第2章 アニメ化原作ライトノベルの展開

2014年秋

しまった、軽々しく言い過ぎた……

 こんにちは。

 早速ですが昨日告知いたしました、テコ入れ企画をはじめたいと思います。

 ふふふ聞いて驚くがよいぞ。その全容はこうだ!



 担当当時に放映されたアニメ原作ライトノベル総ざらい企画! ぱふぱふー


 

 ……は?

 それのどこがテコ入れなわけ?

 そんな声がどこともなく聞こえてくるようです。

 

 でも待ってください。

 アニメ化されたライトノベルの展開がどのようになされ、そしてどの程度売れるのか。ご興味がありませんか? ……え? ない? す、すみません……

 

 ……と、このようにですね。

 今回の更新からしばらくはシーズン別にまとめていきたいと思っております。

 その時放映されたアニメの原作ライトノベルが、私が売り場を担当した店ではどう展開されたのか。具体的にタイトルを挙げながら書き進めていこうと思っております。

 

 もちろん具体的な売り上げの数値を出してしまうのは業界にご迷惑がかかるでしょうし、特定のタイトルやレーベル、作者さんを貶めるようなことはないよう心がけながらお送りいたします。 

 これまで好き勝手書いてたくせにって声も辺りから聞こえてきますね……?

 

 

 細けぇこたぁいいんですよ!(よくない)


 

 さて。まずは私が引き継ぎを受けた時のアニメ化原作から。 

 もう1年半も前なのですね。まったく時間の経過は残酷ですね。


 ライトノベル原作のアニメは以下でした。

 ※『ログ・ホライズン』は担当外でしたので外しています


 『甘城あまぎブリリアントパーク』『俺、ツインテールになります。』

 『魔弾の王と戦姫ヴァナディース』『異能バトルは日常系のなかで』

 『棺姫ひつぎのチャイカ AVENGING BATTLE』


 ……もうかなり懐かしい気分になってしまいますね。

 私が正式に担当になったのはこれらのアニメが放送中だった時期であり、(小型の書店にしては)かなり商品が充実して展開されていた状態でしたので、労せず担当に入ることができました。

 

 以前アニメ化して以来そのまま展開を引っ張っていた『ソードアート・オンライン』と『魔法科高校の劣等生』が変わらず売れていたのも手伝って、放っておいても見かけ上ある程度の売り上げが確保できていたことが、後のしくじりにつながったと思います。



「~~ってヤツ、在庫少なくなってきたけど売れるかな?」

「私はけっこう好きですよ。いけるんじゃないですか?」


 前任の方が抜けるほんの少し前のやり取りです。

 

 私はこの時点で実際ライトノベルがどのくらい売れているのか具体的に数字を見たことがなかったので、完全に自分の感覚だけで言ってしまいました。


 そしたら後日ドカッと大量に補充が……!


 アニメも中盤から終わりに差しかかってくる頃。

 入荷もほどほどにして次のクールへの移行期間を考えなければいけないようなタイミングでの悲劇でした。


 不用意に軽々しく「いける」とか、感覚だけで言うものじゃないなあ……ということで、ちゃんと数字を見て取るようにしようと堅く心に決めたできごとでした。 

 ……ということでテコ入れ企画であるアニメ化原作ライトノベル総ざらいの第1回、いかがでしたでしょうか。

 次回はほかのライトノベル原作についてピックアップしてお話しできればいいなと思います。

 それでは、ほうぼうのご担当者さんからお叱りを受けなければ、またお会いしましょう。

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