創作に向く地域




1:池袋

□大塚

 本来は池袋がベストではあるが、家賃の都合で大塚を推したい。

 

 なぜ池袋界隈が良いのかと言うと、先ずしまや出版やサンライズ出版といった、同人界でも有名な印刷所がこの近辺に集まっている(ポスター、名刺の即日印刷を請け負ってくれる業者もある)


 つまり、締め切りギリギリで入稿しても「印刷所に直接受け取りに行く」という方法が取れる訳だ。名刺やポスターにしてもそう。電話やメールで予約を入れ、その日の晩には上がりを手に出来る。この安心感は中々他にない。


 他にも池袋といえば乙女ロードにアニメイトと、オタクに因む施設に事欠かない。原画展やコラボカフェといった限定のイベントに、やはり徒歩で向かえるのは大変便利だ。さらに付け加えれば、閑静な住宅街として住み心地も悪く無い。


 国際展示場へのアクセスという意味合いでも、りんかい線の直通がある為に比較的良好であると言って良いだろう。




□和光・成増

 こちらは埼玉県になるが、上記池袋へのアクセス面で優れている。特急が止まるため所要時間は15分とかからない。にも関わらず家賃は安く、50k以内で風呂付きの物件を探せるだろう。


□要町

 アニメ関連の施設は東口に多い池袋だが、印刷会社は西口のほうに多数位置する。また丸ノ内線が後楽園を通る事から、会場関係のアルバイトを挟みたいのなら一考の余地があるだろう。


□高田馬場

 学生が多いため、手頃な物件も多いのが特徴。またメトロ東西線が中野、三鷹方面に繋がっている事から、アニメ関連の仕事に就きながら、国際展示場へのアクセスも良好という側面も持つ。もちろん山手を用い新宿、池袋の両面に近い為、選択肢の幅は広い。




2:秋葉原

 言わずとしれたオタクの街、秋葉原。それ以外にもいざという時に使えるクリエイターズカフェや、資料の宝庫神田の古書店街など、創作という観点では比類なきキャパシティを誇る。


 ただし問題は、周辺賃貸の家賃が高めである事。だいたい6万から見ないと、リラックス出来る物件は見つからないだろう。少し離れるのも悪くはないが、そうなると今度は仕事の選択肢が狭まってしまう。妥協ラインとしては山手にもアクセス出来る範囲で、東西線に隣接する浅草橋辺りを選ぶ事ぐらいか。




□総括

 イベントに出る前提で考えると、こんな所だろうか。なんにせよ我々の面倒は、ただ住めれば良い訳でも無く、しかし高くては駄目で、無論のこと利便性も追求する点だ。筆者としては複合的な観点から、やはり池袋周辺を推したいと思う。これについては完全に独断と偏見の為、もし何か耳寄りな情報があれば教えてほしい。


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