彼女の秘密
な、何を話せばいいか全くわかんない!
こーゆーときどうすれば!?
ま、まぁとにかく話そう...。名前聞いてなかったな...よし。
「あ、あの...名前聞いてなかったですよね...?」
すると彼女はすごくびっくりした顔をして
「へぇーまだ僕の名前知らないで彼氏やってたんだぁ〜」
ニヤリと笑いながら言った彼女は告白してきた時と全くの別人に見えた
「へ?」
「だーかーらーそんなヘタレが僕の彼氏面して欲しくないな〜っていったのー。わかんない?」
ポカンと口が空いたままだった僕は慌てて彼女に聞いた
「えっとあ、あなたは誰ですか...?」
「あぁ僕?僕この子咲のもうひとりの人格、雪。よろしくね?ヘタレな彼氏さんっ♪」
あぁ...僕ってほんとに女の子に運がないなぁ...
最悪だ...。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「えっと...宮野咲さんは二重人格で片方が宮野雪さんで二人とも全く性格が似てない...。と。」
正直全くわからん何がどうなってるんだ!?
てゆーか
「あなたは男なんですか!?」
「ん?だからそーだって言ってんじゃんか」
最悪...最悪だ。何が楽しくて男と付き合わなきゃいけないんだよーーーー!
僕なにか悪いことしました!?
「はぁ...じゃあもしかして最近ボコボコになってる不良が結構いるのって...」
「あぁ僕だよ?」
しかもめっちゃ強いやつー!
もう僕の高校生活終わった...。
「まぁ僕が出てこられるのはこのイヤリングつけてる時だけだしあいつも僕のこと知ってるみたいだから一応あんたにも伝えとかなきゃなーと思ったみたいだよ?あいつ。」
咲ちゃんは可愛いんだなぁ...
「そんじゃまー戻りますか。」
そういった彼はイヤリングをとった。
すると何事も無かったように彼女が言った。
「あっえっと...こんにちは!あの...雪からも聞きました?」
「うん。聞いたよ。」
「引き...ますよね?二重人格な上、もう片方が男の子なんて...嫌いに...なりました?」
涙目になりながら聞いてくる彼女を無視して断る...わけない僕は笑顔で
「ううん。よろしくね咲ちゃん!」
と言った。
彼女はすごく可愛い笑顔でありがとうございますっ!と言って涙を吹いていた。
そういえば周のやつあってたな...。
まっいっか。
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