第8話 くらくふかいさか

Paramnesia


▽▲


人が生物である所以、私たちはそれを何処かに置いてきてしまった。

概念という形なきものに縋り付いてしまった存在は底なき奈落へと落ちるばかりである。



一つの理想に準じるものを語ろう、この世界から英雄というものが消えて数多もの月日が過ぎた。

英雄のいない時代は不幸だが、英雄を必要とする時代はもっと不幸だという言葉がある。


だが私はそうは思わない。英雄ほど弱者にとって理不尽なものはない。もちろんすべての英雄がそうであるという訳ではないが。根源的な英雄のあり方、本来の英雄のあり方こそが私の嫌うそれである。己が身を持って弱者を庇おうとも、死ねばそれは被害者。英雄と呼ばれることは決してないだろう。そしてこの時代、名を残すことは果てしなく難しい。様々な神話の英雄の名は語り継がれ、今に名を残すが近世においてはどれほどの偉業を残そうとも、記憶の片隅に仕舞われる。書籍としてや地方で細々と存える名声も確かにあろう。だが、それでもこの世界では英雄は生まれない。百年二百年と語り継がれる英雄はもう存在し得ない。


なぜ人は英雄に憧れを抱くのだろう、彼らがやっている事は究極に言えば自己愛だ。邪魔者を片付け、言語の分からぬ者を殺し、多くの女を抱き。正しく英雄ひでたるおすとは野生の獣のあり方、そのものではないのか。

己よりも何かに秀でし者を顎で使い、己よりも優れた容姿の者を傅かせ、そこに優越を覚える。他者より優れた所を自慢し、自らよりも劣るものを蔑む。人と異なることを嫌い、その中において人と同じ事を嫌う。自らよりも強きものを下し、自らが強きものとなる。


他者より優れた才能を持つものを私は英雄とは呼びたくはない。


彼らは確かに努力を重ねた。

彼らは確かに苦難を超えた。


だがしかし、彼らは結果的に弱者を下すことしかやっていない。他者より優れたものを持ちゆるからこそ英雄と呼ばれているに過ぎない。良い英雄は死んだ英雄のみと言われるのはある意味、的を居ていると考える。何せ死ねば、強者が弱者を虐げることはなくなるのだから。


(中略)


私が思う人としての最高は普通そのものである。


人は自らを優れた生物だと勘違いしている。少なくとも私はそう考える。だが既に知恵と感情、秩序を持った時点で人とは生物としてどうしようもなく弱者となった。感情で死ぬのは人のみだ。感情で殺すのは人のみだ。感情で子を産まぬのは人のみだ。秩序で人を殺すのは人のみだ。秩序で人を産まぬのも人のみだ。生きることに意味を求めるのも人のみだ。意味とは何かと答えのないものを得ようとするのも人のみだ。本来なら生きるという事そのものが絶対であり不変、そこに何かを求めるのは生物としてはおかしな事なのだろう。


生きる意味を求めることほど愚かなことはない、誰にも自分は欲されていないからと言って死ぬのは余りにも的外れである。


ALIVE』という文字には『ALIVE』という意味しか存在しない。これに何かをつけてしまえば既にそれは『生』ではない。もっと別の何かなのだろう。


だが、その無駄を私は愛する。

人が人であるが所以、それは意味なきものに意味を求める。獣は決してそのようなことはしない。

そして、生そのものを愛そう、故に知ってほしい。今ここにあることこそ全てで一であるということを。


(中略)


私が以前、遥か昔に求めたものは恒久なる平和であった。しかし時代は既に破滅への秒読みを始めており、私ができることなど数少なかった。どれほどのものを犠牲にしたのだろう。数えるのも億劫になった。愛すべき者が望んだものは確かに果たすことはできたが、本来欲したものは全て零れおちた。



彼女は言った。『奪うだけではない英雄になってください』と。



滅びゆく世界でそれらを救うために生涯をかけたが、語り継ぐ者はもういない。次世代の者たちは紡ぐことができたが、それを見届ける猶予も只人である私には存在しない。地下45m、鉛とコンクリートで覆われた研究所であっても無数無差別に飛び交う特殊弾頭弾の雨を耐えるには遥かに心もとない。地表が吹き飛びここが地上になるのもあとわずか、そうすればこの研究所など紙切れのように吹き飛ばされるだろう。既に地表は現在の人類にとって非常に危険なものとなっている。今この世界でどれほどの人間が生き残っているのかは知らないが、私が知る人という愚物いきものは残さず死に絶えるだろう。




データ更新を開始…………



大気中酸素濃度は12%

放射線量45シーベルト毎時

大気中灰塵濃度5%

気温氷点下56セルシウス度

地表瞬間到達温度4500セルシウス度

地表付近平均騒音145デシベル

……………………

………………

…………

……記録完了


(西暦2024年12月24日19時43分『聖者が生まれた日にて世界墜つ』)


▼△


どこまでも続く深い深い坂を降りていく。

何が見えるのだろうか、何も見えやしない。

何があるのだろうか、何もありやしない。



どこまでも続く深い深い坂を降りていく。

どこで終わるのだろうか、あと少しだけ。

何か得られるだろうか、答えだけ。



 貴女が得られた答えは納得出来るものでしたか?いえ、決して出来るはずがないでしょう。それを認めてしまえば、貴女は今までになし得たこと、更には今の自分までを全て否定することになるのだから。だからといって、認めずとも事実は変わらない。ですが今は信じてください、あなたの今までを意味あるものにするために。



気づいてください、その生の意味を。

知ってください、その鼓動の躍動を。

感動してください、今その在り方を。



 夢を見ずとも人その夢を知り、夢語らずとも人その夢を見る。貴女は気丈に振る舞うでしょう。ささやかな誇りを大切に胸に抱いているのですから。それは酷く酷く醜いことです。過去の栄光に縋り付いているのですから。そこには意味など、突き詰めてしまえば一つもないのでしょう。正しくまさしく無意味です。でも、きっと大事なことです、ええ、きっと。忘れてしまえばただの獣に成り下がるくらいに。そして、きっときっと美しいことです。一度、知ってしまえば捨てられないくらいに。捨てる必要はありません。大事に大事に今はただ、仕舞っておいて下さい。いつかきっと必要な時が来るのですから。


 大事な大事な宝石です。貴方が守ってきたことは、結果を伴わずとも必要なことでした。おそらく、その過程がなければ今の世は生まれなかったでしょう。確かに前の世に終止符を打ったのは貴女でした。ですが、その役目は結局誰かが引き受けなければいけないことでした。今の世を生むことができた貴女が終止符を打ったのです、誰もが納得するべきでしょう。



 だから知ってほしい、新たなる神よ。貴女は間違ってなどいません。誰もが否定し、納得しなくともそれだけが唯一だったのですから。だから少しは翼を休めてはどうですか、新たなる神よ。確かに貴女は神とは程遠き背徳で冒涜者だ。でも、成し遂げたことは創世以外の何物でもなかった。


一の命を礎に、千の命を生贄に、万の命を造られた。


 心優しき貴女は自らを許せなかったのだろう、だから貴女は貴女に苦難九難を与えたのでしょう。ですがもう十分に罰は受けました。私はそう思います、だから貴女が得るべきは救いです。誰も貴女を理解できなかった、結論から言えば私にも決して貴女を理解することはできないでしょう。貴女自身ですら把握していない部分がるのですから、私に理解しというのは酷な話です。


 ……ねぇ神様、貴女は今幸せですか?

全てを得られず、与えてばかりの貴女は今を生きているのでしょうか?

ねぇ、神様、少しはご自愛ください、貴女が無理に前を進んでももう何も変わりません。

だから休んでいいのです、全てを気にせずお眠りください。



△▼



 魔女がいるらしい。


 そんな噂を聞いた。誰に聞いたのかなんてもう覚えていない。又聞きだったのか、あるいは誰かが話した内容を小耳に挟んだ程度だったのかもしれない。なんでも、自らが力あることをいい事に好き勝手しているのだとか。

 羨ましく思う、力があったとして何一つ上手くいかない私がいるのだから。張子の虎とも呼ぶべきか、遠くから見れば力があるように見えるのかもしれないが、実際には私の周りは柵で囲まれやりたいと思ったことなど何一つ成せていない。綺麗ごとだけを吐き、成果の一つも上げていない。これで人類の救済など夢のまた夢であろうに。

 「博士」と私を呼ぶ声がする。どうやら、最終段階にあったキメラの一つが出来上がったらしい。鉄くずを集めて出来上がった破壊兵器おもちゃに対抗するために作り上げた最高傑作おもちゃ


 とはいえ、過ぎた玩具へいき上の者おやに取り上げられるようで。研究施設の全てを押収された。私は生かされたが、研究に携わっていた助手、つまり発想力がなく代わりが効くものは全て実験台として消費されたようだ。

 これは私もそのうちヤバイかなと考えていたが、案の定というべきか、この命は容易く刈り取られた。本来禁止されているのだが、人の記憶をビー玉サイズの媒体に移す技術がある。写せませんでした死にましたといった失敗も多々あるが、本来は不治の病の者などが新たな体が出来上がることに望みをかけて、その媒体に魂を移す。これを気づかぬうちに執行されたらしい。


 魔女がいるらしい。


 こいつを見たとき、ああ、確かに魔女だとそう思った。見た目は私たちと同じ白衣を纏っているのだが、空気が違う。私や、戦友達どうぎょうしゃ、は確かに傍から見れば魔女と同じ下衆の極みかもしれないが、そこにはハッキリとした目的も理想も理由も存在した。だから、今この目の前にいる魔女だけは認められない。何も知らない一般人から罵られようとも我々は人類の救済に命をかけてきた。だがコイツは違う、何度でも言おう。コイツは自分以外を人だとは思っていないのだ。


 認めたくない、でも動けぬこの体では何もなせやしない。


 映像を眺めるように媒体の中で過ごす。魔女が成し得たことは壮絶の一言で済ませられる。何せ単独とも言える組織力のなさで、世界と全面戦争を行い、それに勝ってしまったのだから。おかげさまで世界は消えない炎に包まれた。既に人が、いや生きとし生ける物が正常には生きられない世界であろう。


 そんなある日、私は魔女の気まぐれでクローニング媒体に記憶を転写された。ビー玉サイズだとは言え、脳内の記憶記録全てに、体中に眠る電気信号、細胞一つ一つのDNAとはまた別の記憶領域全てを押し込めているのだ。クローニングされた体は全くの他人で、当初肉体全体に違和感を感じたが、今ではそれを含めて適応している。


 魔女がいるらしい。


 ふと一人の研究者の言葉を思い出した。


 進化とは外的何らかの要因、遺伝子配列の微細なる齟齬の積み重ね、もしくはそれに準ずる何かによって起きる形態変化、生態変化である。故に今ここで我らが手を加えて新たな種を生み出したとしよう。これは極狭い分野での範囲で見れば人的要因であるからして改造であり、物によっては実験進化となるが、進化ではないとするものが大半である。しかし、それは烏滸がましい。そもそも、人類すら自然の中においてなんらかの想像の域を出ない外的要因、例えば、木のない、または多くない場所で猿を祖先とする種が木を必要としない生活を始めるために行き着いたモノであったり、一部の優れた脳を持つ者が自らの毛皮に頼らない熱、即ち火を得たことによってのちの衣服に準ずるモノを手に入れそのために毛皮を失ったものだったり、他種族の妨害により今までの生体活動を否定され進化せざるを得なかったりと、何かしらによりたどり着いた形態の一つであり、今ここにある自然的でないとされるものも究極的には我々という自然的に生み出されたものが開発生産したものであるからして、これもまた自然現象の一つであり、そしてそれに準ずるモノによって生み出される彼ら彼女らも進化と言えるのではないだろうか。


 彼の言うことを理解はできるが、これはまた哲学的なことも混じってくる。自然的であるものと人工的であるものが対義でないと主張する、創造論者的考えと自然論者敵考えの混じったハイブリットな物である。


 確かに彼の言葉を否定することは、哲学的でもなく科学的ではない。だが正直、魔女がやり遂げようとしている事すらも進化としてしまうのならば、我々がたどり着くそれはやはり破滅しかないのだろう。



▼△



 あなたのわたしはかせになりたい。

 なんです、ふつうはぎゃくじゃないのかですか?

 たしかにそうですね、ふつうはかせになりたくないとかんがえるべきしょうね。

 が、わたしはそうはおもいません。

 すこしかんがえてみてください、あなたはひとりだとおのれをかえりみないでしょう?

 きついかもしれませんが、わたしがかせになってあげます。


 そうすれば、あなたはむりしないでしょうから。

 うふふ、かせだからといってわたしのことはきにせずやりたいことはやってください。


 いいたいことあるならいってくださいね、わたしはかせですが、それだけではないですので。

 まぁ、だからどこへだってひきずりまわしてください。

 もうすこしだけ、あまえてもいいですか?

 むりですか?……いいんですよね?ありがとうございます。

 かがやかしいみらいといえなくても、それにちかいものならてにいれられるとしんじてますから。

 しつれいな人ですね、ひぎゃくしゅみなんでもっていません。

 もういちど、あなたといっしょにくらしたかったのですから、ちょうどいいんです。


 ああ、でももういちどいいますが、わたしのことはきにせずやりたいことはやってください。

 ふふふ、おかしな人ですね、ざいにんはみずからをしばるかせをきづかうことなどしませんよ。

 れいのごとく、きついことばかりいうあなた。

 るいはともをよぶですか?しつれいですね!

 おこりましたよ、こんなわたしでも。

 もう!またばかにして、そんなことでごまかされませんから!

 いいですか!だからあなたは、いもうとさんにもいつも……きゃっ

 とつぜん、だきつくなんてなにをかんがえてるんですか。

 またそうやって、はぐらかして。

 らっかんしなんてしていませんよ、あなたならできます。

 なにもなせないなんていわないでください。

 いえ、わたしがいわせませんこれからは

 ……………………

 ………………

 …………

 ……


 最後に一つ、貴方が駄目だったときは私が跡を継ぎます。

 悪魔にだって魂を売ってあげましょう。

 例え、魔女と呼ばれようとも、貴方が望んだ救済は確実になしてみせます。

 安心してくださいね、私の愛しい人。




▼△



 爆音とともに後方が弾ける。何が起こったのか、分かっているのだが超信じたくない。


 村を出て数分のことである、目の前に見覚えの若干ある集団がいた。どこかは知らないが、騎士服と先ほど片付けたばかりの兵士の一団。手にはメイスのような杖。それをこちらに向けている。数名は騎乗しており、弓兵もいる。ざっと200人。何コレ詰んだ。あれですか?ちょっと寝過ごした我へのバツですか?だが、一つ言わせて欲しい、確かに先ほど貴方方のお仲間の兵士は片付けたが、貴方たちのお仲間の騎士をちゃーんと見送ったのも我ですよーって。まぁ、あちらからしたら、だから何?的な感じかもしれないけどネ!


 「うむ、兄様!あ、間違えた、ヴィルセイン!全力で回り道して逃走!」


 ……まぁ、たくましくなった兄様の脳はプチトマト程度なのか、以前の人であった頃に比べると遥かに頭が悪くな、……げふん!げふん!否、残念になっているので、語りかけても分からないのだが。


 ※注 実際の馬は彼女の兄ではありません


 取り合えず、幼女的少女が振り落とされない程度に頑張ってもらう。ふ、振り切れたらいいなぁ~。とか思っていたけどやっぱ無理。次々に兄様(馬)の後方僅か30センチに突き刺さる魔法術。当たれば確実に尻がえぐれる間違いない。

 にげろー、にげろー、ヴィルセイン~、おいつかれ~たら死んじまう(笑)……いや、笑い事ちゃうし。我まだ二度目の生を謳歌してないの、こんなとこで死ねないの、そもそも血なまぐさいお話もう嫌なの。そろそろ、学園編でも始まって良い時期だと思うの。


 無論、始まるわけないのだが。そもそも、この世界がどれほど進んだのか、退化したのか、何がどうなんっているのか、幼女の説明だけでは解らない。分かったのは我に似た変な何かによる何かしらの信仰?が布教され続けて根付き、幼女にも知られていることだけだ。


 若干現実逃避している今も次々と近くに着弾する魔法弾。取り合えず、誰か助けて欲しい。騎士たちを殲滅した部隊がこっちに来ないかな~。敵の敵は味方でしょ、たすけてたも?って感じです、ハイ。



 「そして、三時間後」

 「あはは~、かみさますごいね~、追いかけっこにも強いよきっと?」


 なにおいう、いまリアルおにごっこしたばかりでしょ?


 強か過ぎる幼女未だ健在。鋼の心でも持っているのだろうか?我のチキンハートと取り替えて欲しい物である。というわけで、どうにか逃げ切ることができた。ようやく一息、自らも魔法瓶(笑)で喉を潤し、幼女(強)にも飲ませて、例のごとく器替わりに地面掘って水溜めてヴィルセインに飲ませる。なんだろう、この背徳感。兄様の名前を思ってかんがえ飲ませるっていうのが何とも言えない。


 さて、問題がある。


 我々はどこに行けばいいでしょうか!


 「1、取り合えずお城に帰って二度寝を決め込む。2、あえて捕虜となる。3、森に入ってエルフのような何かとお話する。4、まだ見ぬ未来へと走り始める。さあどれ?」

 「頑張ってね、かみさま」


 やべぇ、この幼女。我の渾身のボケすらガンスルーしたよ。流石は現代っ子、我の言葉無視する奴なんて今まで見たことない。まぁ、王様だったし無視されたらそれはそれでヤバイが。あれ?無視されるのとほとんどすべての貴族に『やっは!大反乱!狙うぜその首!』ってどっちがやばいのだろう?

 ……深く考えたら、精神的ダメージ特大だから止めておこう。まいぐらすはーといず、ヒビだらけ。


 「この付近の街を目指すことにしよう、何か異論はあるか?」

 「ばしょわかるの?わたし、わかんないよ」

 「もちろん我も分かんないよ?」


 ダメだ、詰んだ。これは適当に歩いて(ただし歩くのはあに)行くしかない。願わくば、テンプレ通りに襲われてる馬車にでも遭遇……しても勝てませんねっ!きっと!ダメだ、この案も開幕早々却下。であれば、あれか?「ヘイッ!我、悪い王様じゃないよ!きゃぴるん✩」とでもさっきの物騒な連中に言えと申すか。無理ですね、ごく普通に。


 「そして、三時間後」

 「どこに向かってるの?」


 それは我が一番聞きたい、気の向くまま、風の向くまま。どこかにたどり着くまで気ままな旅を続けるのさの言えとでも?取り合えず、あったっかい布団で眠りたい。


 と、溜息ついたときのことである。


 やっはろー、見てみなよ、この周囲一面の騎士騎士騎士騎士騎士。おっけー理解。さっきのと装い違うから違う種族?なのだろうが。え、なにこの緊迫感。こっち包囲したままヒソヒソ話はやめなよ!我の心拍数マッハで上昇するからさ!ぶっちゃけ、この場で土下座して、「ホントマジすみませんでした。命ばかりはお助けを」言いたい気分である。正直それで助かるヤツ、ギャグ以外で一度も見たことないけどね。

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