42日目 ~ジャンルの設定って難しい~
こんばんは、埴輪です!
何だかんだで迫ってきた「第2回カクヨム小説コンテスト」。
私も参加予定ですが、問題なのは「どの部門に応募するか?」ということ。
「ホラー部門」「ドラマ・ミステリー部門」「ラブコメ部門」「恋愛部門」「SF部門」「現代ファンタジー部門」「異世界ファンタジー部門」
……このどれかに応募することなりますが、ここまで部門が分かれているコンテストも珍しいのではないかと思います。
この場合、自分の得意ジャンルで勝負できるメリットや、部門の分散による競争率の低下というメリットがある一方で、「自分の作品はどの部門こそ相応しいのか?」を考え、適切に応募しなければならないというデメリット……というより、コンテストの応募に当たっての重要事項が追加されます。
これは作品のジャンルが明確ならいいのですが……例えば「ホラー要素のあるブコメ」とか、「恋愛ファンタジー」みたいな作品の場合、どちらに応募した方がいいのか頭を悩ませることになると思います!
私が応募する予定の作品も、「SF要素のある現代ファンタジー」なので、果たしてどちらに応募した方がいいものか……!
しかも、本コンテストは部門によって審査を担当する出版社も異なるため、部門の選択を誤ってしまうと、「読者選考」を突破しても出版社の選考では歯牙にも掛けられない……何てこともあるかもしれません。
……ただ、この点に文句を言っても仕方が無く、できることといえば、これらの要素をプラスに捉えることしかないと思います!
実際「どの部門に応募するべきか?」という問いかけは、自分の作品を改めて見つめ直す良い機会ではないかと思うのです。
二つのジャンルを股にかける作品の場合でも、作品を楽しめるのはどっちのジャンルの読者なのかと考えることはとても重要で、厳しい言い方をすれば、そこで明確な答えが出てこない場合、読者という視点が抜け落ちていると言わざるを得ません。
ジャンルの枠に囚われない作品……という言い方もできますが、作品がそうであっても、読み手がジャンルの枠に囚われない作品を望んでいるかは別問題です。
また、どちらのジャンルでも戦える、楽しんで貰えるという自信があるなら……部
門を審査する出版者で決めるのも良いと思います!
……ここでちょいと話は脱線しますが、本コンテストの場合、作品はもとより、それ以外のことも、応募する部門を選ぶための判断基準になると思います。
先に挙げた部門を審査する出版者もそうですし、それ以上に応募される作品数……早い話が、競争率も部門によって大きく異なるはずです。
それは読者選考の時に読まれる確率、おすすめレビューの数にも大きな影響を与えるはずで、人気のある部門では★三桁が読者選考突破のラインなのに対し、人気のない部門では★二桁で十分……そんなことになるのはまず間違いないと思います。
実際はどうなるか分かりませんが、本コンテストの場合、途中経過である読者選考が目に見えるので、最初は敢えて様子見、いけそうな部門に満を持して作品を応募する……というのも、一つのテクニックとしてはありだと思います。
いやいや、スタートダッシュこそ命……という人は、初日に全話を投稿するでしょうし、露出度を上げるなら連載方式でしょと、小出しにする人もいると思います。
……こうした駆け引きが通用するのも、本コンテストの大きな特徴だと思います!
それが良い、悪いかは別にして、そうしたコンテストであるということを十分考慮した上で、そもそも参加するのかどうかも含めて、考える必要があると思います!
……と、大きく話が脱線しましたが、何よりも作品が面白くなければ始まりません。
そして、このジャンルが好きな読者なら作品を読んでくれるに違いないという観点から応募する部門を選ぶことは、最重要事項だとも思います!
私も考え中ですが……今は「現代ファンタジー部門」で応募予定です!
それは、「SF部門」が「本格SF作品」による戦いになるだろうと思うからです。
そう考えると、私が応募する予定の作品はSF要素が肝ではなく演出であること、その仕組みが限りなく魔法的であることから、本作を「SF」として投稿した場合、本格SFを求める読者には受け入れられないだろう……というのが私の判断です!
……うん、こうして言葉にしてみると、ますます「現代ファンタジー」が相応しい感じがしてきた!
このように、自分の作品のジャンルは何なのかを考えることは、作品をどれだけ理解しているかというセルフチェックになりますので、執筆前、執筆中、完成済み……どのタイミングでも、一度考えてみることをお勧めします!
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