「脳が働いていませんね」~嘘のような本当の話~ ※追記あり

こんばんは、埴輪です!


『FFしてる時は元気なのに、仕事になると体調悪くなるのはなんでだろう?』


……そんな呟きを見て、ふと思い出したエピソードが一つ。


それは、私が某ゲーム会社でテスターをしていた頃のお話です。

当時の私は体の調子がいまいちで、「不整脈かも?」と思って病院に行ったところ、「謎の検査装置」を身につけたまま、一日を過ごすことになりました。

その結果、若干の不整脈があるような、ないような……いまいちパッとしないデータが取れたのですが、ハッキリと分かったこともありました。


「脳が働いていませんね」


……先生がグラフを指し示しながら説明してくれたところによると、朝の目覚めと共に働き出した私の脳は、家を出てから会社に到着するまでに活動が鈍り、仕事の開始と共に眠りについてたようです。


「ただ、この時間からは働いてるんですよね」


……続く先生の指摘によると、私の脳は仕事が終わると共に活動を再開し、最も活発に動いている時間帯は、私がFF11をプレイしている時間帯と一致していました。


この結果を受け、私は別の仕事を探そうと決意しました。


……とまぁ、仕事中に脳が働いていないことには驚きでしたが、私はむしろFF11……ゲーム中に脳が働いている点に注目して頂きたいと思います!


私が最近読んだ本にも、ゲーム中は脳が働かない的なことが書いてありましたが、それはゲームの種類や遊び方によっても異なると思いますし、少なくとも、私はオンラインゲーム中に脳が働いてたことは、すでにお話させて頂いた通りです!


いずれにしても、体は正直なもので、体調が悪いということは、何らかの問題が発生していることは間違いなく、それを意志の力でどうにかすることはできません。


また、体調が悪いうちが華……もし体が不調を訴えることを諦めてしまったら、その先に待つものは決して幸せと呼べるものではないと思います。


ですから、冒頭のような「○○をしている時は元気なのに、○○すると体調が悪くなる」というような自覚症状がある時は、なぜそうなってしまうのかを考えてみることが、何よりの第一歩なのではないかと思います!


-追記-


改めて見直すと、「仕事もゲームじゃないか!」という大きな矛盾を抱えていることに気付きましたので、補足させて頂きます!(ときさん、ありがとう!)


私は某ゲーム会社でテスターをしていたのは事実なのですが、テストしていたのはホームページやシステム回りといった「ゲーム以外のこと」でした。


当時、テスターはゲームタイトルごとに招集され、テストの終了と共に解散するというのが一般的だったのですが、私がテストする対象はゲームタイトルに依らないものだったので、常勤という形で毎日会社に行っておりました。


そのため、「本日の仕事は特にありません」という嘘のような事態が発生することも珍しくなく、かといって何か仕事が入るかもしれない、バグが見つかるかもしれないということで帰ることもできず、もう何十回も見たウェブサイトを巡回して一日を過ごすこともありました。


……何と楽な仕事だろうと思われるかもしれませんが、私は何よりもこの「やることがない」という状況が堪えたようで、脳が働かなくなったのだろうと思います。


それでもと、自分を奮い立たせてバグ発見に努めましたが、「それは仕様です」と突き返される「暖簾に腕押し」感覚も、その一因だと言えるかもしれません。


つまり、仕事において「遣り甲斐」というものがいかに大切なことか……!

ただ、遣り甲斐があるからこそ、壊れてしまうほど体を酷使しまうこともあり、それで本望とすら思ってしまうのは、何とも皮肉なものです。


いずれにせよ、自身からのSOSを見逃さないよう、日々気をつけたいものです!

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