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>ヴィルヘルミナは助走をつけてマテルの頬を打った。
・・・えっ!? マテル死んだ!? と思ったのは私だけではありますまい。
これ救済かなぁ・・・幸せな今が過去の痛みを中和するっていうのは、本当に痛い思いをしたことのない人の幻想ですよ、生き物全般の構造上。ただ、この先ずっと彼等がここに留まるしかないのなら、こっちの方がずっといいですね。
作者からの返信
口の中切ったけど、生きてました!
もちろん、過去が変わることも、痛みがなくなることもありませんよ。
中和なんてできるはずないです。
そこは一部でのスタンスと同じで、ただ遠ざかることができるだけです。
今回、アラリドがあのようにしたのは、あくまでもこれからを生きていくフギン自身の気持ちの整理のためです。死者は不変の存在ですので、正しい生命のサイクルに戻す以外に救いはないです。
この死者の国に住まう魂たちが少しでも救われて、何かが変わるといいなと思います。そしてフギンのやるべきこと、これはやはりムニンの役割の代行かしらん。
作者からの返信
フギンがそれをやるためにはもうひとつピースが必要ですね。次の話と番外編であるべきところに納まると思います。