小気味好い文体と個性的なキャラクターで心地よい作風

まだ一話目しか読んでいませんが、率直な感想を。

何よりも文章に無駄がないので、トントンと読み進められます。
かといって手を抜いているわけではなく、書くべき部分はしっかりと書いているので申し分ありません。

そして有象先生のキャラクターの濃さ、独特さが作品の要になっていると言っても過言ではないでしょう。
癖があるけど憎めない、先生の溌剌とした性格も相まって、愉快さを増しています。

気になった部分は、地の文の改行が少なく視覚的に読みづらくさせていることと、
読点が多すぎるのではないか、という二点です。

改行に関しては、媒体が媒体なだけにデジタル端末で読むため、
文章が詰めて書かれている部分に目の疲れを感じる部分もありました。

読点に関しては書き手の感性に依っていたり、文章のリズム感を出したりするものなので、
「この方が良い」とは一概に言えませんが、参考にして頂ければ幸いです。

では引き続き、作品を拝読させて頂きます。
長くなりましたが、失礼いたしました。

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