第4話 登場人物が登場したようです

……ここは、どこだ?


目が覚めたら俺は家とは別の場所にいた。帰り道の記憶が一切ない、取り敢えず家に帰ろう。そう思い俺は部屋を出ようとした時、再び奴の声が聞こえた


???「やっと目が覚めた?もう半日以上も寝てたんだよ? 」

「お前は誰だ?」

???「ああ、ごめんごめん。自己紹介がまだだったね。僕はカノン、以後よろしく♪ 」

「あ、ああ……」中々ヤバそうな奴だ、早く帰ろう。部屋のドアノブに手をかけようとした瞬間、

カノン「何処に行くの?」

カノンが喋りかけてきた。

「家に帰る」

カノン「ここは日本じゃないし君のお金の量だと帰るのは不可能だと思うよ?」

「……は?」おいおい、嘘だろ。俺は一刻も早く帰ってゲームがしたいのに!

カノン「まあ、詳しい話はリーダーから聞いてね♪」そう言われ俺はカノンに無理やりリーダーの居る場所へ案内される事になった。


俺とカノンが移動している間、沢山の部屋があった。数えただけで10数個ある。俺みたいな奴がいっぱい居るのか?そう思いつつリーダーの元へ向かった。


5分ほど歩くと広い所へ出た。

「大きいな……」思わず声が出た。

カノン「もうすぐリーダーが来るからここで待っててね」

おいリーダーさんよ、人を待たせちゃ駄目だろう。

そんな事を思いながら俺はリーダーを待つことにした


5分もしないうちに身長はそれ程高くないが偉そうな奴が前から歩いてきた。誰だあいつ?まさかあれがリーダーか?

俺がそんな事を考えている間に奴はもう俺の目の前まで来ていた。


「カノン、この人誰だ?」俺はカノンに小声で質問をした。


「この人とは失礼だな。俺はここのリーダーをしているフォード=アダムスだ、フォードって呼んでくれ」

「おう……よろしく、フォード……」

これがリーダー?リーダーってもっとカッコイイものかと思っていたんだが……って、そんなことよりあの地獄耳だ。あんな小声が聞こえたなんて、フォードの前では内緒話は控えよう


「さて、早速だが君にはこの施設で訓練を受けてもらう」

「おいおい、だいぶ急だな」

「一刻を争うのでね。おいカノン、案内してやれ」

「はいはい」


こうして俺は無理やり訓練をやらされる事になってしまった。ああ、めんどくさい。


カノンに連れられ歩く事3分、ある部屋についた。ここがフォードが言ってた施設か?


早速カノンと共に中に入る。部屋には多数のゲームとPCがあった。

フォード「今回、この試練を受けてもらう」


「!こ、これは……」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

おい、ニート集合だってよ! 郁斗 @ikuto_0310

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る