★★★ Excellent!!! まじりあう。 にゃんしー ライトノベルとハードボイルド。 明るいノリと暗いコンテンツ。 相反するものがまじりあっている感じが 作品に独特の熱量を与えていて、 特に後半、わくわくしました。 あるいは、一端から一端への遷移、と呼んだほうが 正確なのかもしれませんが。 時間軸に沿って推移するそれは、 しかし予告されたように世界の終わりに行きつくことはなく、 むしろ終結部の余韻は果てをはみ出して その向こうの世界に繋がるものであるように思いました。 決して希望があるわけではないけれど、 暗がりのなかにぼんやりと浮かぶあかりを示してくれるような、 そんな小説でした。 レビューいいね! 1 2019年1月17日 16:39