彼女の親友

昨日彼女からメールが来た。内容は「明日の朝一緒に行きませんか?」と言う文に顔文字の?がついた文で送られてきた。僕は迷わず「いいよー!」と送ってしまったが...今考えると馬鹿なことをしたなと後悔してる。その時はまだ朝ぐらい男の子になるわけないよね...なんて思いながらおくってしまったけど今、僕の隣にいるのは咲の姿をした雪。体は全く一緒だから可愛いけどピアスしてるし、それにがに股で歩いてるしどことなく男だなって思うし話せないし...あー!もー!

「なんで咲じゃないんだ!っておもったでしょ?」

あぁそーだよそーおもったよ!でもね!いくら中身が雪くんでも体は咲ちゃんだから文句言うと罪悪感がすごいんだよ!!!!!

「う、ううん?そんなこと思ってないけど?」

僕は作り笑いをしながら言った

雪は楽しそーに笑いながら(そんなとこも咲ちゃんだからかわいいんだけどね)

「めっちゃ怒ってんのばればれ〜」

と言った

はぁ〜ほんと僕の高校生活台無しだよ...

可愛いからいいけどね!?

「あっ咲〜!じゃなかったあなたは〜雪?」

正面から走ってきたのはちょっと背が小さめなツインテールの女の子とても幼稚な感じの子が走ってきた

「おー愛優おはー」

妹?かな?いや妹なんていなかったはず、んーじゃーだれだ?

僕がぽかーんとしていると愛優と言う女の子はくすっと笑って言った

「私は咲ちゃんと同じ歳で親友のの光里愛優です!咲ちゃんのことはこれでも誰よりもわかってるつもり!」

同い年!?この子が!?

もう何も信じられなくなってきた...

「あなたは咲ちゃんの彼氏さん?だよね?」

「うん。そうだよ。」

「ほうほう!この人がうわさの〜」

「うわさ?」

「そ!咲ちゃんがこのまえ―」

「それ以上はだめ!!!!」

今度は本物の咲ちゃんが愛優を止めた

なんだったんだろ...

「あれ?咲ちゃんかわっちゃったの〜?」

「かわったよ!雪くん優しいからタイミングよくだよ!!!」

うーんとなんだか仲がいいんだな..

でも今度からこの子に聞けばなんとかなるかも!いいこそうだし!

まぁこんな感じで僕の騒がしい朝が終わった。

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ワケあり彼女の付き合い方 杏珠 @nae

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