本が苦手な子供
児童文学作家の座談会で本を読む子供達へメッセージを贈られています。
「自分の好きな本はあるはず。あきらめないで探してみて。」
「児童書は年齢のグレードが書かれていることが多いですが、それ以上じゃないと読んじゃいけないということはない。もっと何でも読んでほしい。」
元々本好きな子供なら「あきらめないで」と言わなくともどんどん好きな本を探して読むものです。
また、そんな子供は、グレードの高い本に食指が動くのは自然なことです。
親も鼻の高い事でしょう。
むしろ活字の本を好まない子供が、どの様な工夫で読書するようになるのかに目を向けてほしい。
私が小学5年生だった頃、本屋さんで字が大きく挿絵も多い物語を手に取ろうとしますと母が「年下の子が読む本じゃなくて6年生に合った本を選びなさい」と言われてしまいます。
私のこの経験が、本好きになるきっかけを遅らせて仕舞いました。
子供が本好きではなさそうなら、親はその子の年齢より下げた学年の本から読み始める様、子供に薦めて欲しいと思っています。
それでも興味を示さなければ、子供に絵本を読むように、大人が読んでやるところから始めることも必要でしょう。
幼児の頃に読書体験がない小学生や中学生は、読書の思い出がないので、本にどう接すれば良いのか分からない。まず赤ちゃんに接するように、絵を見せながら読み聞かせから始めなければいけないのかもしれません。
大人のためにさえ古典・名作の朗読テープが販売されているくらいです。
それなら勉強以外の楽しい読書を経験したことがない高校生・大学生にも、読み聞かせは第一歩になるかもしれません。
それをきっかけに、どんなに字が大きく挿絵がたくさんある本でも、子供が字を拾って読み進め、ストーリーを想像し、面白さを感じる事が出来るようになれば、活字の本の世界を知ることになります。
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