第31話 青春
中学二年生の2学期も終わりに差し掛かっていた。学校への支度を準備する。
良太≪ふふん♪≫
アルゴ≪俺にお前の歌を聞かせるな≫
良太≪あっ?ごめん。つい・・・会話しながらやってしまった・・・≫
アルゴ≪謝罪しろ!!≫
良太≪ごめんなさい≫(謝罪を教えてから・・・大変だ・・・)
良太は学校に着く。
良太「おはよう♪」
公太「おっす」
美紀「おはよう///」
そして、休み時間に美紀はある作戦を実行する。
美紀(あの本に書いてあった・・・押してダメなら引いてみろ)
(そう・・・あれよ!!あれを試すのよ!!)
公太「でさ~」
良太「へぇ~」
美紀「良太君!!」
良太「どうしたの?末永さん?」
美紀「べ、別に・・・・良太君のことなんて好きじゃないんだからね///!!」
良太「・・・え」
公太(前から・・・なんとなくは気付いていたが・・・殺意の理由はこれか・・・)
良太「・・・ごめん・・・なんかした?」
美紀「えっ?」
公太(・・・良太・・・それは違う返しだ)
良太「・・・」
アルゴ≪お前は気付かずに悪いことをする時があるからな≫
良太≪・・・そうだね・・・≫
美紀「な、な、なんでもないんだからーーーーーー!!////」
美紀は走り去っていった。どこかへ。
良太「・・・」
公太「良太・・・お前が悪い」
良太「えっ?」
アルゴ≪俺も同感だ!!きっと、お前が悪い!!謝罪しろ!!≫
良太≪・・・≫
公太(あいつも悪いけどな・・・・ツンデレ・・・か・・・ツンだけしかなかったぞ・・・末永・・・・)
思春期の恋する少女は、勉強熱心である。恋愛について、よく学習する。
ただ、間違ったものもあるので気を付けて欲しい。効果を発揮せず、逆効果になる時がある。
良太と公太は帰り道一緒にかえる。
公太「良太は・・・にぶいな」
良太「えっ?」
公太「・・・まぁ・・・ほっとくけどな」
良太「なんだよ!!公太!!」
公太「考えろ」
良太「・・・誰かにもいわれたな?」
アルゴ≪考えろ!!≫
良太≪はい・・・≫(なんのことだろう?)
良太は家で過ごす。ゲームをやっていた。
良太「・・・」
アルゴ「右から敵がくるぞ!!」
良太「えっ?」
アルゴ「ぼーっとしてるな。」
良太「いや何を考えるのか・・・わからない」
アルゴ「全部だ!!」
良太「えっ?」
アルゴ「常に考えろ!!思考を止めるな!!」
良太「・・・そうだね!!全部考える!!」
日が経ち、バレー部の応援にいく良太と公太。
良太「おぉ、大会って感じだね」
公太「そうだな・・・末永でるのか?」
アルゴ≪あのメスも身体機能が高い!!あれを使わなかったら、監督が頭おかしい≫
良太「大丈夫だよ!!」
公太「そうだな」
そして、美紀たちの試合が始まる。美紀は部長になっていた。
美紀「じゃあ、みんないくよ!!」
部員「はい!!」
良太「頑張れーーーー!!末永さんーーーーーー!!」
公太「イケイケ、末永♪押せ押せ、末永♪」
美紀(見にきてくれたんだ!!頑張んなきゃ!!)
試合は進んでいく、攻防は均衡していた。
良太「くそ~」
公太「点差が開かないな」
良太「あと、ちょっとなんだけどね」
アルゴ≪チーム制というのは、あれだな。足の引っ張り合いだな≫
≪小娘が6人いれば、楽勝だ≫
良太≪そうじゃないよ!!それは違うアルゴ!!≫
アルゴ≪なぜだ?≫
良太≪みんなでやるから楽しいものもあるんだ!!一人でもできるものもあるけど・・≫
≪バレーはみんなでやるものだから≫
アルゴ≪子供っぽい理屈だな・・・≫
良太≪だって、子供だもん♪≫
良太(けど・・・かっこいいな末永さん!!)
コート上の美紀は誰より声を出す。味方を鼓舞する。
美紀「まだ、終わってない!!」
「ここから、決めてくよ!!」
部員「ハイ!!」
良太・公太「頑張れーーーー!!」
美紀にトスが上がり、アッタクする。
美紀(ここで、決めなきゃ!!私は部長だ!!)
その、熱意が緊張に近いものでもあった。ボールはアウトの判定をされる。
審判「アウト!!試合終了」
美紀「・・・・ごめん・・・みんな」
部員「・・・次、頑張りましょ!!」
良太「くそ~」
アルゴ≪おい!!審判間違えてるぞ!!あれは入ってる!!ライン上だーーー!!≫
≪俺の目は確かにみた!!あいつの目は腐ってるのかーーーー!!≫
良太≪アルゴ・・・熱くなってるね・・・≫
アルゴ≪・・・熱血してしまった・・・・・≫
良太と公太は、拍手を送る。頑張った人たち全員に。美紀は下から、良太たちを眺める。
良太・公太「お疲れ様です!!」
美紀「・・・」
良太と公太は帰る。
良太「いや~、熱かったね!!」
公太「そうだな!!スポーツも悪くはない!!」
良太「お前は・・・消防士だろう!!」
公太「・・・危ない・・・それるところだった・・・」
アルゴ≪どう考えても、あれは入っていた!!≫
良太≪アルゴ、まだ言ってる♪≫
布団でアルゴと話す。
アルゴ「そうか、そうか、リベロというのがあるんだな」
良太「リベロ?」
アルゴ「最強の攻撃は、サービスエースで全点をもぎとることか」
良太「・・・」
アルゴ「やはり、ライン上のボールは有効として扱われる」
「あいつは審判やめたほうがいいな」
良太「・・・」
アルゴ「人間の目ではだめだな。やはり、機械でやらなければ」
良太「バレーに・・・詳しくなったね・・・」
アルゴ「・・・なかなか興味深いなチーム制も」
良太「そうでしょ♪」
アルゴ「今日の感情はどうだ?」
良太「・・・う~ん。なんか、青春って感じかな。輝いてた、末永さんが!!」
アルゴ「青春か。覚えとく」
急きょ次回予告!!
ついに、思春期の恋する少女の戦いに決着がつーーーく!!
因縁の敵、ホモがたきとの死闘がはじまーーーーるーーーー!!
「神に代わって、おしおきよーーーーーーーーー!!」
その日、聖なる日、少女は神殺しを決意する。絶対に見逃すな!!
衝撃の問題作『疑問』
カミングスーン。
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