応援コメント

悲しみの明けに、面(おもて)を上げよ」への応援コメント

  • あーーーーー最後泣きながら読みました
    なんて美しい……何話か前の衝撃的エピソードが辛くて(打たれ弱いので)先に進めなくなっていたのですが、どうしても気になって読みに来たらファランは私のショックなんてあっという間に飛び越えてまわりの人のために愛を抱えて生きているし胸がいっぱいになりました。終わり、少し寂しかったけど、世界に彼女の残した優しさがたくさん残されていて素敵でした。あーーー美しかった。読んでよかった、ありがとうございます。しつこいですが、本当に美しい物語でした

    作者からの返信

    数年前に完結した物語にお付き合い頂き、ありがとうございます。「美しかった。読んでよかった」のお言葉、とってもウレシイです。

    ファランとシグリドの恋物語が主体となるはずだったのが、執筆途中でその他の登場人物にも愛着が湧いた結果、ここまで長くてややこしいお話しになりました。何度も「もう書けない、もう書くのやめる」と思いながら、なんとか完結できたのも、百坂さんや大勢の方々から応援の♡やコメントを頂いたから。長編小説は読者さまの支えがあってこそなのだなあ、と実感しました。


    本編では書き切れなかった内容は、短編として終章の後に添えておきました。お時間のよろしい時にお読み頂ければ嬉しいです↓

    『秋に惑う』……アルスレッドの「本気の恋」のお話し。シグリドとファランのラブラブシーンもあります♡

    『冬に愛(お)しむ』……ファランとシグリドの別れの物語。これが「最果ての、その先に」の本当の最終章です。

    『春に偲(しの)ぶ』……ファランとシグリドの息子、ファレルの少年時代と、その後の物語。次の世代へとつなぐプロローグでもあります。


    2019年の夏に最愛の父が亡くなり、それ以来、執筆できない状態が長く続いていました。新作『静寂(しじま)の闇に』の更新もストップしたままで、このままではいけないと思いつつ、空想の世界に心をとばすことが出来ず、現実世界に留まり続け……エッセイと現代ドラマはなんとか書いていましたが、昨年末に母が亡くなって以来、カクヨムからは距離を置いていました。

    こうして久々にコメントを頂くと、「私の作品を楽しんで下さる方がいらっしゃるんだ。新しい作品も生み出さないと!」と気力が湧いてきます。本当にありがとうございます。

    編集済

  • 編集済

    ロスタル、「すごい恋敵ムーブしてるな」と思いながら見ていたのですが、好き寄りのキャラです。
    なんだかんだいって彼女を護っていたのは彼ですし。
    ザシュア周りの関係性なんか、好きです。エスキルはいい役割をもらえたと感じました。
    世界観設定もrpgが作れそうなくらい作り込んであって、すごいと思います。

    作者からの返信

    応援コメント、ありがとうございます。

    この作品、なぜか主人公のシグリドより、脇役キャラの方が読者さまから「好き」と言って頂けることが多いんです。悪役になり切れないロスタルとエスキルでしたが、好意的な感情を持って頂けたようで嬉しいです。

    世界設定、ややこしくなかったでしょうか? ゲームやラノベに詳しくないので現在のRPGの世界観というのがピンとこないのですが、「作り込んである」とのお言葉に、「ややこしいものをたくさん放り込んでおいて良かった!」と安堵しました。

    この後、脇役キャラ達の恋模様を描いた短編が続きます。お時間のある時にまたお越し下さいね。

  • 大変遅ればせながら、完結おめでとうございます!
    怒涛のクライマックスからの、余韻あるラストシーン、とても素敵でした……!
    エピローグの、ロスタルと少年の会話のシーンでは、感動で目が潤みました。
    この、長く複雑で起伏に富んだ、壮大なストーリーを、長い時間をかけて美しく完結させたこと、尊敬します。
    ファランの可憐さ、清らかさ、シグリドの激しさ、誇り高さ、ザシュアの妖しさ、哀れさ。
    優しさや残酷さ、愛や執着、悲しみや怒り……いろんなものを詰め込んだ濃厚なドラマに圧倒されました。
    海外ファンタジーのような本格的な世界観の中で繰り広げられる、清らかで気高い愛の物語に、心が洗われました。
    ほとんど活動しなかったカクヨムで、たまたまこの作品と出会えたのは、本当に幸運でした。
    素敵な物語をありがとうございました!

    作者からの返信

    本編の最終章までお付き合い頂きましてありがとうございます。
    冬木さんの『恋人の石』や『樹林の見た夢』のような作品が書きたい!と常に思っている私としては「こんなにもほめて頂いて良いの!?」と恥かしくなるほどのお言葉が並んだコメントに、うるうるしております。


    本編では書き切れなかった内容を短編として書きました。お時間のよろしい時にお読み頂ければ嬉しいです↓

    『夏に想う』……「レティシアの政略結婚」のお話しです。フォロワーさまからの質問にお答えする物語として書きました。
    『秋に惑う』……作者のお気に入り、アルスレッドの「本気の恋」のお話し。
    『冬に愛(お)しむ』……ファランとシグリドの別れの物語。これが「最果ての、その先に」の本当の最終章です。
    『春に偲(しの)ぶ』……ファランとシグリドの息子、ファレルの少年時代とその後の物語。次の世代へとつなぐプロローグでもあります。

    冬木さんの作品、カクヨムではもう読めないのかなあ、と思いながら、冬木さんの個人小説サイトにも秘かにお邪魔してます♡

  • ついに、本編を読み終わってしまいました。
    素晴らしかったです!

    登場人物のすべてに深みがあり、物語があり、分かりやすいハッピーエンドを迎えた率は低いのに、どこかにちいさなともしびがある。

    壮大な物語の最後は、個人的には、この余韻の残るエピソードが、ぴた、と来ました。

    これからゆっくり、短編を楽しませて頂きます。
    素敵な作品をありがとうございました。

    作者からの返信

    長くて登場人物も多いややこしい作品に最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございます。

    終章は、ロスタルの魂の救済、そしてファランの忘れ形見であるファレルが歩む未来につながるお話です。余韻の残るエピソードと言って頂けて感無量です。

    作中、多くの登場人物の命を奪ってしまいました……ハッピーエンド率の低い恋人たち、多かったなぁ(汗)

  • 悲しみの世界の果てで待っている 愛しき者よ、お前は生きよ

     あくまで、第一部終了時に詠んだ歌だったのですが。
     全編を読み終えた今、手前味噌ながら「本当に、そういう話だったんだなぁ……」と感慨に浸っています。
     長期の連載、お疲れ様でした。

     登場したときには嫌な奴だと思ったのに、エスキルが、思いの外な方向に育ったキャラで印象深いです。

    作者からの返信

    長い間お付き合い頂きましてありがとうございました。

    卯月さんの歌を拝見した時、「うわ〜ピッタリ!」と思ったことを覚えています。

    意外にもエスキルにお褒めの言葉をいただけるとは……嫌なヤツでしょ〜(笑) でもそれは愛情に飢えていたからなんです。可哀想な子なんですよ、彼は。終章でエスキルとザシュアの物語が「悲恋」となって伝えられている事で供養になったと思います。

    最近、「おかしな話」を読ませて頂いてます。これってある意味、挑戦ですよね。140字かあ……私には無理だぁ!

  •  ついに、ついに、完結してしまいました……!
     更新されてわりとすぐに気づいたのですが、忙しくてバタバタしていたのと、「終章」の文字に「これは、今すぐ、ちゃちゃっと読むべきものではない!」とエピソードタイトルだけ見て、時間が取れるまで大事にとっておきました(そしたら、短編が出ていて焦った)。

     あれ、ファラン出てこないな……。えっと、この子は…………息子、だよね?
     という感じで読み始めたのですが、まさか亡くなっていたとは……。
     ショックでした。この終章がイヤ、というわけではなく、ただ、もう一度、当たり前のようにファランに逢えると思っていたので、「え……」と呆然とした、という感じです。

     ぐっときたのが、シグリドの行動。ファランの怪我に気づいたときにも思いましたが、大人ですね。第一部の十七歳の少年のイメージがどうしても抜けきれなくて(すみません)、ときどき、彼の言動にはっとします。主役なのに、強いのに、派手に目立つことがあまりない(気がする)シグリド。でも、確実に立派な人物になったんだな、と思いました。
     彼のお陰で、決して救われることがないと思えたロスタルが解放された感じがします。この終章は、まったくの予想外で、凄く良かったです! この物語の終章として、これ以上素晴らしいものはないと思います。
     ファランが亡くなっていることは悲しい出来事でしたが、ただ「最果て」の地に行っただけ。ほんの少しの間、シグリドを待っているだけ。もともと、この物語は「最果て」がひとつのキーワードなのだから、「死」は終焉でも絶望でもない、そんな気がしてきました。

     この長く素晴らしい物語をくださった由海さんに、感謝します。
     どうもありがとうございました。お疲れ様でした。

    追伸:
     レティシアのお相手がタイース! あたりました!
     ところで、アルスレッドは誰と結婚したのでしょうか。

    作者からの返信

    長い間、応援コメントをお書き頂きあちがとうございました。

    主人公がすでに亡くなってしまっている終章で良いのか? とも思いましたが、ファランは可憐なままで消えてしまう方が妖精みたいで良いかなぁ、と。

    シグリドは17歳で死ぬはずだったところをファランに救われた。なので、それ以降の人生は彼女のためにあったようなものです。色々な人に支えられて大人の男になって、左手を失ったファランを支えなきゃ、と思ったんでしょうね。元暗殺者だった彼が、立派な人間になったと言ってもらえて、嬉しい限りです。

    ロスタルの処分が一番悩みました。彼だけが救いがないのはあまりにも可哀想なので。

    タイースの件、実は静流さんに以前指摘された時、ドキっとしたんです。当たってたから(汗) アルスレッドに普通の結婚生活が出来るかどうか……彼の場合、そこが問題だと思います。 

    編集済