第4話。日本人なんだから
花:それじゃあ今回のテーマを発表します
太:テーマって…。そんな大それたもの今まで掲げてきてなかったでしょ??
花:まぁそれはそうなのだけれど。なんというかやっぱりそういうのって必要かなって第3話を通して思ったのよ。第1話は一貫してあのゴミ男がグダグダ喋って終わり、第2話は好評のガールズトーク。第3話はゴミ男が気味の悪いテーマを掲げそれに関して延々とトーク。やっぱりガールズトークをする上でテーマっていうのはなかなかどうして大切なのよ。
太:確かに。2話目が好評っていうのは多分完全に嘘だけれどそれは言い得て妙だよね。1話と2話でこの作品の独特なスタイルを確立してから作品全体ではなくその話数ごとに独立したテーマを決めてそこから話を広げていく。
そうしていく中で作品全体の大まかなテーマが見えてきて読者を惹き付けることが出来る。そういう事だよね?
花:え、えぇ。そうよ
太:それは違った時の反応だよね
花:正直なところそういう大それた計画ではなくて各話で独立したテーマを掲げればその話だけ見に来た読者に興味を持ってもらって他の話も見てもらう可能性も高まる、程度の作戦だったのだけれどこれは言わない方がやっぱりいいわよね?
太:全部言ってしまっているのだけれど
花:おっとこれはやってしまったわ。てへぺろ
太:完全に死語だよ、それ
花:まぁそんなことは置いておいて今回のテーマを改めて発表します
えー、ごほん。ずばり、今回のテーマは【日本人なんだから】です
太:っていうと??
花:日本人なんだから、国語を勉強しなくてもいいとか、英語を勉強しなくてもいいという愚かな学生諸君に一石を投じてみようと思うの
太:あー。いるよね。そういう人。日本人なんだからっていって何をするにもケチつけたがる人。でもあれって自分の成績が悪いことに対する言い訳程度のものだしそんなにテーマに掲げるほどではないんじゃない??
花:いえね、私が言いたいのは、それを言うなら貴方達ちゃんとした日本語を使いなさいよ、という問題なのよ。誤用があまりに多くない?最近
太:確かに。雰囲気だって本来の読み方は「ふんいき」なのに「ふいんき」って思っている人も多いしね
花:そうそう。まぁ、列挙していてはキリがないけれど。取り付く島もない、とか気の置けない仲。なんていうのも誤用の多い一例よね。
太:ことわざとかに関してはあんまり馴染みがないっていうのも原因の一端ではあると思うけどね。特に私たちみたいな若年層は言葉こそ知ってはいても実際に使用したことなんてないだろうし
花:日本の古き良き文化が、とかいうつもりは一切ないのだけれど、日本人なんだからって偉そうにするならちゃんとした言葉を覚えなさいよ、この恥さらしが。日本から追h
太:なんだか花子さんの調子が悪そうだから今日の話はここまでにします。ご拝読ありがとうございましたー!!
ありふれて日常 夜人 @Gandalfr310
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