国を分けた父王も、風習を忌むべきものとしてさけたアッワルも、そこに悪意はなかったのに。地の文がしっかりしています。
しがない小説書き。自サイトでは長編、短編、和風、洋風、はたまたアラビアン(?)と節操なく書き綴っている。
自分と同じ顔を持つ弟。忌まれた双子を地下から出しともに生活しようとしていたアッワル。しかし彼は弟をー―。人の心というものを鋭く描いた作品でした。短編でこれを描くのは難しいと思いますが、まとめられて…続きを読む
双子にまつわる不吉な伝承と風習。愚行だと頭で分かっていながら、一時の感情に流され、同じ道を辿ってしまった主人公を、わたしは非難できません。容姿だけでなく、振る舞いまで同じ人間が目の前にいたら、き…続きを読む
作品紹介文の、この単語を頭の隅に置いて読み進めてみてください!明かされた真相の先に広がる、現在・過去・未来。本編は主人公の視点で語られる掌編ですが、その向こうに広がる世界に想像力を掻き立てられま…続きを読む
双子が不吉な存在であるという迷信を取り上げ、なぜ不吉とされるかを書き上げた作品です。冒頭は双子を平等に扱った結果を。終わりには双子がなぜ不吉と呼ばれるかを。鋭い語り口で描かれています。近…続きを読む
もっと見る