実際に現れたもの

絶望に満ち溢れた小説投稿サイト・カクヨム

 そう、現実は非常だった。


 レイアウトが悪く、読者に優しくないサイトページの数々。


 投稿したはいいものの遅々として伸びないPV。


 評価の代わりに存在するはずの☆の少なさ。


 ランキングも存在せず、小説に出会うにはタグ検索と新着とピックアップしかないという、ありえないほどの検索機能の欠落。


 サイト内連絡ツールが存在しない。


 感想欄などあるわけがない。


 活動報告は一方的。


 それでもまだその頃は、みな始まったばかりのカクヨムだから仕方ないとそう思っていたのだ。


 そう……思っていた。


 きたる3月8日、ランキング実装とともにデスゲームが始まった。

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