ちょっと、新井素子さんのお話をいくつか思い出しました。
与えられた理想郷などいらない。英雄じゃなくて、ただ、愛する夫に傍に居て欲しい。
(比較的)よくできたほうのフレンチトーストを夫へ出し、ネクタイを整えてあげる。当たり前の行為ですが、奥さんの夫への愛情が伝わってきます。
ほんのりと狂気に近い雰囲気も感じてしまうのは、新井素子さんを思い浮かべてしまったせいかもしれませんが……
そんな妄想はさておき、面白かったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
おおおなんと光栄な!
彼女は尽くすタイプの奥さんですね。
>ほんのりと狂気
おお、これは嬉しい視点です。
彼女の愛は一方通行気味なんですよね。夫も妻を愛しているとは思いますが、お互いの矢印が微妙に噛み合ってないというか。
どの時点をとっても、夫は妻の真意を知らないままです。
面白かったとのお言葉が何よりです!(=´∀`)
コメント失礼します。
完璧に管理された料理よりも、焦げたフレンチトースト。
確かに完璧なものよりも、不完全なものの方が人間味があって良い気がします。
そして奥様の行動はドラえもん的にはNGなのでしょうが、それでもなお、今を変えたいという強い思いがひしひしと伝わって参りました。
旦那様はこんなに思ってくれる奥様がいるなんて・・・嫉妬しますね。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
短い話の中にいくつか対比となるものを入れたのですが、フレンチトーストのくだりが最も象徴的ですね。言及していただけて嬉しいです!
タイムパラドックスを起こす主人公の行動の是非や、夫との距離感など、読む人によって抱く感想が違う作品かなと思います。
妻の愛情が、今度こそ夫に届くといいですね(*´ω`*)
自主企画イベントに参加いただきありがとうございます。
拝読させていただきました。
タイトルが深いですね。
主人公も妻も各々の願いを叶えるためにタイムマシンを使う。そして互いの思いは交錯する。
妻の夫への気持ちが切なく表現されていて良かったと思います。
主人公が旦那さんと幸せになってほしいです...
作者からの返信
コメントありがとうございます!
誰にとっての「夢」なのか。
タイトルに込めた意味合いを汲み取っていただけて、とても嬉しいです。
主人公のしたことがどんな結果を呼ぶのかはさておいて、その行動の動機は夫への純粋な思慕だったんですよね。
せめて、その想いが報われると良いなと思います。
この度は素敵な企画に参加させていただき、ありがとうございました!
こんばんは、お邪魔します。
前半を読んで、だんな様が記憶をどうかしたとか、奥さまは既に亡くなっているとか、アンハッピーな結末を予想しました。
でも実際は違っていました。
なにが正しいとか、なにを幸せとするかとか。
そんなことはどうでもよくて、奥さまはだんな様が好きなんだなと、その一点が私の中に残りました。
少し色味がかったハッピーエンド。私はこの奥さまと、お友だちになりたいです。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
また、素晴らしいレビューも感激しました!
レビュータイトルで触れてくださったくだりに、さり気なく夫への気持ちを乗せていたので、掬い取ってくださってとても嬉しいです(*≧∀≦*)
彼女のしたことの善悪はともかくとして、「好き」という気持ちは紛れもない真実なんですよね。彼女の気持ちに寄り添っていただけて、温かい気持ちになりました(*´-`)
未来のものを持ち帰る。この時点で色んなことが頭をよぎりますね。誰かが開発するはずだったものを横取りしたわけです。便利なものは結構ですが使う側のモラルはもちろん、いいことも悪いことも起こることへの配慮。もはや個人の背負える程度の問題でもなかったでしょう。物語は側面で妻と夫の二人の話ですが、過去を変える禁忌と未来をリセットしてしまう恐ろしい罪がなにものにも裁かれない、それは本当に夢をかなえただけでしょうか。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
タイムスリップもので、主人公のいる時間軸以外のところへの影響は、なかなか想像が行き渡りません。齟齬はどう処理されるのか、辻褄は合うものなのか。本当にタイムマシンが発明されたら、いろいろな問題が出てきそうですね。
読みながら途中で、えっ?て思いました。
タイムマシンで世界を変えた夫を持つ主婦。有名人になってしまったから、夫に会いたくても会えなくなってしまった。寂しくて切なくなるから、タイムマシンを使って有名になる前の過去へループする妻の心情。愛深き故なのでしょうね。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
少し一捻りある、ショートショートっぽいお話でした。
どの立場で見るかによって、奥さんへ対する印象が変わるかもしれませんね。
奥さん自身は夫一筋の深い愛情がありますね。世界がどうなってもいいくらいに。