「答え:財布」

兄:

「それじゃ、仕事の打ち合わせ行ってくるわ」


私:

「いってらっしゃいませ」


ガチャン。バタン。(扉が閉まる音)


ガチャン。キィー。(扉が開く音)


兄:

「っぶねぇ、忘れ物してたわ」


私:

「出かけて三秒で気づくとは。さすがですわ、お兄様」


兄:

「うるさいな。で、えーと……なにを忘れてたんだっけ? 分かるか?」


私:

「なにをおっしゃっているのか、さっぱり分かりませんわ。お兄様」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る