第47話 覚悟

夏休みである。良太が起きるとアルゴが話しかけてくる。

アルゴ「良太!!今日は調べ物がある。俺を置いてけ」

良太「えっ?」

アルゴ「今日一日はそっちで忙しい」

良太「わかった・・・」


良太は家のドアの前に立つ。

良太(だめだ・・・アルゴがいないと開けられない)


良太は部屋に戻る。

良太「アルゴ・・・扉だけ開けて欲しい」

アルゴ「・・・わかった。ポンコツ!!」

良太「ごめん」


アルゴの力を借り、扉をあけ、アルゴを部屋に戻してから、良太は外にでる。

良太「アルゴがいない日か・・・なんか違和感があるな」

  「ずっと一緒だったから・・・」

  「う~ん。何を調べるんだろう?」


良太は公太と会う。

良太「公太♪」

公太「おっす。あれ・・・時計してないなんてめずらしいな?」

良太「そうだね・・・ちょっと故障しちゃってさ」

公太「そうか」

良太「今日は何をするか?」

公太「そうだな・・・何対決をするか?」

良太「腕相撲でもいいぞ♪」

公太「おもしろい」


良太と公太は腕相撲をやる。公太が勝つ。

公太「ふふ、俺の勝ちだな」

良太「くそ~、筋肉馬鹿め・・」

公太「お前も口が悪いな・・・」

良太「・・・ごめん」(アルゴのせいかな・・・)

公太「けど、良太結構強いよ。」

良太「えっ?」

公太「クラスでここまでやるのは、良太ぐらいかな」

良太「そうかな・・・」

公太「足も速いし・・・」

良太「公太の・・・せいかな」

公太「そうか・・・一緒に遊んでるかな・・・」

良太「トレーニング的なものもあるしな」


アルゴは1体で調べ物をする。

アルゴ(データがほとんど、残ってないな・・・ほぼ破壊されている)

   (監視カメラの映像がある・・・やはり)

   (こいつか・・・)

   (こいつと・・・もう1体の)

   (やはり、無理か・・・関わらないのは・・・)


良太は家に帰る。アルゴに話しかける。

良太「アルゴ、調べ物終わった?」

アルゴ「終わった・・・」

良太「よかった♪アルゴがいないと落ち着かなくて♪」

アルゴ「話がある。良太。」

良太「へっ?」


アルゴは話始める。

アルゴ「お前を狙ってる奴がいる」

良太「狙ってる!?」

アルゴ「そうだ・・・俺をともいうが」

良太「アルゴを・・・どっかの国が乗り出してきたの!!」

アルゴ「違う!!最後まで聞け!!相手は一人だ」

良太「・・・」

アルゴ「ただ、俺と同じ奴をもっている」

   「そいつは、以前学校で暴れまわったやつだ」

   「そいつは、おそらく俺より厄介だ」

   「そいつは、俺と同じ目的を持っている。感情を知ろうとしている」

   「ただ、目的を忘れてる」

良太「えっ・・・もう一体のアルゴ!!」

アルゴ「お前のよみはあたりだ。お前の親父の研究所で俺は作られたらしい」

良太「えーーーー!!」

アルゴ「だから、狙われた!!ニュースでやってたのもそれだ!!」

   「何を考えてるかわからんが、こいつは」

   「自分に関するものを消そうとしている。」

良太「だから・・・僕が狙われる・・・ってこと」

アルゴ「おそらく・・・お前が最後のターゲットだ・・・」

   「関わるなと言ったが、無理だ。」

   「あちらさんがこっちを探している。」

良太「・・・どうすれば・・・」

アルゴ「・・・お前が決めろ!!考えろ!!」


良太は考える。寝るまでの間考える。


そして、布団でアルゴと話す。

良太「決めたよ・・・アルゴ」

アルゴ「どうする?」

良太「戦うよ!!そいつと!!」

アルゴ「勝ち目は薄いぞ・・・」

良太「それでもやる。公太も言ってた・・・あいつをこのままにしてちゃいけない」

  「だから、僕があいつを止める!!」

アルゴ「わかった・・・」(成長したな・・・良太!!)

良太「今日の感情は決まったよ!!」

アルゴ「言ってみろ!!」

良太「覚悟だ!!あいつは絶対に止める!!」

アルゴ「覚悟か!!覚えとく!!」


次回予告。次回最終回。

ここまで見てくださった方ありがとうございます。


次回、もう一体とのアルゴとの死闘がはじまる。

最後に勝つのはどちらか。


そして、

「機械が感情を学んだらそれを僕達はなんと呼ぶのか」


次回『感謝』

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