面白さの「原点」 ~正直になってみるのも悪くない~

こんにちは、埴輪です!


何気なく契約した「hulu」でアニメやら映画やらをぼちぼち楽しんでいる私ですが、本日『魔導王グランゾート』(全41話)を見終わりました!


幼い頃、私はこの作品がとにかく好きで、レンタルビデオ店へ行く度に借りては、最後まで見終わったら最初から……と、エンドレスに楽しんでおりました。


何がそこまで私を惹きつけていたのか……そんな「原点」を探りたいという下心もあって見直したのですが、ストーリーらしいストーリーを何一つ覚えていなかったことには驚きました!(主題歌やキャラクターは覚えていましたが……!)


──幼い私は何を見て、何を面白いと感じていたのか。


今から30年前……1989年に放映されていたアニメだと思えば無理もないことかもしれませんが、逆に「○○だから面白い」と理由を説明できるようなものではない、より感覚的な、「理屈ではない面白さ」に惹かれていたのかもしれません。


もちろん、本作を大人の目、あるいは作家の目を通してみると気になる点は無数にありますが、それでも大好きな作品であることに変わりはなく、そう思える作品に出会えたということが、とても幸せなことだったのではないかと思います!


私は本作の人気がどれほどのもので、また、作品としての評価がどうだったのかも全く知りませんし、本作の面白さについて誰かと語り合ったこともありません。


ただ、面白かったからこそ飽きることなく何度も見ていたわけで、また、その面白さを説明できないからといって、何か不都合があるわけでもありません。


その一方で、現代は自分の考えを自由に発信し、共有できる場がある故に、「説明できる面白さ」(共感)の需要が高まっているのではないかと思います。


どんな作品もそれを味わっている時間が楽しいのであって、作品を通じて何を思ったかをまとめ、発信することは、作品とはまた別の楽しさだと思います。


楽しく語り合いたいがために、語り合いやすい作品を面白いと評価する……そんな本末転倒なことが起きてはいまいかと、ふと考えてしまう私がいます。


どんな作品も、感じ方は人それぞれです。

ただ、それでは共感して貰えないからと、自分が感じたことを押し殺し、ありふれた、共感されやすい言葉を選んでしまうこともあるのではないかと思います。


別に自分の感じたことをいつも正直に発信する必要はないと思いますが、共感されることが楽しくなってしまう余り、自分の気持ちを忘れてしまうことがないよう、時々は正直になってみるのも悪くないと思います!(正直になって、それが分かるという人が現れれば本当の共感だと思いますし、たとえ分かるという人が現れなくくても構わない……それが、本当の気持ちだろうと思います)


──ちなみに。


本作の主題歌は『光の戦士たち』。

どうやら、私はFF14を始める前から「ヒカセン」だったようです!

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