まったり系のほのぼのストーリーなんだけど、ピリッとしたところもあって、予想を微妙に裏切られる楽しい展開でした。
巫女さんが神様を引っ張っていくのは、他の作品にもありそうだけど、最初から切羽詰まってる設定って珍しいんじゃないかな? そのおかげで、ストーリーに張りが出てサクサクと時間が進んでるね。
これが読みやすい要因になってるって感じた。
キャラクターは特徴を突き抜けさせてて、わかりやすさと馴染みやすさが一緒になってる。触れてて楽しいって感じる理由の一つはこれだと思う。キャラクターが生き生きしてるもの。
最大の見所は先が読みにくいストーリーだと思ったんだ。全体的にふんわりしてる雰囲気なのに、関わり合う人が皆ちょっとズレてるし、設定上ゆっくりもしてられないから、ドタバタ感が強調されてる。蘇芳さんの性格も一役買って、あっちにいったりこっちにいったり。読んでいて飽きさせない魅力があるよね。
読み始めると続きが気になっちゃって、結局全部読んじゃう感じかな。
でも、この先どうなるんだろ?
2人は上手にできるのかな?
すぐに終わりが来ちゃっても不思議じゃない所に、ドキドキする。
ふんわりしてるのに常にピンチ、崖っぷちなのにまったりコメディ。
そんなコミカルで楽しいお話です!