第41話 可能性

良太たちは中学3年生になった。

物語は終わりに向かって動き出す。


良太は家で支度をする。母親が覗きにくる。

母親「今日から、3年生ね♪」

良太「うん」

母親「・・・なんか、立派になったわね」

良太「えっ?」

アルゴ≪年だけ、くってるの間違いだろう?≫

良太≪バカ向上委員会会長・・・今年もご指導よろしくお願いします≫

アルゴ≪うむ≫


アルゴの力を借りて自宅のドアを開ける。

外を歩いてく。

良太≪そういえば・・・アルゴとも長いね、もう≫

アルゴ≪まだまだ、先は長そうだけどな≫

良太≪そうだね♪≫

アルゴ≪うん?≫


学校に到着する。

良太「おはよう////」

美紀「おはよう///」

公太「おっす。というかいつまでそれやんだ?」

良太「えっ?」

公太「もう、付き合ってんだから、慣れろよ・・・」

美紀「いいでしょ別に!!」

公太「・・・もう大丈夫だ・・・脅えない・・・今ならお前に負けない気がする」

良太「・・・?」

アルゴ(まだわからない・・・)


教室で3人は話す。

公太「今年は受験か・・・」

美紀「そうだね・・・」

良太「まだ・・・やりたいことないな」

公太「良太は・・・もの作るのうまいから、工業高校でもいけそうだな」

良太「そうか・・・物づくりか!!それもいいな!!」

美紀(公太・・・それだと・・・あたしも一緒にいけないじゃない!!)

  (まだ・・・戦争は終わってないのね)

アルゴ≪確かにな、俺を大量生産してもいいな≫

良太≪いや・・・それは≫


良太と公太は帰り道。ある人物とすれ違う。

公太「そういえばさ・・」

良太「そうだね」

公太「かあちゃんがさ」

良太「どうした?」

公太「今度りょ・・・あれ」

?「・・・」

良太「どうした公太?」

公太「・・・いや・・・」(そうだよな・・・他にいてもおかしくないか)


良太は家で母親と話しをする。

母親「もう、そろそろ、受験の準備始めないとね♪」

良太「そうだね・・・物づくりの方面に進もうかなって」

母親「そう♪プラモとか好きだったものね♪」

良太「うん♪」


布団でアルゴと話す。

アルゴ「進路か・・・人間は大変だな」

良太「なんで?」

アルゴ「目的がないからだ、確固たる目的が」

良太「確固たる目的?」

アルゴ「俺だったら、感情を学ぶというのが目的だ。やることは決まってる」

   「ただ、お前らは何をするか、決まってない。」

良太「そうか!!」

アルゴ「うん?」

良太「今日の感情が決まったよ」

アルゴ「なんだ?」

良太「可能性だ!!僕はまだ、未完成で目的もないけど・・・なにか僕にできることがあるはずだと思う!」

アルゴ「そうだな・・・可能性か。覚えとく」

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