昼休み

昼休み

僕はいつも自分で作っているお弁当をもち、友達と屋上で食べるのが日課。学校の中でもこの時間は結構好きで楽しい時間だと思っている。

「そーいえばっ!朝見たぜ〜?秋ぃ〜」

僕の友達は顔はかっこいいのに中身があれで...もてないタイプ。名前は周。

「?なにを?」

「あれだよ〜あ〜れ!こ、く、は、く♪」

「なっ!?」

嘘だろ...見られてたの...恥ずかしいんだけど...

「なぁーに赤くなってんだよ〜!あ〜あお前に先こされるとはなぁ〜」

「顔はイケメンなんだからお前もすぐできんだろ〜」

「顔は!?はってなに!?ひどいなぁもーお父さんはそんな子に育てた覚えはありませんっ!」

何を言ってるんだか.....まぁいつものことだしやなわけじゃないけど...

「はいはい」

周はつれないな〜と言ってため息を着いた

「あっそーだ僕さ、放課後一緒に帰ろうって言われたんだけどさ...どうしよう...」

「それ俺に聞く!?ま、まぁ?そーゆーのは積極的に?手とかつないじゃったりすればいいんじゃね?」

あーそーだこいつ付き合ったこととかないんだった。

「うん。聞いた俺が馬鹿だったごめん。」

「えぇ!?ひどくね!?せっかく教えてやったのにー」

キーンコーンカーンコーン

あっ昼休みもう終わるじゃん教室戻ろ。

「あっおいっ!置いてくなよ〜」

〜〜〜〜〜〜〜〜

授業中

ねむ...先生の声が子守唄みたいで睡魔が襲ってくるよ〜

コンっ

眠くて机に伏せているとなにやらぐちゃぐちゃにされた紙が飛んできた。

飛ばされた方を見ると周が口パクでひ、ら、い、てといっていたので丁寧に剥がしてみた。

書かれていたのは

「さっき、ずっと考えてたんだけどお前の彼女の顔どっかで見たことあったんだよね〜そんで、さっき思い出したの!あの子校内で噂になってる不良を倒したって言う超強い女の子だよ!俺の目に間違いはないっ! イケメンな周より」

不良を倒した?超強い?あの子が?

いやいやいやありえんありえん。

だってめっちゃふわふわしてたよ!?花飛んでたよ!?なんかの間違いだようん。

僕はノートの端っこを切って

「んなわけねーだろばーか」

と書いて周に投げた。

でも周の噂結構ほんとだったりするんだよな...

放課後...聞いてみよ。

〜〜〜〜〜〜〜

放課後

うっわぁめっちゃ緊張する...

えっと...1年生の下駄箱前だっけ...いるかな...?

ゆっくり歩いていくと1人下駄箱に寄りかかっている人がいた。

あの子だ...。よしっ!頑張るんだ僕っ!

「ご、ごめん遅くなっちゃって...」

彼女は笑顔で

「ううん!いいの!じゃ、じゃあ行こうか...!」

か、可愛い...。こんな子が不良なんかあるわけないじゃん...。で、でも一応聞いてみようかな。

この時の僕はまだわかってなかった。

既に彼女が変わっていることを...

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