敢えて言うならあとがきっぽい

 初めての方ははじめまして、そうでない方はご無沙汰しております。今回は、前年に発表いたしました戦後70年作品『蒼と雲の彼方で』のスピンオフ作品こと『星粒の奇跡を信じて』を、2016年上半期の新作としてお送りします。


 時系列的にも内容的にも、ほぼ続編にして完結編といっても差し障りがないのですが、『蒼と雲の彼方で』の主人公だった颯太の目線ではなく、『星粒の奇跡を信じて』は新キャラクターのリミナ目線で書かれている作品ですので、正式には続編ではなく、あくまでスピンオフ作品、ということになります。


 『蒼と雲の彼方で』を発表後、この話の続きが気になる等の感想を多く頂戴いたしました。感想をいただいた皆様には、この場にて謹んでお礼申し上げます。それに十分応える形と果たしてなったかは疑問ですが、本作を読んでいただき大変嬉しく思います。


 『星粒の奇跡を信じて』は、純粋にエンターテイメント性を前面に押し出したストーリーを採用しており、『蒼と雲の彼方で』のような、エンターテイメント性を盛り込みつつも強く太平を志すという社会メッセージ性は、少なめとなっているのが大きな違いといえます。


 最後になりましたが、今回表紙イラストを担当していただいたREI氏には、ご無理を申し上げたところを応えていただき、この場にて深くお礼申し上げます。

      

      2016年5月5日 悠川 白水

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星粒の奇跡を信じて 悠川 白水 @haruhaku

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