第2話~コアラが喋った!?コアラヌンチャクふれあい編!!!~

前回のあらすじ!!

ドゴォ!!ゴヴァー!ウワッ!父ちゃーん!死なないでー!!

アイツを…殺せ…デス男を…ゴヴァー

「入ったらウラカンラナ」→ユーカリ林


~本編~

「くそー!進んでも進んでもユーカリが生えている!!ここは中国だぞ!!ふざけるな!!ぶっ殺す!こんな事になったのもデス男が父ちゃんを殺したからだ!!!」


ジェイコブは己の家の地下に広がっていたユーカリ林を進んでいた!そこに何があるのかも知らず…


「しかし…伝説の武器…無尾熊絶対殺す拳の究極に凄くて最強に強まった武器が!!俺の手に…でも…うち…まだ未熟やし…」


瞬間!!一本の刀が飛んでくる!すんでの所で避けたジェイコブ!!しかし刀は!!!何本も飛んでくる!!!勢いが凄い!!ファミスタの「ぴの」以上のスピードで飛んでくる刀を避ける!側転!バク転!前転!


最強に強い無尾熊絶対殺す拳4444445代正式伝承者である「ジェイコブ・李・ハッピーボーイ」(ゴメス☆Jの息子。彼が生まれた時ゴメスは60歳にさしかかろうと言う年齢だったのが何よりも恥ずかしかった。参観日に来てくれるなよと思っていた。そして言ってしまった「父ちゃん…友達の父ちゃんや母ちゃんは若いのに…父ちゃんジジイだから恥ずかしいよ!!参観日来てくれるな!」「アホんだらあ!周りの…!!父ちゃんと…母ちゃんは!!!!尊敬してくれるぞ!!!」「なんでだ!?」「まだまだ性的にお盛んだからで~す!」「てめえ!息子の前でそんな事言うな!親の下ネタってきついんだよ!!殺す!!」「フフハァー!やってみろ!稽古をつけてやる!!!!!」

街のはずれににある道場に父と入る。そこに道場があったからだ。喫茶店があったならそりゃそっちに行くよ。彼等に足りていないのは話し合いだ。武闘家の一族として大抵の事は殴り合いで方をつけてきた。だからこそゴメスは訴訟にまみれていた。大抵の揉め事、米の払いや刀研ぎ、ペットの「ネコマスターイヌ」の餌代。もうその全てを拳で支払ってきていた。

明日は米屋、明後日は魚屋、その次の日は大陸エステと訴える人間は枚挙にいとまなかった。

「父ちゃん…俺が勝ったら…一つだけ…言う事を聞いてくれ…」


「ほほう?良いだろう。かかってこい!」


「いくぞ!究極奥義!!【父親絶対殺す軽機関銃】!!!」


全弾直撃した…しかし父親!ゴメスは死ななかった!!それは…どうして…?わからない…誰もなにもわからない…分かっている人は…死んでしまったから…悲しいね~。凄く悲しね~)は刀を上手くさばき、最後の一刀と思われる物を掴み、気配がする方向に投げた!!


グワラガキーッン!!!


刀は…打ち返された…まさか…そこに誰がいるのだ?妖怪?幽霊?サムソンティーチャー?


「なかなかやるね?さすが我々の天敵だね?拍手をしてあげようか?この両の手で?甘えるんじゃない!!」


その刹那!!!ユーカリ林の奥から閃光が走る!!そしてジェイコブは自分自身の体が真っ二つになり、自分の目で自分の尻を見ると言う確実な死を感じる瞬間を見てしまった!!

しかし!!無傷!!!これは良くあるアレだ!!!凄い気をあてるとそんな感じになる!!刃牙でよくあるやつ!!!!!


「なんだお前は!!危ないじゃな………お前…お前は…」


「驚くのかね?私に?高次元の存在に?グッドコアラ感じるねえ!」


そこにいたのは無尾熊…コアラだった。ユーカリの葉をもしゃもしゃ食べながら見ている。短い尻尾、デカイ耳、よく見ると怖い目。その全ては完璧にコアラだった!!


「なんでコアラがここにいる!!殺す!!この!!………地獄からの使者め!!!」


「落ち着きたまえよ?誰がここに私を閉じ込めたのかな?自己紹介をしようか?無作法だね?」


「うるせー!殺す!!俺は!!!無尾熊絶対殺す拳の伝承者!!ジェイコブ・李・ハッピーボーイ!お前の悲鳴はギターソロ!殺す!!!!」


駆け出していた。青春だから…ジェイコブはコアラに向かって亜音速で駆け出した!なぜそんなに早いのか!?それは鍛えたからだ!!鍛えただけでそんなスピードが!?出る!!すごく頑張ったからだ!!走った!走った!!すでに満身創痍だ!バンプオブチキンのKを口ずさみながら【無尾熊絶対殺す拳究極奥義・無尾熊絶対踏み殺す拳】の準備を始めた!!


「やれる。やってやる。やってやりまさあ。やってやるんですよ僕は」


コアラに向かって思い切り蹴りを叩き込む!避けるコアラ!蹴りの着弾地点から火柱が上がる!燃えるユーカリ!コアラの顔から笑みが消えた…殺る気なのだ…ジェイコブを殺そうとしている。そりゃそうだ。殺されそうなのだから!

大抵の戦争は自分の命を守るために起こるのだ…それは人類が生まれてから変わらない…生きるために殺す…生物としての根源だった思いに奢りが生まれ…無碍に…命を刈り取ってしまうのだ…それが人類ユークリッドロマンスクロニクルの…カルマなのだ!


「あわてんぼうだね?サンタクロースのつもりかな?私の名前はザ・コアラ。知っての通り地獄の処刑人だが?」


「うるせえ!殺す!!お前は悪魔だ!!お前は…この世界を滅ぼす悪しき存在だ!!」


「君のような矮小な存在が無尾熊絶対殺す拳の伝承者?笑わせるんじゃぁない!!」


コアラことザ・コアラ(オスコアラ。サイズはコアラぐらい大きい。匂いも味もコアラ。スーパーコアラッコは好きじゃないけど、大きな声で言うとそれ以上に大きな声のファンツイッターとかにいるめんどくさいアレに絡まれるから言わない)は両手を前に出し、エイヤと気合を入れた!するとユーカリの枝が意思を持ったように動きジェイコブを捕らえたのだった!!


「なんだね君は?弱いね?私をここに閉じ込めたゴメスはもっと強かったが?ゴメスはどうしたのかな?」


「ゴメス☆J…俺の…俺の父ちゃんは…くそー!殺せ!!俺を殺せ!!こんな生き恥!!晒せない!!!殺してくれ!!!」


「言いたまえよ。気になるじゃないか。ゴメスはどうなったかと問うているが?」


「こっ…殺せー!俺は殺せー!!ウオー!コアラなんかに…無尾熊絶対殺す拳の伝承者の俺がー!!」


「あのさ、言いたまえって。ゴメスはどうしたのだ?結構な年齢だがまだ元気だろう?」


「くそー!完全体に!完全体にさえなればー!」


「君、安易な発言はやめたまえ。それよりゴメスはどうなったんだ?金玉を握りつぶせば言うかな?」


「死んだ!父ちゃんは死んじまった!ウワーン!ウワーン!エーンエーンエーン!ラララ~」


「ゴメスが…死んだ?少年?泣くのはよしたまえ。ほら、ハンケチを貸そうか?心配だからね?ゴメス…地獄の処刑人ことザ・コアラことコアラにも優しく…ここに封じるが好きにしろと言ったあの慈悲深いゴメスが…?」


「ラララ~!父ちゃんが死んじまった~!うわ~ん!悲しいよ~!父ちゃ~ん!」


「誰がゴメスを殺したかな?」


「父ちゃんは…デス男って…言ってたょ…」


瞬間!コアラの瞳が真っ赤に燃えた!筋肉はコアラ!瞳はコアラ!コアラ!!!!!燃えている!


「デス男…偉くなったものだね?地獄のペーペーがこの世界に何の用かな?」


「なんだか…生きてる存在全部殺すマンになってるぽいょ…」


「ふふん?気に入らないね?デス男はコアラが育てたような物。そんな小童がそれなりに生きていてテンションが上がるこの世界を滅ぼすと?その拳で?甘えるんじゃない!!!おい。少年?デス男をキルしてデッド男にしにいこうか?今すぐ?殴りにいこうか?コアラはアスカで君はチャゲ?わかるかな?」


「すごい!!なにもわからないって事だけわかる!!!でもデス男を殺してくれるんだね!?内臓を引きずり出してぶっ殺してよ!!」


「しかし…コアラは力を封印されているんだよ…ゴメスに…奪われたから…」


「この役立たずクソコアラ!死ね!クズ!」


「てめえクソガキ!殺すぞ!!コアラの方が半人前のお前よりも強いよ?ベトナム兵に囚われ砂浜に頭だけ出して埋められて満潮が近くなっても半人前の君が言うかね?甘えるんじゃない!」


「うるせー!俺は半人前だ!!まだ16歳だしバスの乗り方も知らないんだも~ん!うにゃにゃにゃ~!ぷり~ん!」


「可哀想に…父親が死んでしまったから…しかし…デス男を殺したいね?」


「うん!ぶっ殺してえ!デス男超ぶっ殺してえ!!」


「ゴメス家に伝わっているヌンチャクは持っているかな?」


「持ってねえ!!」


「君は本当に伝承者か?駄目な稚児だね?首を刎ねようか?」


「やめろ!それだけは…やめろ!!多分家のどこかにある!あ!思い出した!父ちゃんの部屋の棚に!!「嘘とセックスとビデオテープ」と「セックスオンザシティ」の間に挟まっていた!!」


「ゴメスはセックスと言う言葉が大好きだったからねえ。老いてなお盛んだね?」


「もう死んだけどな!ガハハ!!!」


「こいつは一本取られた!ガハハハ!」


二人のやり取りを物言わぬユーカリだけは笑ってみていた。燃えまくってもうすぐ火柱になろうとしているユーカリだけど笑っていた。やせ我慢だ。

だがその我慢こそが生命としての、ユーカリとしての矜持。コアラに食われるだけがユーカリに非ず。燃えて咲かす花もある。ユーカリって咲くのかしら?それは誰にもわからない…


「相変わらずクソ汚い部屋だね?ヌンチャクはどこだ?」


「あったよ!コアラ!これだ!!」


ザ・コアラ最強に強くて格好良いコアラ。それがザ・コアラ。宇宙を統べる地獄の番人と呼んで欲しいね?見つかったなら良いそれを…」


「それを…?」


「コアラの肛門に差込たまえよ?」


「嫌だ!気持ちわりい!アホじゃねーのか!バカ!」


「遠慮せずにやりたまえよ?稚児よ?それはヌンチャクでは無い」


「ふざけんな!家宝のヌンチャクだ!コアラの肛門になんて入れてたまるか!!悪人の頭に叩き込むためのヌンチャクだ!!」


「悪を憎む心はゴメス譲りだねえ!グッドコアラ感じるねえ!入れたまえ。肛門に」


「どうせならマン…」


「それ以上はいけない。世界を滅ぼす言葉言うかね?消えるかね?この世界から?アカウントごと?」


「なんでだよ!いいじゃないか!人間だもの!マン…」


「滅びの言葉を言うな!!!!」


「わかったょ…でもなんでコアラの肛門に入れなきゃなんないの!?説明して!!アカウンタビリティーを果たして!!!!」


「それはヌンチャクであってヌンチャクでない。ヌンチャクとして使うには…弱いのだ…」


「じゃあ…これは一体…」


「パワーバーだ。コアラインザアナルバー…略してパワーバーだ…それとコアラが一つになった時…最強の拳法。天国が産んだ最強の拳法!無尾熊絶対殺す拳究極武器【コアラヌンチャク】が完成する!さあ、入れたまえよ?性的好奇心旺盛だね?やりたまえ」


「嫌だ!きたねえ!ユーカリウンコ野郎!」


「稚児よ…力が欲しいか…?」


「なんだてめえ!偉そうに!殺す!!」


「その意気だ!早くパイルダーオンしたまえ!」


光るヌンチャク!!それはコアラの肛門を求めるかのように!!光る肛門!!それはヌンチャクを求めるかのように!!


今!!二つの正義が一つになった!!


「ああ!!入った!何の抵抗もなく!!食パンに指を押し込んだように!!」


「ああ…パワー感じるねえ!コアラパワーマキシマムだねえ!?稚児よ。まだこの武器は完璧ではない。するってえとデス男もまだ倒せない。このコアラヌンチャクをハイパーコアラヌンチャクにせねばならないね?どうやって?」


「知るかよ!てめえが言え!死ね!」


「稚児よ?もう一匹だ」


「もう一匹?」


「左の棒は私の肛門に…そして右の棒は…天国の処刑人…ジ・コアラの肛門に…」


「そいつはどこにいるんだ!?」


「わからない…しかし…霊山の奥の祠に…いると…聞いた事があるような無いような…」


「てめえなんにも知らねえな!クソかよ!」


「このクソガキ!殺そうか!?その首刎ねて???」


「まあいい!行くか!デス男の脳みそがどんな色しているか見てやるんだ!父ちゃんのカタキだ!!」


「そう言えばゴメスの墓はどこに?」


「あ!!!まだ!!玄関先に死体置きっぱなしだ!!」


「マジウケルー!」


そして彼等は進む。復讐のため、力の証明のため。

コアラヌンチャクを完成させ、デス男を殺すため。やっていけるのか?やってやるんだ!やるぞ…!!何かを!!!!


~次回予告~

「キョンシーがこんなにたくさん!殺される!お母さん!」


「稚児よ!!今こそコアラヌンチャクだ!!早く振り回したまえ!!」


「こわいよー!こわいよー!ギャー!」


「てめえいい加減にしろ!」


ズギャーッン!ボコ!ドガア!!やったあキョンシーは全部死んだ!霊山の祠入れる!

やってやろうぜ!!!


次回!!

「キョンシー!怖い!!コアラヌンチャク恐怖編!!!!」


震えて待て!!!!!!

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