第5話「文芸部は文学部とは違う。もっとリベラルなんだ」その2
===
2016年3月
せっかくなのでもっと聞いてみた。その2
◇同級生の女子たち・・・小説を読んだり。真面目かと思いきや男子ズと一緒になってよく遊んでた。
◇先輩の女子たち・・・詩を書いたり小説を書いたり。至って真面目な本来あるべき姿の文芸部員。
父:「活動実績として文集を作らなきゃいけなかったんだけど、こういう真面目にやってる部員が詩や小説を書いて載せてたんだよ」
私:「そうだ普通文芸部は図書室で活動しててもおかしくないじゃん!それが普通の姿じゃん!あっぶねぇ危うく騙されかけた!!」
===
◇父・・・実はおじいちゃんの趣味でヴァイオリン習ってたことがある。でも一番の相棒はリコーダー。
◇T田・・・いじられキャラかと思えば意外な才能。学祭の舞台でヴァイオリンを披露。
私:「ていうかT田さんヴァイオリン演奏できるの!?」
父:「元々できなかったんだけど、興味があるって言ってうちで練習していったり、そのうち自分で楽器を買って最終的には区民オーケストラに入る腕になったよ」
私:「すげー!見直したよT田さん!!すげー!!」
高校生になってから一から真剣に音楽に取り組むって中々出来ることじゃない。尊敬します。
===
◇先輩の女子たち・・・三人いた。至って真面目な文芸部員だったのに後輩に変なのがぞろぞろ入ってきてきっと途方にくれてた。
父:「クーデターとか下剋上で乗っ取られたような気分だったかもね、先輩たちは」
私:「か、かわいそーに……きっとかよわい子羊のようにプルプルと怯えてたに違いない……!」
父:「西野カナのようにか」
私:「西野カナのようにだ」
父:「まぁでも先輩たちがいる間はちゃんと大人しくしてたよ。先輩が卒業してからは……」
私:「我が世の春とばかりに好き放題やってたんだね」
父:「うん」
===
父:「あと文芸部といえばあれだ。文芸部から二人も留年が出たからまた大騒ぎだったね」
私:爆笑。
父:「しかもその年に二人しか出なかった留年生の二人ともが文芸部員だった!誰とは言わないがT橋とH牧って奴らだ!」
私:大爆笑。
私:「それ顧問の先生はなんて言ってたの!?」
父:「どうだったかな。ちなみに顧問はペコちゃん似だったよ」
な ん の 情 報 だ 。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます