おわりに

2年前に書き始めたこの「ジャニーズと私」、昨年(2015年)5月にじゃんぷくんについて書いたあと、締めの言葉を書こうと思いつつそのままになっていました。


それから10ヶ月。


あたしは自分をジャニヲタではないと思っていました。「あたしはジャニヲタじゃない、ただジャニーズが好きなだけなんだ!」そう思っていたのです。なぜならジャニヲタを名乗るには真剣味と情熱が足りず、依存と消費をしてるだけだという自覚があったからです。こんな自分がジャニヲタを名乗るなんておこがましいとヲタに対して思い、ジャニーズの子達には後ろめたさがありました。


しかしあるときふと思いました。そんなふうに思うのはあたしが自分の人生を懸命に生きていないからではないか、と。


ジャニーズはなぜ存在するのか。その答えはあたしの中で「ファンに生きる力をあたえるため」です。日々の生活ってきっと嬉しかったり楽しかったりすることばかりではなくて、辛くて苦しくて心が折れそうになることも多々あるかと思うのです。そういうときに「がんばる力」をあたえてくれる、それがジャニーズなのだと考えています。 


ところがあたしがしているのは依存と消費。しかもそれは逃避のため。嫌なことから目をそらし、夢中になり、それから逃れるためです。ジャニーズは嫌なことと向き合うための「がんばる力」をあたえてくれている。なのにただ逃避のために利用している。そりゃあ後ろめたいはずです。彼らがあたえてくれる力を無駄にしているんですから。


けれど思ったのです。それなら自分の人生をがんばればいいんじゃないか、懸命に生きればいいんじゃないか。


「生きる力」「がんばる力」をあたえてくれるジャニーズに後ろめたさを感じずむしろ胸を張れること、それは自分の人生を懸命に生きること。具体的にどうするかはちょっと思い浮かばないけど、たとえば日々の生活の中でこれまでがんばれなかったことをがんばること。そうすることで、彼らがあたえてくれた力を彼らに応える形で返せることにもなるんじゃないか。


とは言え真剣味と情熱が足りないのはどうにもなりそうにありません。ただこれは、自分の人生をがんばる中で出来る範囲の応援をすればいいんじゃないか、と思います。時間やお金をかけるのは難しいけど、自分に出来ることをしようと。


そしてそんなことを考えていたら、自分はジャニヲタを名乗ってもいいんじゃないか、と思うようになりました。以前と変わらずワイドショーは言わずもがな番宣すら録り逃すし、好きな子全部を追い切れてないし、自分の人生がんばれてるのかどうかわからないけど、駆け出しのジャニヲタでいいんじゃないの、みたいな。


そんなこんなで来週はせんせーションズのDVDとかつんのベストアルバムが発売され、4月には滝沢歌舞伎に行くことが決まっています。「出来る範囲で出来ることを」その結果は今のところこんな感じで、ぶいとじゃんぷくんを応援しつつ、他の好きな子達も応援しています。


おそらくもう新たに好きになるグループはないだろう、今好きなぶいとじゃんぷくんを応援しよう、と思っていますが、どうなるかは神のみぞ知る。もし新たに好きな子が出来たなら、今と同じ気持ちで応援出来たらいいと思っています。


彼らがあたえてくれる嬉しさや楽しさ、明日へ踏み出すための力に応えていけるように。

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ジャニーズと私 ひりか @hirika

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