第6話 ある日の会話(祖父)
===
2016年3月
ある日の父との会話。
父:「ヴァイオリンと言えばね」
私:「うん?」
父:「昔おじいちゃん(私の祖父)の部下がヴァイオリンが欲しいと相談してきてね」
私:「うん。」
父:「ちょっと調べれば練習用なんて安いのがいくらでもあるのによりにもよっておじいちゃんに頼んで、おじいちゃんもツテがあるから任せろっていって」
私:「うん。 」
父:「でお前当てはあるかってこっちに話が来たから父ちゃんは更にT田に話を持っていって」
私:「うん(笑)」
父:「でT田から三千円で譲り受けた練習用ヴァイオリンを父ちゃんが五千円でおじいちゃんに売って」
私:「うん(笑)」
父:「それをおじいちゃんが三万円で部下に売りつけたんだよ」
私:「吹っ掛けすぎでしょ!!」
父:「悪どいよなぁ〜。普通自分の部下から搾取するかね」
私:「部下の人もほんと、なんでよりによっておじいちゃんに話するかな!!」
父:「ね。よりによってね(笑)」
おじいちゃん……実の息子も嘆く程の途方もない変わり者。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます