「ただのゆるキャラでは、この先生きのこれない」

兄:

「今後、ただのゆるキャラでは世間の波を乗り越えることはできぬ。必要なのは〝ダメキャラ〟だ。俺はコイツを見て、そう確信した」


私:

「ぐで○ま、可愛いですよね」


兄:

「なにがしょうゆマシマシだ。ナメやがって」


私:

「ベーコンをお布団にする発想とか面白いですよね。私ベーコン好きですし」


兄:

「俺はミニトマトが好きなんだよ。肉も良いが、正義は野菜にこそあり。朝の食卓に彩りを与えてくれるサラダたちに申し訳ないと思わないのか」


私:

「ぐで○まのtwitter見てますけど、いちいちセンスありますよね」


兄:

「なーにが、やわらかいんだわ~、だよ。ハンバーグをビーチチェアにして優雅にバカンスを楽しんでるその姿が腹立つ。セレブか」


私:

「お兄様」


兄:

「なんだ」


私:

「ぐで○まの事、好き過ぎでは?」


兄:

「断じてそんな事はない。何故なら俺は目玉焼きにはソースと決めているからだ。なのに公式では、ソースは邪道のような扱い。目玉焼きにはソース派としては、たいへん遺憾である。しょうゆ派に戦争を仕掛けるぞ」


私:

「たけのこ、キノコ戦争みたいな事を言いださないでください」


兄:

「おまえ、どっち派だっけ?」


私:

「目玉焼きにはしょうゆ。あと、たけのこ族ですがなにか?」


兄:

「妹、死すべし!」





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