章題で遊ぼう (2016/05/01)
GW期間突入ですね。
あちこち楽しそうな話題を耳にしますが、何よりもロッテの鯉のぼりが、試合中に3匹中2匹飛ばされてしまったというニュースに心が惹かれて止みません。
実は家族がまさにテレビで野球の試合を見ていたので、二匹目が飛ばされた時は私もリアルタイムで目撃したのですが、緋鯉まで飛ばされたという実況を聞きながら「ただの誘拐事件じゃねぇか……」と呟いたのに吹かざるを得ませんでした。
ところで、最初に飯テロとコメントを頂いたことに気を良くして、1話に1回くらいは飯テロをしていこうとやってきたのですが、そろそろきつくなって参りました。
なのでこれからは、普段は飯テロのことは意識せず、みなさんが油断したところで飯テロをぶっこんでいくスタイルに変更したいと思います。
ルールがあるとね、無駄にね、エッセイ書くまでのハードルがあがるんだ……!
そんな訳で閑話休題からの今回は章題のお話。
章、というと、大見出しや中見出しの章題からエピソードタイトルまで連想されるけど、それを引っくるめてということで。
カクヨムに掲載されているエッセイにも書かれていることですが、小説タイトルが重要なのは勿論のこと、章題やエピソードタイトルについても読者を呼び込む上では外せない要素です。
とはいえ、かくいう自分も『章題』はしっかり考えるけれど、『エピソードタイトル』については一部除きほとんど適当だったんですよね。
章題が『○○○○』だとしたら、エピソードタイトルは『○○○○(1)』とか『○○○○(2)』とかそのまんまで。
けれどどうやら、エピソードタイトルについても何かしら内容にちなんだタイトルをつけた方が(私が見た限りでは)読者に受け入れられやすい傾向が強いようなので、今更ながら自作のエピソードタイトルをちゃんと付けてみました。
さっき書いた飯テロについてもそうですが、私はわりと自分で自分に縛りをかけてしまうことが間々あります。
自由にやりゃいいのに、無駄な縛りをかけて自分で苦しむタイプです。章題については大抵いつもそうでした。
例えば、とある共通した事柄の単語を必ずいれたりとか、頭文字をキャラクターの名前や何かの言葉にしてみたりとか。
けどそれをエピソードタイトルでもやると、超面倒くさい(笑)
だから今まで、まともにエピソードタイトル付けなかったんですけどね。
よく考えれば(よく考えなくても)別に難しいこと考えずに自由につければいいだけの話なんですが。
ただそうは言っても、無性に何かを仕込みたくなる性分の自分。趣味は伏線をたてることです。ほんっとに何にも考えてない時もあるんですけどね……。
なので、自由にと言われるとかえって悩んでしまうという。
思案した結果、「そうだ、緩い縛りにしよう」と思いたちました。
頭文字を特定の文字にするのは、結構きつい。あと何かの元ネタがあるとかも、縛る条件が多くなるとかなり大変。
けど、文字指定がなくて、何かの条件が1つだけとかだったら、意外にいけます。多少、面白みは欠けますが、まあエピソードタイトルばかりに時間は掛けていられないし。そもそも既に章題には仕込んでるし。
そんな訳で、無事にエピソードタイトルもつけることができたのでした。
まあこのエッセイみたいに適当につければいい話なんですけどね!
……実はこのエッセイも、最初はタイトルに縛りを掛けようかと考えてました。しかも結構面倒くさいやつ。
何かしらの文学作品のオマージュにするとか、しりとりするとか、1話毎にタイトルの長さを1文字ずつ増やして(減らして)いき見てくれを階段みたいにするとか、色々考えたんですけど。
適当に書くのが目的の話なのに、本末転倒なのでやめました。
なので今回、飯テロについても外させていただいた訳ですが。
まあ、面倒くさいですけど、結構楽しいです。タイトルで遊ぶの。
何より自分が、他の作品でそういうのを見つけた時の高揚を思い出すと、ついつい悪ノリでやってしまう。
このエッセイでは自作の宣伝はしない主義なのですが、まあ一旦置いて。興味を持って頂けた方はサンプルに私の小説の目次をご覧いただければ「ああ」と納得頂けるかと思います。
片方については、珍しく章題も至ってシンプル、エピソードタイトルも至ってシンプルな縛りでつけていますので、「ああ、緩いほうね」と分かって頂けるかと。
もう片方については、章題についてもエピソードタイトルについてもそれぞれ別種の縛りをかけているので、中身は読まずともどういう仕込みがあるのかクイズ感覚でお楽しみ頂けるかもしれません。
特に第1部のエピソードタイトルについては、元ネタを大多数見破れた方は私と趣味趣向が近しいと思われますので、是非お友達になってください(笑)
リアル知人に何人か尋ねてみましたが、分かったのは数個だけでした。ですよね。
章題やエピソードタイトルでのささやかな遊び、皆さんもやってみては如何でしょうか。苦しむ仲間を増やしたげふごふいや、本当に面白いんだよ! 完全に自己満足の世界だけど!
私が謎解きクラスタでもあるのも一因かもしれませんが……。(クラスタと名乗れるほど謎も解いてないですし成功率も全然ですけど!)
単純に、自分が仕込みのある作品が好きっていうのもあります。
もしカクヨム内に「この作品はいろいろ仕込まれてるよ!」っていう情報があれば、提供していただけると喜び勇んで見に行きます。それこそ本末転倒な気がしますがまあ気にするな。
因みに、の話ですが。
エッセイで上記のご意見を目にする前から、タイトルに「11」「25話」とかの数字だけってのは避けて欲しい派でした。
だってすごくクリックしづらい。
当たり前ですが、タイトル部分にエピソードページヘのリンクが貼られているため、数字だけ・○話だけ、なタイトルだと単純にクリックする面積が狭くなります。Web小説は刹那的だから、それだけで逃げてしまうお客さんも結構いると思う。
シンプルな章題で硬派にいきたいというこだわりがある場合でも、クリックしやすい形式に何かしら工夫した方がいいんじゃないかな、と個人的には思います。
(2016/05/01)
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