第3話~キョンシー!怖い!!コアラヌンチャク恐怖編!!~

~前回のあらすじ~

ええ!?コアラの肛門にヌンチャクを入れる!?嫌だ!!

入れたまえ!!

よし!入った!玄関で親父が死んでるねえ!ハッピネスだねえ!!

左の棒にはジ・コアラを差し込まないと駄目だ!囚われている霊山に向かうぞ!!

「よし。飯も食ったし行こうか?君は中々料理が上手いねえ!ナイスコアラ感じるねえ!」


「まさかチャーハンにユーカリと味覇を入れるとこんなに美味しくなるなんて!!凄いなあ!!」


「稚児よ?もうすぐ霊山【マッドマックスを褒める奴が多すぎておもしろさが下がった山】こと通称【ひねくれ山マッドマックスを褒める奴が多すぎておもしろさが下がった山】だからね?準備と覚悟は良いか?」


「オッケーさ!矢でも鉄砲でも持ってこい!」


燃えていた!無尾熊絶対殺す拳44444445代正式伝承者ジェイコブ・李・ハッピーボーイは燃えていた!!


デス男が父・ゴメス☆Jを殺すことがなかったらこんな冒険に出ることも無かっただろう!!普通に拳法の修行をして!!町道場で一生をすごしていた!!この状況に感謝してしまっている自分自身に少しばかりの反省をしながらも、実際は父が目の前で惨殺されたショックで一時的に心理速度が上がってしまってタスクオーバーしているジェイコブであった…だって…子供やもん…まだ…16歳やねんで…悲しいょ…


「よし、では手順を説明しようか?半人前の君に?手順1:祠に行く。手順2:ジ・コアラを封印しているキョンシーを全員殺す。手順3:コアラヌンチャクにジ・コアラをパイルダーオン。手順4:最強に強まったからデス男を殺しに行く。以上だが質問はあるか?」


「キョンシー!!!!???キョンシーって…あの…血を吸う…?」


「その通りだね?まあ対して強くないが数は多いから気をつけるのだよ?」


「ウワァー!!怖い!!キョンシー!!怖い!!お、おおおお、お化け~!」


~解説~

ジェイコブ・李・ハッピーボーイは!!子供の頃!!悪い事をすると納屋に閉じ込められていた!!その納屋は!!幽霊が出ると言われていたのだ!!躾のためとは言え…その行為は深い深い傷跡を残し…16歳の割に最強に強いジェイコブの弱点として…ここまで成長してしまったのだ…


「なんだね?情けないね?キョンシーが怖い?確かに奴らは人間の血を吸ったり飛んだりと人智を度外視存在だが、そこまで怖がることもないじゃないか」


「アヴァー!アヴァヴァヴァヴァヴァ…アヴァ!!!アウアー!!!メエ~」


多くのトラウマが重なり、心がダウンした!!そして生まれたての子羊のようになってしまったジェイコブ!!がんばれ!!ジェイコブ!!父ちゃんのカタキをうつんだろう!みんなも応援して!!早く!!!!


ジェーイコブ!

ジェーイコブ!

ジェーイコブ!

ジェーイコブ!

ジェーイコブ!


集まってきたパワー!!およそ100万ジェイコブッフバルト!!!(ジェイコブッフバルトとはジェイコブのパワーを示すときに使われる単位。1ジェイコブッフバルトで8得点分のパワーだ!)

たちあがれジェイコブ!やってやれジェイコブ!お前には…進む以外の道は無いんだ!!


「メエ~!メエメエメエ…メエ~!」


「おや?狂ったか?まあ良い。連れて行くか。いざとなったら惨殺して全てを無かった事にしようか?この世界も?甘えるんじゃない!行くぞ!!!!」


メーリさんのジェイコッブ♪ジェイコッブ♪ジェイコッブ♪メーリさんのジェイコッブ♪鬼ごーろしー。


牧歌的な雰囲気漂う中国の霊山。一般の方も訪れたり、一般の方とお付き合いしているド腐れ生主もたまに来ると言われる【マッドマックスを褒める奴が多すぎておもしろさが下がった山こと通称ひねくれ山マッドマックスを褒める奴が多すぎておもしろさが下がった山】を昇る二人!ここではファンタが250円だ!360缶で!!殺していいぞ!!強欲は罪!!!!姦淫も罪!!!!しかし手淫は…??許して~!許してチョンマゲ~!チョンマゲチョンマゲチョンマゲマ~チ~!【https://www.youtube.com/watch?v=w3jneqPi7s8】


空気の冷たさが変わってきた…可愛い子羊と化したジェイコブをその1000tの握力で引きずりながら進むコアラ…その時…竹やぶから光る目が見つめていた。


「来たね?かかってくるかね?この地獄の番人に?甘えさせないよ?」


「メエ~。メ、メエ~!」


「君は邪魔だなあ。少し殴ろうか?」


その刹那!竹やぶから飛び出してきた!!古い補褂を身につけた、白い肌で爪が長いキョンシーが!!


「ジェイコブよ?このようにしてキョンシーの内臓を完全破壊したまえよ?コアラ地獄拳奥義!!キョンシー内臓破壊光線!!!」


コアラの両目が光る時!!!キョンシーは死ぬ!!!だが!!!もう死んでいるキョンシーを殺すとはどう言う事だ!?説明しよう!!動かない=死んでいる…と仮定しよう!!君ならできる!!やればできる!!妊娠と同じ原理だ!!やってみよう!!


ピクリとも動かないキョンシー…しかし、竹やぶからは無数の目が一人と一匹を睨みつける…


「これは力が戻っていないコアラには手に余るね?ジェイコブ?手伝わないか?」


「メエ~!」


「殺す!!」


ドゴォ!バキィ!ズギャアアアアアアアン!!!!


「いってー!何するんだ!うわあ!キョンシー!怖いよ~!!!」


「稚児も戦いたまえ!!甘えるんじゃない!」


「だって~!キョンシー怖いでんねんまんねん~!」


そんな事を言っていてもキョンシーは待たない。地面を転がりバタバタしてだだを捏ねるジェイコブにキョンシーが覆いかぶさった!!


「うわあ!レイプや!これ!!!レイプやんけ!!許されへん!16歳の少年レイプなんか許されへん!!許される事じゃない!!おかーさーん!たすけてー!!大人の、大人の人呼んでー!!!!」


マウントポジションを取られ、その首筋に食らいつこうとしているキョンシーの攻撃をうまく避ける!!こんな駄目ボーイでも無尾熊絶対殺す拳の伝承者なのだ。そしてヒグマ程度なら瞬殺する程強い…ゴメス☆Jの教育は根本的には間違っていたが、局所的には正解だった!今が!その局所なのだから!!

キョンシーの両手が首筋を狙う!それをクロスガード!そのまま押し上げてブリッジの要領でキョンシーを跳ね飛ばす!冷静になり構えるジェイコブ!!


「畜生!もう知るか!!俺のナイーブなハートをロックステディしやがって!な~にがキョンシー!!!こちとら…無尾熊絶対殺す拳伝承者!!!ジェイコブ・李・ハッピーボーイだ!!見ててくれ父ちゃん!!邪魔するやつとムカつくやつは皆殺しにするから!!男は度胸!!やってやる!!殺す!!!」


まるで大大哥(洪金寶=サモハンキンポー。キョンシー映画の元祖「鬼食う鬼」を作った偉人。というか香港映画に燦然と輝く星。60歳を超えた今でも精力的に映画出演、プロデュース、監督をこなすなど多彩な才能を発揮し続けている。サンテレビ受信地域の人ならわかると思うが、サンテレビで放送される野球が雨天中止の場合、サモハンキンポー主演の「燃えよデブゴン!お助け拳!」が放送される事が多かったのだが、その日に限って絶対に雨が降らなかった。見たいみたいと思っている内に私は大人になってしまった。しかしそれで本当に大人になったと言えるのだろうか?それは私の今後の生き方にかかっている。教えてくれ。人生を。ちなみに前述のお助け拳は未ソフト化なのだ本当に見ておけば良かったと死ぬほど後悔をしている)のような軽快なアクション!回し蹴り一閃!木をブチ折るその力強さ!やれるぜジェイコブ!!やってやれ!!


「ほう?さすがゴメスの息子だねえ。少し休ませてもらおうか?」


「てめえ!クソコアラ!アナルヌンチャクゲロカスコアラ!お前も戦え!!」


「それが子羊と化した君をここまで連れてきたコアラに言う言葉かね?たしなみを覚えたまえよ?」


「しーましぇーん!あ!さっきブチ蹴り折った木が転がっている!そうだ!!キョンシーは吸血鬼…するってえと…この木は…ひらめいた!!!」


言うが早いか動くが早いか!ジェイコブを自慢の足刀でいらない枝を飛ばしていく!そして丁度良い長さになる場所に無尾熊絶対殺す拳奥義・木を蹴り折る蹴り術式・斧を叩き込んだ!!そこに生まれたのは一本の丸太だった…


「よし!これだ!!みんな!!いや…俺だけか…丸太は持ったか!持った!絶対殺す!俺はキョンシーと戦うんじゃない!弱い自分と戦うんだ!よくみりゃキョンシーって可愛いじゃないか!動きもチャーミング!全体的に可愛い!やるぞ!!お前たちが可愛いから殺すんや!!」


丸太を持った人間は無敵になる。遠い昔、地球を作り上げたエロヒムもそう言っている!!あぶない!!この話題はやめとけ!!!


「死ね!殺す!!」


丸太を振り回し竹やぶごと、山肌ごとキョンシーを次々にぶち殺していく!!そこに残るのは冷たく臭い肉片だけだった!!


「アンタ!!良い加減にするアル!!勝手に神聖なトコロ入って!暴れる良くナイアル!!」


鈴が転がるような声がした。まさか幻聴?負けぬ。俺は負けぬぞ。殺す。殺す。殺す。

声の方向に丸太を投げた!桃白白ならその上に乗って移動するような勢いだ!!


バゴォォォォォォン!と音がした!しかしそれは声の主を殺した音では無かった!

キョンシーは一足飛びにジェイコブの目の前に来た!!


「うわあ!キョンシー!!殺してやる!!俺達は早くジ・コアラに会わないとダメなんだ!」


「ハア!?コアラ!?……少し遅かったアルな…ジ・コアラ様はデス男の部下にさらわれたアルよ…そしてお前は誰アル!?おい!そこのコアラ!!お前もだ!!」


「俺はジェイコブ!!父ちゃんがデス男に殺されて、デス男をキルしてデッド男にするために旅を始めた!!全ては4時間前程の話しだ!積もる話もまだない!!」


「私はザ・コアラ。地獄の番人だが?」


「え!?ザ・コアラ…ザ・コアラ様アルか!?アイヤー!!これは失礼してしまったアル!!私、キョンシーの「ライライ」と申しますアル!!」


「そうか!よし死ね!!!」


「待ちたまえよ?沸き立つ若さを我慢するのも男の務めだよ?ライライと言ったね?君は…そうか…君も地獄から来たのか?ジ・コアラを守っていたのか?」


「はい…この世が乱れる時…世界がコアラヌンチャクを必要とする時まで…そして、その伝承者が本当にふさわしいのかを調べる為に…こんな無礼をしてしまったアル…」


そう良いながらコアラに膝まづくライライ!見た目はヴァンパイアハンター・セイヴァーのレイレイその物だと思ってくれて良い!オナニーのおかずに最適な存在だ!!


「さっき…デス男の部下がと言ったね?まさか…デス犬か…?」


「その通りアル…元は私達の地獄上司のデス犬が…急にこの山に来て…地獄は圧倒的縦社会なので…何もできずにジ・コアラ様を渡してしまったアル…」


「てめえ!使えねえなー!でもおっぱいが大きい子は好きだから許すよ!ヒャッホー!」


「稚児は少し黙りたまえよ」


学校にもろくに行かせてもらえなかったジェイコブは社会性がかけていた。そして若干いろんな部分に問題があった。ゴメスはジェイコブがちゃんと大人に成れるかがずっと心配だった。この子があと十年生きたらどうなっているのか?それを気にしたまま死んでしまったのだ。


「デス犬様は…冷泉「餓狼伝説」に行くと言ってたアル…そこで…ジ・コアラ様を地獄に染める儀式を行うつもりアル!」


「なるほど?その前に止めないとねえ?わかった。そこに向かおうか。邪魔して悪かったね?」


「よし!!旅は道連れ!!お姉ちゃん!!一緒に旅をしよう!!そしてたまにおっぱいとか下半身とかに何らかの刺激を与えてくれよ!」


「え!?まっぴらごめんアル!!」


「よし、ジェイコブ。二人で行こうか?どうせここには戻ってくる事になるからね?まあその時に考えよう。ライライ、申し訳ないね?では向かわせてもらうからね?あと、ジェイコブが勢いで言った事だが…考えておいてくれたまえよ?私も地獄の上司だからね?」


「ハイ!!ザ・コアラ様の命令なら良いアル!」


「よ~し!行くぞ~!!デス犬殺すぞ~!!」


二人は冷泉・餓狼伝説に向かった…そこでやっと…ジ・コアラと出会える…そして…デス男の居場所を知る…デス犬とも…次回…血の雨が…降る!!!!


~次回予告~

デス犬は激烈に強かった!!全身の骨を砕かれ動けなくなったジェイコブ!!!

そこに…一つの影が………正体は一体…

「やっぱり死にかけアルか!?言わんこっちゃない!!お前、そこまで強くないのに調子乗りすぎアル!!」

影の正体は一体誰なのか…彼等を照らす太陽となるのか…それとも??


次回!!

「全身の骨が砕けた!!コアラヌンチャク骨折編!!!」


震えて待て!!!!

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