テレビドラマで思い出す本棚の古い本。書店で購入する本の決め方は最初の1ページ
2013年にテレビ放送された
『オリンピックの身代金』(原作『オリンピックの身代金』奥田英朗著)のドラマは、私にかつて読んだ藤原伊織著『テロリストのパラソル』の本を思い出させました。
『オリンピックの身代金』と『テロリストのパラソル』の共通点は、東大生・爆発事件。
1964年開催の東京オリンピックは小学校の時にテレビで見ましたし、1969年~1970年中学生の頃、ゲバ棒を持った姿の学生運動もテレビで見ていました。
ドラマ放送後『オリンピックの身代金』の文庫本を買い求め興味深く読んだものです。
『テロリストのパラソル』のあらすじと感想は後のエピソードにしています。
2014年には古典になる本を思い出すドラマが 放送されました。
『ロンググッドバイ』(レイモンド・チャンドラー)
古典となるハードボイルド小説です。『長いお別れ』を持ちますが、『ロンググッドバイ』の背表紙で真新しい文庫が本屋さんにありました。違った訳で新鮮味がありそうだったので早速、買い求めました。
後になって、訳者が「村上春樹」と気付いてビックリ!
同じ本が、タイトルを変えて二冊あります。
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』も訳されています。
『ライ麦畑でつかまえて』(1979年)を持ちますが
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の真新しい表紙だったので買うと…村上春樹訳だった。
これもタイトルこそ違え、同じ本が2冊あります。ところが村上春樹の著書は一冊も持ちません!?
以前、読んだ事はありますが…、投げ出してしまいました。
何でも読む“読書家”ではないので、いつも、きっかけが要ります。
目的もなくふらふら書店に出掛けるのは好きです。面白そうな本を手に取っては、1ページ目を読んで興味を惹かれれば買い求めます。書き始めの文章が私にはとっても大事になります。
『オデッサ・ファイル』(フレデリック・フォーサイス)…書き出しが「ケネディ大統領が暗殺された時刻、自分がどこで何をしていたかを鮮明に記憶している人は多い。」と書かれていたのが、きっかけです。
当時さすがに、まだ小学生。
友達の家で遊んでいる最中、“ケネディ大統領”がラジオで盛んに連呼されていたのを覚えています。
この懐かしい風景を、書き出しの文章で思い出し、迷い無く買ってしまったのでした。
ホロコーストを主導したナチス隊員幹部が戦後、秘密地下組織『オデッサ』を作ります。その組織員名簿が『オデッサファイル』です。
『ライトニング』(ディーン・R・クーンツ)は、主人公の生年と月が私と同じだったので、主人公になったつもりで読みました。
『9ミリの挽歌』(ロブ・ライアン)は、新聞の書評が良かったので買いました。男同士の友情が、胸にしみます。
ハードボイルドを読むきっかけを作ってくれた大事な本です。
読み出したら のめり込むので 家事をしながら…なんて器用な事は出来ません。
とても難儀します。
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