本命は最後に現る
こんばんは。眠い……
さっそく2015年夏アニメについて振り返りながらその原作ライトノベルを振り返っていく……前に少しだけコミックのお話から入らせていただきたいと思います。
この時期、『プ○ズンスクール』と『うまるちゃん』『モン娘』『がっこうぐらし!』の原作がとてもよく動きました。
『うまるちゃん』はかなり前から私がプッシュしてて、プリズゥン…は原作注目度が元々高かったこともあってアニメ化前からかなり大々的に平積みしてたからよいのですが……
『がっこうぐらし!』については第1話の、いわば『タイトル詐欺』的な仕掛けが非常に大きな話題を呼んだことで爆発的に需要が高まり、すぐ切れてしまいました。
ものすごい平積みでこそないものの、大量に準備していたようでしたけど……
コミック担当の方は女性でなおかつ深夜アニメを熱心に見るタイプのオタクさんでなかった(マンガ好きではあるのですけど)ため、当時私がかなり推させていただいたのを覚えています。
おかげで3回~4回ほど再入荷されていた記憶があります。
そのようにして華麗にスタートダッシュを決め最後までがっつり売れてくれた作品もあるのですが、シーズンの中頃辺りから急激に注目度が高まった作品があります。
それが『オーバーロード』です。
今回私の担当である文庫と話がズレてしまうのですが、特別にこれは記しておかなければならないでしょう。
放送中盤のあたりからにわかに注文が集まるようになりました。
そこからは怒濤の注文ラッシュ。特に3か月目はあまりにも注文が入るためしばらくの間客注(お客様のご注文)が受けられなくなってしまったほど。
幾度となく聞かれては「申し訳ありません」と謝り続ける日々。
入荷時期は未定という状況が続き、結局シーズンを通じて店売(お店に陳列するための在庫分)は最新刊を1~2冊確保するのがやっとというありさまでした。
通常ですとだいたいアニメ化作品というのは最初の1か月が勝負で、そこから先はどうしても右肩下がりになってしまうもの。
当時「なろう」さんなどのWEB小説分野に全く詳しくなかった私は正直な話、なぜ売れているのかがさっぱりわかりませんでした。
今ならばもっと前からあらかじめ書籍担当の店長に猛プッシュするなり、色々と対策を講じることができたかもしれません……
あと1年早くWEB小説に片足を突っ込んでいればよかったかなあと思う今日このごろです。
それでは文庫版ライトノベルについてもいくつか。
まずは『六花の勇者』と『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』(通称『下セカ』)。
前者は順当に売れてくれました。『戦う司書』をヒットさせた作者さんの力量もあってのことでしょう。
『下セカ』の方はポツポツと売れてはくれたのですが、アレに関しては、R-18的なえっち本と同じような感じで、ネットを通じて買われた方のほうが多かったのではないでしょうか。
たぶん書店では恥ずかしくて買えなかった、という方も多かったのでは? という気がします。
……今回は非常に眠いのでこのあたりで締めさせていただきたく思います。
次回は残りの2015年夏アニメ原作ライトノベルについてかかせていただきたいと思います。
それでは例によって多方面から怒られなければまた次回お会いしましょう。
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