第31話 「Boots,roots&Radicals」

60番のバスに乗り、ダウンタウンを出る。

ベンとは店で待ち合わせ。

すべてのパンクロッカー 、安全靴の連中

どこの角にでも たむろして

改革のために力を温存している。


最近よく考える。

でも良くわからないから酒を呑んでしまう。

自分でも記憶を無くしてしまった、という事実は良く知っている。

ポケットの金を使い果たしたとき、へんな感覚になる。

自分で自分に質問するのさ。

「なあ、たった15クレジットしかないのに、どこに行くんだい?」


バンドの演奏、革命の話・・・

盛り上がり、行けるところまで行ってしまえ...


もらい物のブーツ、ルーツはラジカル、

ステレオのルーツ・レゲエ、もらい物のブーツで床を踏み鳴らせ!

「デズモンド・デッカー」がずっと聞こえていた。


43番のバスで丘を登り地元へ帰ろう

レゲエのリズムも もう聴こえない。

「ちくしょう」とつぶやいて、酒瓶を拾う。

「運転手さんそのバスに、俺も乗せてくれないか?」

バスにはキャロルも乗っていて今日は珍しくミニスカートだった。

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THE STEEL EDGE @yohansdkfz251

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