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相変わらず凄まじくリアルな人間描写……
まだ若くて今ほどプライドの処理の上手くなかった吉谷女史が、頭ごなしに否定されたと思って反論する姿が目に浮かぶようです。
完璧に見える人の意外な人間味も、すごく自然に腑に落ちます。
……なるほど、こういうやり取りにおいても巧みに実体験を織り込んでいるからこそ深い含蓄があるんですね。
作者からの返信
恐れ多いコメントをありがとうございます。人間描写がリアルだなんてお言葉をいただいて、舞い上がっておりますm(≧▽≦)m
「実体験」がにじみ出ておりましたでしょうか^^;;実はご指摘の通りで、その昔にオジサン数人(いずれもダンディではない)と飲んでいた時に作中と似たような話になり、オジサン一同からは「アンタそれ虫が良すぎるよ」というようなことを言われ、「男は結婚してもたいして生活が変わるわけじゃなし云々」と議論になり、最後はき~( `ー´)ノと怒りまくったことがあります(書いてる本人は吉谷女史より相当レベルが低いので…m(_ _)m)
ダンディじゃないオジサン共は、「機嫌が悪いのは飲みが足りないからだ!ほら飲め~!」と焼酎だかなんだかをじゃんじゃん注文してくれて、最後はみんなで飲んだくれ…。事実は小説よりみっともなくてすみませんm(_ _;;)m
日垣さんのセリフ、最もだと思いました。大人です!
結婚して十五年でも一緒に暮らしたのは半分もない、というところに、この職業の大変さがうかがえます(>_<)
中には、孤独になったりヤサグレちゃう人もいるのでは……?(^^;;
そう思うと、日垣さんが、苦労を見せず、悟った大人で良かったと改めて思いました。
「重要な仕事を担う多忙なポストからは既婚女性を原則除外するという不文律があった」
いつ何が起こっても即対応しないとならないから、吉谷さんほどの人でも、女性が専門官を続けるには難しいのが切ないですね。
女性初の専門官なら重宝されただろうし、女性職員の憧れだったでしょうね。
もったいないけど、家庭も持ちたいだろうし……当時の吉谷さんは、相当悩まれたのでしょう。
作者からの返信
「選択しないではいられない」という主旨のセリフは、その昔、職場の面々と飲んでいた時に、男性職員からリアルで言われた言葉です。私は聞き分けが悪いほうなので、アルコールをきゅーっと飲んで怒っておりましたm(_ _)m今になって、その人の意見にやっと同意しつつネタに拝借しているという…^^;;;
幹部自衛官は数年おきに全国転勤なので、子供が私立中学に入ってしまうと皆さん単身赴任になってしまいます。たまーに、赴任先でよろしくないご関係を作ってしまうケースもあるようで…^^;;;
今は職場でそのテの「不文律」があったりするといろいろ揉めそうですが、出世に有利で忙しい部署に「定時上がりの人」がいると周囲にしわ寄せが行ってしまい、人間関係が悪くなるという問題もあるようです。みんなで仲良く働くのは、いつの世も難しそうです。
吉谷さんがプライベートな相談相手に、日垣さんを選んだのは分かる気がします。
作者からの返信
ありがたいお言葉、嬉しいです~m(≧▽≦)m
同性同士で相談事を話すのは気楽ですが、男女の間となると、相談相手を間違えると後々たいへんなことになっちゃいますもんね^^;特に、凡庸なおじさんは勘違いしやすいから…^^;;;;;