SFの魅力が一杯に詰まっています!

とにかく、文句なく面白い!
名翻訳者の筆による海外古典名作SFを読んだ後のような、心地よい気怠さに襲われました。
難解さを排除しつつ、会話や展開の小気味良さ、人と人工知能の悲哀、練りに練った設定、などなど。SFの面白さが贅沢に詰めこまれています。

短編集での伏線が、長編の後半で収束していく展開はお見事。

書籍化されたら、本棚のお気に入りの場所に収めたい作品です。

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