第46話 不穏

夏休みにはいった。良太と公太は外で遊ぶ。

良太「あつい~」

公太「これぐらいがちょうどいいぜ♪」

良太「そうだな・・・火耐性をお持ちでないと・・・消防士はきつい」

公太「そうだ!!30度、40度などへの河童だ」

良太「河童には熱さはきついかもしれない。頭のお皿が渇く」

公太「そうか!!」

アルゴ(こいつらの会話レベルが上がってきている。成長してきたか。)


公太は話す。

公太「どうやら・・あの犯人は海外にいるらしいな」

良太「海外逃亡か・・・」

公太「まぁ・・・会うことなくていいけどな」

アルゴ(海外か・・・一生会わないのが好ましいな・・・)

   (日本はかつて、鎖国をしていた。今が発動の時期かもしれないな)

良太「・・・」(どこかで会ってたかな・・・)


海外には良太のお父さんが働いている研究所があった。アメリカだ。

お父さん「研究は進んでいるかな・・・結構いろんなものを覚えてきたな」

研究員「そうですね」

お父さん「息子の成長も見れるしな」

研究員「それは、ずるいですよね♪」

お父さん「対象は子供だからな♪」

研究員「ただ・・・反応がなくなったのもありますからね。消えてるものが増えてきてる」

お父さん「そうだな・・・調査はしているが・・・何がおこっているのか」

研究員「故障だといいですけどね・・・大問題にならなければ・・・」


研究所に警報が鳴る。

アナウンス「侵入者、発生!!侵入者、発生!!」

お父さん「バカな!!ここのセキュリティは世界有数の安全性だぞ!!」

研究員「故障ですかね・・・」

研究員「ちょっと・・・見てきますね」


研究所では破壊活動が行われていた。

警備員「化け物か・・・」

警備員「人間の速度を超えている・・・」

?「どうした?終わりか」


研究所は徐々に破壊されていく。侵入者?の姿がカメラに映る。

お父さん「これは・・・まさか」

研究員「こんなことになるなんて」



良太は家に帰ると母親が慌てていた。

母親「良太・・・」

良太「どうしたの、お母さん?そんなに慌てて」

母親「しばらく、私、海外にいくから!!」

良太「えっ?」

母親「お金は置いといた。何かあったら電話しなさい!!」

良太「ど、どういうこと?」

母親「お父さんのところにいかないといけないの!!」

良太「・・・え」

母親「あっちに着いたら連絡するから、家で待ってて。」


そういうと母親は家を出ていった。

良太「・・・」

アルゴ≪まぁ、気にするな≫

良太≪・・・≫

アルゴ≪待ってろと言っていた。待つべきだ≫

良太≪そうだね≫


良太は一人で家で過ごす。TVをつけるとニュースがやっていた。

TV「アメリカの研究所が何者かによって、破壊されました」

  「犯人は不明です。いま、特定を急いでいます」

良太「え・・・」

アルゴ(もしかして・・・あいつか)

TV「犯人の特徴としては、東洋人の可能性が高く」

  「年齢は15歳前後」

良太「同じくらいの年齢か・・・」(まさか、お父さん・・)

アルゴ≪心配しすぎだ!!研究所というものがいくつあると思ってる!!≫

良太≪そうだね・・・≫


布団でアルゴと話す。

良太「・・・」

アルゴ「・・・」

良太「今日は・・・」

アルゴ「無理に言わなくてもいい」

良太「いや・・・不穏かな・・・やな予感ばかりする。」

アルゴ「そうだな。不穏。覚えとく」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る