メモ 源平物語異聞と偽典吾妻鑑によって語られた内容

 これらの奇書に同様に語られている内容は、以下の通り。


 壇ノ浦の決戦で、源義経は草薙の剣を失わずに三種の神器の奪取に無事成功。

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 兄の頼朝、その妻の政子の居る鎌倉に、三種の神器の移送開始。

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 しかし、西国で平家の怨霊が暴れ物流が滞る。背後に京の朝廷方陰陽師の影が。

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 神器移送隊を追い抜き、異変を知らせる使者が鎌倉へ。

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 事態の重さに気付いた頼朝、政子、草薙を壇ノ浦に捧げ、平家の怨霊を沈めるべきとの東国の呪術師たちの案に同意。残り二つは熱田神宮へ。

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 改めて京の六波羅の義経に草薙が届けられ、壇ノ浦に草薙を沈めろとの君命が下知される。

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 しかし、この時の義経は西国の陰陽師の術によって、鎌倉との不和を植え付けられていた。義経、兄の君命を拒否。事件の背後にいる後白河法皇は、頼朝と義経の不和に漁夫の利を得て、再び朝廷の世を作りだそうとしていた。

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 そんな状況下、四季家の血を引く呪術師の少女が、義経に不和を与えた朝廷方の陰陽師と対決。崇徳上皇と菅原道真の霊威を借りた術を行使し、朝廷方陰陽師を打ち倒す。

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 正気に戻った義経、頼朝の君命通りに草薙を壇之浦へ。平家の怨霊は静まり、安徳天皇の御魂と共に、水底の平安京にて永き眠りに入る。

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 こうして西国の危機は去るも、義経はこの事件を契機に頼朝の信頼を失い、対立を深めていくこととなる。


 個人的メモ


 菅原道真の飛梅の術を使用して変身する四季の巫女ちゃん、マジ変身ヒロイン!


 時代を経て、現代で崇徳天皇の呪いが成就しているっていう事実。好き。

 

 

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