(八)レビュー、どうせなら作品のPV増に貢献したいじゃん?
『カクヨム』でレビューを書くことは、「未読の人にその作品をお勧めする」ことがコンセプトになっている(運営による設定で)。
その効果を十全に発揮するためには、書いたレビューが「未読の人」の目に止まる必要があるのだが……
その効果的な機会が、「サイトトップの新着レビューに載っている時」しかない、というのが現在の『カクヨム』の構造的欠陥であると言えよう。
レビューが未読の人の目に入る時って、新着以外では、ランキングや検索結果で作品一覧になった時に、作者キャッチの他に一つだけランダムチョイスで表示されるっきりだもんな。
作品トップに行けばもちろん、付けられたレビューがごそっと目に入るわけだが、作品トップに来ている時点で、その人は読む気あるでしょ? もはやその時点で、レビューのそもそもの「目的」を果たしているかどうか、はなはだ怪しい。
新着にレビューが載っている期間は、短期的にPV増加が見込めるというのは確かだと思われる。これは自分の作品にたまに文章付きレビューが付くと、その後数件レビューが続くことから、明らかと言ってしまっていいだろうと思う。
その「短期集中型」効果がないレビューもある。
そう、★だけでレビューのキャッチや、レビュー文がないものだ。
残念ながらそういう★のみレビューがついた時には、PV増やレビュー増の効果は見込めない。何故なら、サイトトップの「新着レビュー」やその一覧にリストされるのは、少なくともキャッチのあるものだけだからだ。
ということは、いわゆる『スコッパー』というような、“自分のレビューによって埋もれた作品に光を当てたい”と望むような読者の場合、最低限度、レビューにキャッチを付けなければ、最大の効果は望めないのだ、と覚えておくといいのだろう。
もちろん、★を付けることでトータル★数が増えれば、それだけで「ランキング」が上昇する可能性は高まる。しかし正直なところ、ランキングで例え上位に食い込んだとしても、各カテゴリーでのベスト20くらいにならなければ、レビューやPVが上昇する効果は、新着レビュー一つに劣ると思う(これは実体験)。
なので、やはり最大の効果を狙うためには、「まず、キャッチ付きレビューで短期的なPV増を促す」ことをレビュアーの方々は考えるべきであろう。その「ついで」に、ランキングが上位に入れば、さらにボーナスが付いてくる、くらいのつもりでいるのが妥当ではなかろうか。
さて、「レビュー効果の最大化」という観点からすると、実はただ読んでレビューを付ける、ということが最善とは言えないこともある。
要するに「人目に付かなければ無意味」ということになるのだから、“サイトの利用者が少ない時には効果が薄い”ということなのだ。
ただこれは、利用者が多いと新着レビューがすぐに積み上がって、トップの一覧から自分が書いたレビューが落ちてしまう、というデメリットもあるので、どの辺りがバランスとして良いのか、その辺りが自分でもまだ掴めていない。
実際、この文章を書いている今は2016年5月26日、午前4時20分というタイミングなのであるが……午前1時を過ぎると、レビューが付くのは多くて30分に1本、ここ一時間ほどは一本も投下されていない、という具合である。この時刻にレビューを投下すると、割と長時間“トップには記載され続けている”ものの、PV増・レビュー増効果は薄そうである(ゼロではない)。
レビューが付いて流れてしまう速度と、人の目に留まる回数、このバランスの良いタイミングが一日のうちどの時間帯であるのかはまだ分からない。もちろん読者層(年齢層など)のこともあるので、一概に人数がいりゃいいってもんでもないのだがね。
そういうことで、レビューで未読者の耳目をこの作品に集めたい、とお思いのレビュアーの方々に対して、「最低限キャッチを書く」こと、「それなりに人がいる時間帯にレビューを書く」ことの二つを意識してみると、レビューの効果が変わるかもしれない、という話題の提供でございましたとさ。カイタ編『(7)サイトトップの「新着」攻略の小ワザ』で記した「一人のレビューが載るのは最新の一つのみ」と合わせてご活用ください。
特に『読み専』という人だと、自分の作品にレビューがついてこういう実感を持つようなこともなかろうから、何かしら情報はあった方がいいと思うのでね。
いや、どうせなら自分のレビューが「役立つ」方がいいじゃん?
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