそういう行動に出るのかな?」
「俺だけかもな。なんか激高すると、心の中は逆に冷めてく、って感じは昔からあったし」
少しだけ今を振り返ってみると、自分の行動はひどく異質なものだと気が付く。足の小指をぶつけるまで、泣き叫びもせずに、細かく室内を探索するなどをしている。普通であれば、恐怖で周囲の人間を探しに、部屋の外に出るはずである。逆に俺はその行動を最後へと排斥していたのだ。冷静過ぎるにもほどがある。
そんな自分に少し嫌悪感を抱いていると、
「いやいや。逆にそういう所が頼りになっているよ。いつもさ」
佳織がふふ、と微笑む。
「もし充があそこであたふたしていたり、誰彼構わす怒鳴っていたりしたら、私は不安になっていたよ。でも、あそこで拍子抜けたように心を乱していない充を見て、私は安心したんだよ」
「ん、そう言ってくれると助かる」
「そうかそうか。助けてやったんだから感謝したまえ」
「ありがとう。今度何かあったら助ける……ってなんか逆になっていないか?」
「ちっ。引っ掛からなかったか」
わざとらしく舌打ちをする佳織。わざわざ口にしなくても分かるが、彼女なりにこの場を暗くさせないよう、このようにおどけてくれたのだ。少し愚痴っぽくなりそうだった雰囲気を一蹴してくれた。こういう所に気を遣えるいい子だと思う。
「……でもね、充」
ひた、とそこで足を止める佳織。
「1つだけ、わがままを言わせてもらっていい?」
「何だ?」
「『今度何かあったら助ける』ってのだけは、冗談にしないでほしいな」
「……」
はにかみながらそういう彼女を見て、俺はようやく気が付いた。
佳織は、口では強がっているけれど、かなり怯えている。無理もない。先程の話にも合った通り、突然、こんな風に訳の分からない状況になったら、混乱するに決まっている。泣き言を口にしない、俺達が異常なのだ。
「……大丈夫だ、佳織」
俺は敢えて笑顔を見せつけて、宣言する。
「何かなくても助けてやる。冗談じゃなくて、これは本気だ」
「……うん。ありがとう」
彼女はそう微笑むと、首を1、2度振って、
「さて、ヒロインタイム終了。これで私の人気鰻上り! 薄い本が厚くなるわ」
「台無しだな、おい」
照れ隠しにおどける幼馴染に、自然と笑いが零れてしまう。
「ねえ、夏樹。こういう所が姉なのに萌えるポイントなのよ」
「それを一身に受けている充が羨ましすぎる」
「……何言ってんだ、お前ら」
「『何言ってんだ』はこっちのセリフだよ」
苦笑を浮かべながら、夏樹は額に指を当てる。
「こんな時なのに、どうしてそんなにラブコメ出来るのさ」
「なっ! ら、ラブコメっ!」
「ラブコメじゃねえぞ」
俺は眉を潜めて夏樹に抗議する。
「俺が改めて決意を固めただけだぞ。別に佳織とコメディもラブもしてねえし」
「はいはい。そうですねー。……ぶふっ」
沙織が突然、笑いを吹き出す。それを佳織が睨み付ける。
「いや、ごめんごめん。こうまでいつもの2人だと、少し安心してさ。変な笑いが出ちゃった」
「うんうん。少し緊張感解けたよ。心がすうっと軽くなる感じがしたよ」
夏樹と沙織が顔を見合わせて頷く。
「……まあ、いいか」
少しでも恐怖感を排除できたのならば、よしとしよう。
俺は頭を掻いて、改めて正面を向く。
「だけど、ここからは少し、気を引き締めて行かないとね」
俺の言葉に3人は頷く。
そして大広間へと、俺達は足を踏み入れた。
――――――――――
大広間と呼ばれた、学校の食堂のような広い空間には、既に多くの人々が集まっていた。その大半が不安と恐怖が入り混じった深刻な表情だった。
「やっぱり、クラスの人しかいないっぽいね」
沙織が呟いた通り、その場には見知った顔しかいなかった。人数もどうやら30人くらいで、ちょうど1クラス分である。
しかし、そんな人々よりも、俺はあるモノに目を引かれていた。
それは、部屋の中央を中心として円を描くように並べられた、金属のテーブルと木製の椅子だった。
(……何で円状なんだ? まるで全員と向き合うように設置されているような……)
「おお、来た来た」
思考中の俺に、声を掛けてきた奴がいた。
陽介だった。
「お前らやっと来たか。もしかしていないのかと思ったぜ」
「ん、そういやお前のことは気にしていなかったな」
「ひでえよ!」
「そういや、奏とシャロはいるのか?」
「いるよ」
顎で指し占めす先には、奏とシャロが、不安そうな顔をしながら椅子に座っていた。
「何で知らな……あー、そっか。お前らあっちから来たもんな」
突然、陽介は自分の掌を打つ。
「あっちって何だ?」
「あっちの扉、ってことだよ。お前らはそこから入ってきただろ?」
陽介は俺達の背後を指し示すと、今度は自分の背後を示す。
「俺達はあっちの扉から入ってきたんだよ」
「違うのか」
「ってことは……出席番号の前半、後半で違うのね」
佳織が顎に手を当てる。
「奏が出席番号15番でちょうど真ん中で、そこから分割されている感じだしね」
「おお、確かにそうっぽいな」
ということは、大広間を中心として、2つの廊下が繋がっている、ということなのか。
(……ちょっと待て)
俺はもう1度、周囲を見回す。
そして視線を上に向ける。
「おい、きょろきょろしてどうしたよ?」
「……なあ、陽介。そっちの廊下の端はどうだった?」
「廊下の端?」
「お前らの部屋の前の、この大広間に繋がる方とは逆の端だ」
「端もなにも、なんもなかったぞ。ただの行き止まりだったさ」
「……ああ、充の言いたいこと分かったわ」
沙織が首をぐるりと回し、眉間に皺を寄せる。それを見て佳織と夏樹も気が付いたようで、顔を青くさせる。
「おいおい、お前ら、どうしたんだよ?」
まだ気が付いておらず目を白黒させている陽介。
「お前、まだ分からないのか? こっちもそっちも行き止まり、ということは――」
ガシャアアアアアアアアアアアン
あまりにも大きな音に、みんなが身体を跳ね上げる。涙目になる人もいた。
その音源は左右の扉だった。ただ普通に閉めただけではそのような音がなるはずもないので、勢いよく閉じる扉に合わせてスピーカーから音声でも流したのであろう。
「……」
あたりが一気に、しんと静まる。
そこに、
『――はいはーい。みんな、集合したようだね』
先程、部屋で聞いた加工音声が、再び大広間に流れる。
『おやおや? どうやら席についていない人がいるようだね。ほら! だべっていないでさっさと自分の席に向かいなさい!』
(自分の席?)
すぐさま近くのテーブルに目を落とす。
するとそのテーブルには液晶が埋め込んであり、そこには『吉川留美』と表示されていた。
「あ、あたしここだね。よいしょ」
吉川さんが俺の横をすり抜けて席に座ると、自分の右前方を指差す。
「早く座った方がいいんじゃない? 野田君達の席はあっちの方にあったよ」
「あ、うん。そうするよ。ありがとう」
夏樹が礼を言うと、吉川さんは顔を綻ばせる。こういう状況でなかったら冷やかしの1つでも入れていたのだが、そんなことをしている余裕は俺にはなく、指示された通りに自分の席を探す。
俺達の席はすぐに見つかった。佳織、沙織、俺、夏樹という順番であり、どうやらこちらも出席番号順のようである。
(……ん? 何であいつら――)
ある人物達の不審な行動に首を傾げると同時に夏樹が席に着く。
すると――
『よーし。これで全員座ったね』
スピーカーから再び声が響く。
『じゃあみんな、中央にちゅうもーく!』
直後、何もなかった円の中心の床が開き、ゴゴゴという音と共にせり上がってくる。
それは、どの角度から見られるよう、4方向に向けられたディスプレイだった。
――ブツリ。
『やっほー。これで見えるかな』
俺は視線を向ける。
そこには――
「……何も映し出されてないぞ?」
ディスプレイの電源が付いたように見えたが、しかし砂嵐も何も何も映っていなかった。
『ん? なんだい? まさかこっちのプリティーな姿のマスコットが出てくるかと思った? んなわけないじゃーん。いやーん』
ふざけたような声に、一斉に怒声が響く。
どういうことだ、ふざけるな、何だよこれ、どうしてあたしが、お前は誰だよ……と質問が飛び交う。
『はーい、落ち着いて。じゃないと答えないよ。いいのかな?』
質問の声がピタリと止む。
『はい。よく出来ました。偉いねー。じゃあ、私が誰なのか少しだけお伝えしようかね』
きわめて軽い声で、静かになった大広間に声が響く。
『ぶっちゃけ言っちゃうと、私は――君達の中の誰か、なんだよね』
空気が止まったような感覚に陥った。
直後、咄嗟に視線を周囲の人に向ける。
『あー、見ても判んないと思うよ。特定しようとしても無駄無駄。当然のことながら、この声も仮だよ。地声には出来ないしね。同時に喋っている訳でもないから、今、喋っていない人が私だ、っていう見分け方も出来ないよ。どうしてかって? そういうもんだからね。私はさっきも言ったけど《ゲームマスター》だし、そう簡単に見つかるわけにいかんのよ』
「……」
行動を読まれたことに、悔しくて臍を噛む。
と。
「おい、ゲームマスターってなんなんだよ」
俺の右の方にいる男子生徒が手を上げ、中央の何も映っていないディスプレイに問う。
『お、月島太郎君。いい質問だね。ま、本当はまだ質問を受け付けてないんだけど、今回だけは許そうじゃないか』
月島太郎。
サッカー部の少年で、良く言えば快活。悪く言えば粗暴。加えて、女子には格好つけたがっているため、アニメやゲームが好きな京極や管島のことを見下していて、教室でも堂々と非難の言葉を口にしている。だから俺はあまり好印象を持っていない。もっと砕けた言い方をするならば、こいつが嫌いだ。よく言い争いをしているから、他人にも犬猿の仲に思われているだろう。
『《ゲームマスター》ってのは、略すと《GM》――ああ、楽だから私のことはこれからそう呼んでね。――で、説明すると文字通りゲームのマスター、支配者だよ。取り仕切り役だよ。このゲームのね』
「は? ゲーム?」
『あ、まだ説明していなかったね。失敗失敗』
GMは軽い口調で続ける。
『君達は今、突然連れて来られて困惑しているよね? だから訳判らないと思うけど、ここから先はちょーっと重要だから、きちんと静かに聞いてね。質問していいと言うまで静かに聞かないと、どうなるか分からないよ』
言われた通り、しんと静まる。この不気味な状況で無暗に怒声などを発することは出来ないだろう。
何も分からな過ぎて――怖すぎる。
その皆の心理を読み取っていただろうGMは、静かになったことを確かめたかのようなタイミングで告げる。
『もう分かっていると思うけど、ここにいるのは星光高校2年4組の生徒全員だよ。人数にして31人』
改めて周囲を見回す。
言われた通り見知った顔のみで、正確に数えてはいないが、席に1人も欠けがないことから、全員いるのだろう。
『そのみんなで、これから全員参加型ゲームをしてもらうよ。名付けて――
――《汝、隣人を愛せよ》』
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